![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/fb/a89c9918fd1561902cd7be4ecb972df0.jpg)
◆おすぎとピーコの覚悟。。。。◆
先週、おすぎさん・ピーコさんが揃ってTVに出てた。
お二人が揃って出る事は、近年ないことで、
話しの掛け合いを聞いてる分においては楽しい二人。
そして
家人の左大臣も珍しくTVを見始めた。
左大臣の不変な<お友だちになりたい人№1>は、
実は「おすぎ」さま。
左大臣は「おすぎさまワールド」の感性に屈服する一人。
ワタシは逆に
彼女たち独特のキーキーノタマウ感じに、
今一歩…心地良さを感じれないでいた。
双子である二人は、現在71歳。
おすぎさんは福岡に住み、地元のレギュラー番組5~6本に出演。
ピーコさんは東京在住で、ファッション評論家として活躍。
近年の女装する知性溢れるオカマというカテゴリーの出現で、
マツコデラックスやミッツ・マングローブにテリトリーを奪われた感はある。
が、
「おすぎとピーコ」は健在だった。
ピーコさんが44歳の時
眼の癌で大手術し、片方が義眼に。
この時に受けた多くの人の優しさに、
一人で生きて行く!という覚悟がガラッと変わった。
何かを選ぶ時、優先順位として自分のためは止めた。
誰かのためになるか…
少数派の人のためになるか…
理由づけがちゃんと出来るものに決める。
だがピーコさんの覚悟で揺るがない部分があった。
多数派から見た自分たちのような人の位置づけは
「犬や猫よりは、ちょっとマシ。。」
その深く哀しい言葉に、ワタシの心が揺らいだ。
自分たちの性に違和感を覚え、
ずっと差別の言葉や態度を受け続けた人の揺るがない言葉だった。
ピーコさんのこの一言が胸に刺さった瞬間、
今まで観たあの映画たちの事を書こうと思った。
女同士の愛
男と女の関係の男同士の愛
絶対書くことは無い。。と思っていた心が動いた。
◆映画「キャロル」◆
日本では只今公開中。
1950年代のニューヨーク。
写真家になる夢を持つデパート務めの若い女と
あまりに美し過ぎる人妻が出会ってしまう。
女同士の恋や愛はタブーの時代。
市民権のない恋が愛に変わるが、
離婚訴訟や子供の親権の障害となってしまう。
人妻の出した答えは
消えたはずの愛は。。。
答えは意外にもハッピーエンドという珍しいお話。
主演のケイト・ブランシェットと
ルーニ・マーラの存在感で成り立ってるが、、
なにが言いたかったのか、モヤモヤした映画だった。
↓一瞬にして恋に落ちるシーンがコレ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/1d/4b101a84087eba6ee6c9c6614c1ed442.jpg)
◆映画「チョコレートドーナツ」◆
1970年代のニューヨーク・ブルックリンが舞台。
ゲイの男性が育児放棄された障害児を育てた実話を基に映画化された。
映画ではゲイのショーダンサーと弁護士のカップルが、
ひょんなことから、
麻薬に溺れた母に育児放棄された障害児を育てることになる。
ゲイカップルが父親と母親として一心に愛情を注ぐ。
子供は愛情に満ち足りた日々に、子供らしい心を取り戻す。
だが
世間はマイノリティーな彼らを非難し、法的手段で子供を引き離す。
麻薬中毒の母に戻された子供の宿命は過酷な最後を辿る、、、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/32/0405c263c9ee329ce1d3b30b7683d144.jpg)
「チョコレートドーナツ」は
マジョリティとマイノリティーの辿る結末だった。
そこにはサイレントマジョリティ「物言わぬ多数派」も加わる。
マイノリティーであるゲイカップルには、
人として子供を育てる事を認めなかった。
一年半前
自分も実はサイレントマジョリティーである。。と
思い知らされた映画だった。
この映画は
泣いた、、良かった。。。という人が多い。
ソコがいつも飲み込めない自分がいる。
マジョリティーの中に放った太くて強い矢が「チョコレートドーナツ」だと思う。
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読者登録有難うございます。
ブログ拝見しました。
「花が咲こうが咲くまいが生きていることが花なんだ」は私の心に突き刺さりました。素晴らしい生き方だと思います。これからも宜しくお願いします。
こちらの記事を読んで、
チョコレートドーナツを観てみたくなり、
iTunesで確認したらありました!
観てみます。またいろいろと紹介してくださいませ。