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2017年6月、ベニスのMolluskでAndrewKidmanのlongfishに出会い、あっという間に3年が経ちました。
サーフィンを始めて、やっと丸5年ですから、激動の5年と言えるでしょう笑笑
Longfishに出会うまで、AndrewKidmanって人も知らずに来ましたから、その人と頻繁に連絡を取り合う事もそうですが、英語圏の友人が現れるなんて3年前には思いもしなかった事です。
彼に初めて?コンタクトを取ったのは2017年秋頃だったと思います。
当時、現在発売中の"Beyond Litmus"が予約を開始していて、Longfishにやられた私は彼のWebsiteでそれを予約しました。
すると程なくして彼から「ありがとう、今製作中だからもう少し待っていて欲しい」と連絡が来ました。
配信専用の御礼メールが多い中、本人からのメールに少し驚いた私は「カリフォルニアでlongfishを手に入れ、とても気に入って乗っています」みたいな事をGoogle翻訳を駆使して送ったのを覚えています(今でも同じ。たまに『ケンタロー、どういう意味?』と意味不明な翻訳に質問入ります笑笑)。
すると彼から「もし新しいサーフボードが欲しかったら私に直接連絡を下さい。いつでもオーダーは受けているよ。」
ハイ、コレが悪魔の囁き、人生の分岐点ですね笑笑
この時はまだ"On The Edge.."を発表していませんでした。
彼の次回作は"Beyond litmus"だけだと思っていました。
数ヶ月後Dreamboard 6'8をオーダーした後、彼からこんなメールが来ました。
「ケンタロー、もしあなたが興味があったら、私に力を貸して欲しい。BigSky limitedを広めて行きたいと思っている。」と言われたのです。
ハイ。実はこんなアプローチがあったのです。
私はサーフボードを販売しているお店でも、代理店でも無いですし、それで飯食う気もありません。
「友人の優れた能力と魅力を発信したい」とSNSやブログで紹介をしています。少しでも助けになれば良いな、と思ってね。
それが私に出来るサポート。売ったりすると面倒じゃないですか(笑)
日本人的な感覚の「へっこんでる、色が違う、ディメンションが、リッター数が」で返品だ~!なんて知らねえよそんなもん(笑)
作った方だってへっこんでショックだよ、同じくらい。
色?出来上がった色に愛着持てよ。そんなストーリーも楽しみの一つだよ。
ディメンション?作ってる人間が美しいと思う形にしてんの!ガタガタ言うんでない!
リッター数?風呂桶に入れて自分で測れば?
すいません…毒出ました(笑)
そんな人とやり取りしたく無いんで「売らない、発信だけする」と決めたのです。
きっとこの後にOn The Edge..が控えていた事の伏線だったのかな?
私はまんまと紹介を始めるのでした笑笑
そして時は過ぎ、全く事前に知らされる事なく発表された"On The Edge.."
「絶対やべーぞ」と友達に話してもほぼみんな「?」でしたね笑笑
一時流行ったエッジボードでしょ?今更何?な空気でしたね。
で、個人的に20冊オーバー?買って手売りして、2016年シェイプのEllisのEdge boardをピルグリムで見つけ、駄々こねて値引きしてもらって購入して笑笑
Book&DVDをオーダーしたりで、やり取りを始めたEllisから「ケンタロー、最終型のEdge boardに興味はある?映像の最後にブランクスで持っていた板、もし君が欲しければ作るよ。」と。
会った事なければどんな人かも知らない、そんな彼と私の密なコンタクトが始まったのもこの頃でした。
そして数ヶ月後。
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「何故私はここに居るんだ?」と何度思った事でしょう笑笑
不安過ぎて愛犬ルナが頼りでした笑笑
そして「日本で販売したい。日本のグラッサーに巻いてもらって、それを売ってくれる代理店を探している」とエリスから聞かれていたので、日本の代理店とシェイパーの相関図を送ったの笑笑
「あそこはこうだよ、ここはダメだね、ここはちょーだせぇからエリスには合わないよ、このオーナークソだぜ」とかね笑笑 ※盛っていますが、似たような事は言いました(笑)
エリスの事、板の個性、グラッサーとの付き合いなど色々考えてライド柴田さんに託したのでした。
グラッサーが私の先輩だった事もあり、そこと柴田さんのリレーションや先輩の職人としての素晴らしい知識と腕、私がふらっと行ける事も考えて(笑)の事でした。
オーストラリアで夕飯食べている時「ジャパンツアーしないの?日本人はモノづくりの過程が好きだから、きっと伝わるよ」と煽ってきたのも私笑笑
アンドリューあの時、渋ってたな…翻訳しないと日本人には伝わらないだろ?どこがオーガナイズしてくれるんだ…などなど…。
結局ジャパンツアー、めっちゃ楽しんでたけど…笑笑
アンドリューとエリスに実際会ってみて、彼らの目、素振り、話し方、英語が分からない私への接し方を感じて「日本で思われている彼らのイメージが違いすぎる」と思ったのも大きかったのです。
「会えばファンになる」
とね。
実際エリスに会った友人はみんなエリスの事を好きになったのは事実。
そして、アンドリューがあんなにコミカルな事は、日本で初めて知った笑笑
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事務所にも来てくれて、めっちゃ嬉しかったなー。
ライドの試写会の時、何気なく「ケンタローに会えた事でここに居られる事を感謝している」とマイクを持って話してくれていた時、ウルってしまったのさ。
あー、少しは力貸せたのかな。
と、思い返せばあっという間ですが、こんなやり取りがあったのでした笑笑
そしてこれからも続きます。
もし2人にサーフボードのオーダーを考えている方が居ましたら、気兼ねなく連絡下さい。
サポートしますよ。
ちなみに私なりに軽くご紹介。
アンドリューキッドマン
50歳くらい 誕生日は8/7だったかな?
奥さんがフルシカトするくらいたまに変な事言ったり、おどけたりするコミカルおじさん。
刺身好き。酒もたばこもしない。近くでたばこ吸われるのも嫌い。
マーウィランバの奥Ukiの丘の上に住む。
映像、音楽、サーフボードを作り、料理も得意。
伝統的なFish、シングルフィン、Dreamboard、Twinエッジボードを得意とする。
スキップフライ、パットカレン、サイモンアンダーソン、デーブパーメンターなど名だたるシェイパーが先生。実は若い頃オーストラリアのJrチャンプを獲得。めっちゃデカ波行く逸話あり。
シェイピングに関しては、日本人の職人寄り。
顧客とのコミュニケーションから生まれる感性を自分の経験と歴史のフィルターを通して形にするタイプ。気分が乗らないと仕事しない、っていう人も居ますが「商売としての作業」が嫌いなだけ。
自分を愛してくれている人に対しては、それ以上の愛で返してくれる人。
サインには必ず「一言」書いてあります。
その板のイメージする音楽だったり、言葉だったり。それもおみくじみたいで楽しい(笑)
値段は…まちまち(笑)
プライスリストはありません。聞いたら答えてくれるスタイル。
エリスエリクソン
30歳くらい 誕生日は…6月くらいじゃなかったかな?
俺を25歳くらい?と言った(40歳の時)弟分。
バイロンベイあたり在住。
ニルヴァーナというレーベルのシェイパーをしていた父を持つ。
めっちゃくちゃ優しい瞳をした繊細な雰囲気漂うナイスガイ。お父さん好き。彼女綺麗。
ただ単純にエリス大好き。
何回Book&DVDを頼んでもちゃんと頼んだ枚数届かなかったときは、ほんとイカレテル奴かと思ったら、ただおっちょこちょい気味な性格。
自転車とか好き。スバルのレオーネ乗ってた。
80年代の雰囲気が好き。おしゃれ。
道具に神経質な所が大工っぽい。
墨付け刻みをする世代の大工のような手仕事タイプ。
頼まれたものをなんでも作るタイプではなく、ある一定の自分の評価を上回った理論や結果の出た形しかシェイプしない。お金を取る事にたいしての責任感を持つ。
最近なんか分かって来たのか、自信に溢れる発言をし始めた。
たぶんもっとすごいの作り始めるような予感。
ライドさんで取り扱いしていますが、私でも良ければ相談乗ります。
といった内容です!
ご興味あれば是非コロナあけの楽しみにどーんとオーダーしちゃいましょう!(笑)