99.9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方 竹内薫
実は「飛行機が飛ぶ仕組み」は、まだ完全には解明されていないそうです。
驚きますよね。
「じゃあ、どうして飛んでいるのか?」
一応「子供にもわかりやすい解説」がされているそうですが…。
この本は2006年2月20日に初版出版されていますが、2016年現在でも、そういったニュースは聞きません。
現在、「飛行機が飛ぶ原理」として、挙げられているものは、
1.「わかりやすい説明」として流布されている飛行原理は完全なウソであること。
2.「渦理論」を使った専門家による飛行原理の説明にも微妙な問題が残ること
今現在で、されている説明は、「おそらくそうだろう」という仮説と、試行錯誤の「経験則」による推測で、実際、「なぜ飛行機が空を飛ぶのか」は完全には解明されていないのだそうです。
原理が分からなくても「飛行機は空を飛んでいるんだから、それでOK!」って、飛行機嫌いの人が聞いたら、ますます飛行機に乗れませんね~。
第5章の「『大仮説』はありえる世界」は、なんだか映画の「マトリックス」のよう。
それぞれに自分の生活を送っている、と思っているのが本当はすべて夢の中…。
などなど、科学には、まだまだ謎が多いのです。
前回の「超常現象」しかり、科学の世界は面白いですね。
目次
プロローグ 飛行機はなぜ飛ぶのか? 実はよくわかっていない
驚くべきことに、飛行機が飛ぶしくみは、まだ完全には解明されていません。 いまある説明は、ひとつの仮説にすぎないのです。 これは、飛行機だけに限りません。 だれもが科学的に100%解明されていると思っていることも、つきつめて考えると、すべては仮説なのです。 科学はぜんぶ仮説にすぎないのです ――。
第1章 世界は仮説でできている
科学だけではなく、わたしたちをとりまく世界も、実は仮説に満ちあふれています。 親から教わることも、教科書に載っていることも、だれもがあたりまえだと思っている常識や習慣や定説も、ぜんぶがぜんぶ、ただの仮説にすぎないのです。 そして、仮説であるからこそ、くつがえすことも可能なのです ――。
(あたまが柔らかくなる仮説①) 「麻酔はよく効く仮説」
第2章 自分の頭のなかの仮説に気づく
頭の柔らかい人は、常識がただの仮説にすぎないことを知っています。 逆に、頭の固い人は、先入観や固定観念にしばられて、思いこみでものをいいます。 では、天才ではないわたしたちは、どうやって自分の頭にこびりついた仮説をはがしていけばよいのでしょうか ――。
(あたまが柔らかくなる仮説②) 「日本の海岸線は二四〇〇キロメートル仮説」
第3章 仮説は一八〇度くつがえる
ひとくちに仮説といっても、みんなが正しいと信じているものから、ほとんどの人がまちがいだと決めつけているものまで、実にさまざまな種類があります。 仮説には、白から黒までの幅広いグラデーションがあるのです。 この章では、そういった仮説の信じがたい大逆転劇をみていきましょう ――。
(あたまが柔らかくなる仮説③) 「意識は続いている仮説」
第4章 仮説と真理は切ない関係
頭の固い人は、自分に都合のいいように、事実をねじ曲げて解釈します。 また、自分の思い込みを最優先し、それに反する考え方や都合の悪いデータを無視します。 こういう人たちには、科学の定義を教えてあげるといいでしょう。 科学は、いつでもまちがいを潔く認めるものなのです ――。
(あたまが柔らかくなる仮説④) 「マイナスイオンはからだにいい仮説」
第5章 「大仮説」はありえる世界
もしかしたら、この宇宙は、どこかの実験室で創られたものなのかもしれない……。 こういった突飛な考え方を、頭ごなしに否定してはいけません。 科学では、どんな発想もアリなのです。 前例がないから、常識からはずれているからといって否定するのは、まったく科学的な態度ではないのです ――。
(あたまが柔らかくなる仮説⑤) 「世界誕生数秒前仮説」
第6章 仮説をはずして考える
世の中を科学的にみるためにはどうすればいいのか? この章では、余分な常識にしばられないための思考法を学びます。 コツは、ものごとを疑う技術を毎日の生活のなかで磨くことです。 暗黙の了解ほど、疑うべきなのです ――。
(あたまが柔らかくなる仮説⑥) 「百人一首カルタ仮説」
第7章 相対的にものごとをみる
「なんでこんな簡単な話が通じないんだ!」などとイライラしたときは、相手がどんな仮説の世界に生きているのか想像してみてください。 頭が固いから、バカだから話が通じないのではなく、ただ単に、自分とは異なる仮説を信じているだけだということがわかるでしょう ――。
(あたまが柔らかくなる仮説⑦) 「殺人はこの座標で起きた仮説」
エピローグ すべては仮説にはじまり、仮説におわる
「あたまが柔らかくなる仮説」の答え
もっと知りたい人のための参考文献
本当のエピローグ
実は「飛行機が飛ぶ仕組み」は、まだ完全には解明されていないそうです。
驚きますよね。
「じゃあ、どうして飛んでいるのか?」
一応「子供にもわかりやすい解説」がされているそうですが…。
この本は2006年2月20日に初版出版されていますが、2016年現在でも、そういったニュースは聞きません。
現在、「飛行機が飛ぶ原理」として、挙げられているものは、
1.「わかりやすい説明」として流布されている飛行原理は完全なウソであること。
2.「渦理論」を使った専門家による飛行原理の説明にも微妙な問題が残ること
今現在で、されている説明は、「おそらくそうだろう」という仮説と、試行錯誤の「経験則」による推測で、実際、「なぜ飛行機が空を飛ぶのか」は完全には解明されていないのだそうです。
原理が分からなくても「飛行機は空を飛んでいるんだから、それでOK!」って、飛行機嫌いの人が聞いたら、ますます飛行機に乗れませんね~。
第5章の「『大仮説』はありえる世界」は、なんだか映画の「マトリックス」のよう。
それぞれに自分の生活を送っている、と思っているのが本当はすべて夢の中…。
などなど、科学には、まだまだ謎が多いのです。
前回の「超常現象」しかり、科学の世界は面白いですね。
目次
プロローグ 飛行機はなぜ飛ぶのか? 実はよくわかっていない
驚くべきことに、飛行機が飛ぶしくみは、まだ完全には解明されていません。 いまある説明は、ひとつの仮説にすぎないのです。 これは、飛行機だけに限りません。 だれもが科学的に100%解明されていると思っていることも、つきつめて考えると、すべては仮説なのです。 科学はぜんぶ仮説にすぎないのです ――。
第1章 世界は仮説でできている
科学だけではなく、わたしたちをとりまく世界も、実は仮説に満ちあふれています。 親から教わることも、教科書に載っていることも、だれもがあたりまえだと思っている常識や習慣や定説も、ぜんぶがぜんぶ、ただの仮説にすぎないのです。 そして、仮説であるからこそ、くつがえすことも可能なのです ――。
(あたまが柔らかくなる仮説①) 「麻酔はよく効く仮説」
第2章 自分の頭のなかの仮説に気づく
頭の柔らかい人は、常識がただの仮説にすぎないことを知っています。 逆に、頭の固い人は、先入観や固定観念にしばられて、思いこみでものをいいます。 では、天才ではないわたしたちは、どうやって自分の頭にこびりついた仮説をはがしていけばよいのでしょうか ――。
(あたまが柔らかくなる仮説②) 「日本の海岸線は二四〇〇キロメートル仮説」
第3章 仮説は一八〇度くつがえる
ひとくちに仮説といっても、みんなが正しいと信じているものから、ほとんどの人がまちがいだと決めつけているものまで、実にさまざまな種類があります。 仮説には、白から黒までの幅広いグラデーションがあるのです。 この章では、そういった仮説の信じがたい大逆転劇をみていきましょう ――。
(あたまが柔らかくなる仮説③) 「意識は続いている仮説」
第4章 仮説と真理は切ない関係
頭の固い人は、自分に都合のいいように、事実をねじ曲げて解釈します。 また、自分の思い込みを最優先し、それに反する考え方や都合の悪いデータを無視します。 こういう人たちには、科学の定義を教えてあげるといいでしょう。 科学は、いつでもまちがいを潔く認めるものなのです ――。
(あたまが柔らかくなる仮説④) 「マイナスイオンはからだにいい仮説」
第5章 「大仮説」はありえる世界
もしかしたら、この宇宙は、どこかの実験室で創られたものなのかもしれない……。 こういった突飛な考え方を、頭ごなしに否定してはいけません。 科学では、どんな発想もアリなのです。 前例がないから、常識からはずれているからといって否定するのは、まったく科学的な態度ではないのです ――。
(あたまが柔らかくなる仮説⑤) 「世界誕生数秒前仮説」
第6章 仮説をはずして考える
世の中を科学的にみるためにはどうすればいいのか? この章では、余分な常識にしばられないための思考法を学びます。 コツは、ものごとを疑う技術を毎日の生活のなかで磨くことです。 暗黙の了解ほど、疑うべきなのです ――。
(あたまが柔らかくなる仮説⑥) 「百人一首カルタ仮説」
第7章 相対的にものごとをみる
「なんでこんな簡単な話が通じないんだ!」などとイライラしたときは、相手がどんな仮説の世界に生きているのか想像してみてください。 頭が固いから、バカだから話が通じないのではなく、ただ単に、自分とは異なる仮説を信じているだけだということがわかるでしょう ――。
(あたまが柔らかくなる仮説⑦) 「殺人はこの座標で起きた仮説」
エピローグ すべては仮説にはじまり、仮説におわる
「あたまが柔らかくなる仮説」の答え
もっと知りたい人のための参考文献
本当のエピローグ