年初から今年の投資計画について検討を
進めてきました。
10cmクラスの屈折鏡筒を買う気満々で、
FC-100DZ,BORG-90FL,Skywatcher ESPRIT100ED,
KOWA PROMINAR 500mmなどなどを物色。
後もう少しでFRA600が出そうだしとか・・・
もう8割方購入する気でおりました。
(こういうの検討しているときが一番楽しいですね)
しかし、2週間ほどあれやこれやと楽しく悩んだところで、
たまたま見た星見屋さんのHPであるものを見て、
ふと俺のGHOSTが囁きます
本当にそれでいいのか?その前に
DOBでまだやることがあるんじゃないのか?
ということで、再び悩んだ末、屈折計画は後ろ髪引かれる
思いで取りやめ、星見屋さんにブツを発注、本日届きました。
買ってしまったものはこれです。
Ackermann 2インチコマコレクター・レデューサー×0.73
なんとこれ1個の値段でFRA400が買えます・・・・。
小さいですが、4枚レンズでずっしり重いです。
0.73倍なので、これをDOBに装着するとF5がF3.65になります。
(焦点距離は1500mmが1095mm)
ということで30cm/F3.65の
対DSO汎用筒型決戦兵器 、RASAならぬ
A.D.A (Ackermann Dobsonian Astrograph) 爆誕です!!
あだ!! ってなんかやらかしてしまった感のある語呂ですが・・・。
なお、どうやらROWAさんはかかわっていないようなのでR.A.D.Aとはならない
ようです。
露光時間短縮
F3.65はF5の1/√1.88なので、同じ時間で1.88倍の露光が
できる計算になります。
これまで写し難かった淡い天体が写るといいなあ。
あと、電子観望にはかなりいいんじゃないかと期待しています。
イメージサークル、画角
Φ22mm(周辺減光を許容すればΦ30mmまで)でAPS-Cまで使用可能
とのことなので、goto debuはフォーサーズのASI294MCPで使って
いきたいと思います。
フォーサーズだと2,190mm相当で、これまでの3,000mm相当よりは
追尾精度も少し緩和されます。大きな銀河や散光星雲のクローズアップ
には良いかと。
小さい系外銀河は今まで通り純正コマコレの方が良いかと思います。
バックフォーカス
66.85mmなので手持ちのリングを組み合わせてみたところ、
ASI294MCP
↓
EOSマウントアダプタ
↓
T2カメラアダプタ
↓
M42 - 16.5mm延長リング(ASI294MC付属)
↓
レデューサー
でだいたい68mmになります。
少し設定より長くなりますがとりあえずこれで試そうと思います。
懸念事項その1 ピント
一番の懸念事項はやはりピントが出るかです。
(この手のレデューサーはたいていピント位置が短くなるので・・・)
これはまだ試せていません。(ドキドキ)
Moonliteの接眼部は10mmのスペーサーをかましてあるので、
とりあえずこれは外そうと思ってます。
それでもだめなら、笠井のロープロファイル接眼に戻してみます。
(ヤフオクで売ろうと思っていたのですがまだでよかった)
これを
これに戻す
それでもどうしてもピントが出ない場合、
最終手段としてDOBのトラスを縮めて固定するという手がありますが、
ある程度光路が斜鏡から外れるて口径を絞ったのと同じになってしまう
ので、あまりやりたくありません。
当たり前ですが、焦点距離そのままで口径を絞るとF値が暗くなります。
30cm/1500mmが仮に25cm/1500mmになった場合F5がF6に
なります。これにレデューサーを付けるとF4.38ですが、
25cm F4.38だったら30cm F5でそのまま使った方が良い気がします。
斜鏡でロスする分がどのくらいになるかわかりませんが、
レデューサーを付けた意味があまりなくなってしまうようなことは
したくないです。
懸念事項その2 スケアリング
F値が明るくなったぶんスケアリングの影響が心配です。
特にDOBはトラス部の剛性がないので、接眼部の傾きという
よりはトップリングそのものが多少傾いていそうで・・・。
まあフルサイズは使えないので、フォーサーズの画角なら
多少緩和されるのではと期待しています。
ということで、次回実際に試してみたいと思いますが、
明日はあまり天気が良くなく、明後日は娘をスキーに
連れていく予定なので、夜はくたばって いる可能性が高いです。
来週は平日休みが取れそうなので、どこかで出撃したいと思います。
はたしてA.D.A化計画は
うまくいくのでしょうか???