東京国分寺の鑿鍛治 藤倉萬之助の"助近"の叩き鑿
大正9年だと生きておられれば102歳。
明治の頃に世田谷狛江の鋏鍛冶に弟子入りし、その後鑿鍛冶になった人に初代「吉弘」の鈴木吉五郎がいました。初代は独立して北区田端で鑿鍛冶を始めました。やがて息子の章助が二代目「吉弘」として父の後を継ぎ、東京国分寺に移って鑿鍛冶をしていましたが、平成になってからしばらくして鑿鍛冶を止めました。 |
初代「吉弘」に昭和9年弟子入りした人に藤倉萬之助(大正9年埼玉県生まれ)がいます。30歳過ぎに独立して「助近」銘を名乗り、東京国分寺本多で鑿鍛冶をしましたが、平成10年頃に鑿鍛冶を止めました。 ※(有)スズキ金物店さんのHPから引用 |
平成10年にお辞めになられたと書いてあるので、この鑿が最後の作品だとしても24年前の新品。
先日相模原の大工道具館で手にしました。
一年近く前同じく"助近"の叩き鑿を手に入れ、使用していました。
切れ味、長切れ、バランスなど自分にとってはとてもしっくり来ていて、どうしても広鑿を使ってみたく、無くなってしまう前にどうしても欲しかったのです。
正直、良いお値段で「おぅーー」と思いましたが笑笑
まだまだ大工はしたいので、気合を入れて買いました笑笑
このほかにも助近の追入鑿の10本組もあり、よだれを垂らして見つめるだけでしたが…研いで切れ味を確認したら欲しくて欲しくてたまりません…笑
良い仕事のために、良い道具で、良い気持ちで、取り組むためですから安いもんですが、研ぐのも簡単じゃないのでそれを考え二の足を踏んでおります。
あぁ、欲しいなぁ…笑笑
売り切れる前に行こっと。
興味が有れば、相模原の大工道具館、試しに行ってみてください。
多分びびります笑笑
(株)サガミ住器センター
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