みなさん差し金と言う大工道具をご存知でしょうか?
「ああー、あの直角定規でしょ?」って思っている方!チッチッ、そらーあんた大間違い!!
今日はその差し金の秘密を教えます。
差し金には表目、裏目とあり、書いてある数字(目盛り)が違います。
表には普通に寸表示(ミリもありますが、あれは定規)で長手(長い方)に15寸(約450mm)と短手(短い方)に7寸(約210)位まで表示してあります。(外寸は16寸と8寸の直角)
今時、寸なんて分からないよ!って言わないでください。今でも木造の大工は寸が基本ですし、建材のほとんどは6尺、12尺と尺と寸が製品寸法だったりします。
ま、表は何も変わらず定規として寸法を測る事に使いますが、秘密は裏にあります。
裏目には普通の寸法を含めて4つの寸法と文字が刻まれています。
まずは√2を示した寸法。
外側に刻まれている間隔の広いのがそれ。裏目5寸とか裏目7寸とかで直角二等辺三角形の長い部分の寸法がこれで出ます。
丸目と表示してあるのが×3.14の円周を示した寸法。
材の直径を測ると円周が出ます。
12寸の間に財、病、難、義、官、劫、害、吉の8文字が刻まれています(1.5寸間隔)。これは4つの吉寸、4つの凶寸を示している唐尺と言われるものです(占いみたいなもんかな?)。
社寺仏閣などの宮大工が主に使うんでしょうが、一般の木造では使われません。
ってまー、他の裏目もほとんど使わないんですけどね(笑)
他にも、寸法以外に表裏を使い分けて様々な形を描いたり、3Dを映し出す一つの計算機的な役割があります。
√の計算もπの計算の仕方も分からなかったであろう時代からあるんでしょうが、よくここまで造り上げたと思います。(中国の工匠、魯班が造ったらしい)
実際にこの差し金のすべてを引き出している大工の数は殆ど居ないでしょうが、ちょっとかじってみようかと上記の本を買ってみた訳ですが、??です。
さまざまな隅木(屋根同士がぶつかった所)の出し方、四方転びの椅子の作り方、扇垂木の出し方、五角形の書き方などなど色々載っていましたが、一般木造では不必要!でも時間があるときに、実際に作りながら勉強したいと思います。
結論=差し金は大工の計算機なり。
「ああー、あの直角定規でしょ?」って思っている方!チッチッ、そらーあんた大間違い!!
今日はその差し金の秘密を教えます。
差し金には表目、裏目とあり、書いてある数字(目盛り)が違います。
表には普通に寸表示(ミリもありますが、あれは定規)で長手(長い方)に15寸(約450mm)と短手(短い方)に7寸(約210)位まで表示してあります。(外寸は16寸と8寸の直角)
今時、寸なんて分からないよ!って言わないでください。今でも木造の大工は寸が基本ですし、建材のほとんどは6尺、12尺と尺と寸が製品寸法だったりします。
ま、表は何も変わらず定規として寸法を測る事に使いますが、秘密は裏にあります。
裏目には普通の寸法を含めて4つの寸法と文字が刻まれています。
まずは√2を示した寸法。
外側に刻まれている間隔の広いのがそれ。裏目5寸とか裏目7寸とかで直角二等辺三角形の長い部分の寸法がこれで出ます。
丸目と表示してあるのが×3.14の円周を示した寸法。
材の直径を測ると円周が出ます。
12寸の間に財、病、難、義、官、劫、害、吉の8文字が刻まれています(1.5寸間隔)。これは4つの吉寸、4つの凶寸を示している唐尺と言われるものです(占いみたいなもんかな?)。
社寺仏閣などの宮大工が主に使うんでしょうが、一般の木造では使われません。
ってまー、他の裏目もほとんど使わないんですけどね(笑)
他にも、寸法以外に表裏を使い分けて様々な形を描いたり、3Dを映し出す一つの計算機的な役割があります。
√の計算もπの計算の仕方も分からなかったであろう時代からあるんでしょうが、よくここまで造り上げたと思います。(中国の工匠、魯班が造ったらしい)
実際にこの差し金のすべてを引き出している大工の数は殆ど居ないでしょうが、ちょっとかじってみようかと上記の本を買ってみた訳ですが、??です。
さまざまな隅木(屋根同士がぶつかった所)の出し方、四方転びの椅子の作り方、扇垂木の出し方、五角形の書き方などなど色々載っていましたが、一般木造では不必要!でも時間があるときに、実際に作りながら勉強したいと思います。
結論=差し金は大工の計算機なり。
あたしにも実戦して教えてくれ~
尺とかわかんないんだよ~