◆一通のメール。。ノックされた諦めの心◆
先週、サルサラバーの友人からメールが来た。
『一昨日、音楽の力を知らされたドキュメンタリー映画を観たの。
ホントに素晴らしいので、是非観て欲しいと思いました。
「シネマアミーゴ」と云う、、自宅をカフェにした面白い映画館です。。』
そして友人と共に葉山ランチと映画を観る段取りになった。
そのドキュメンタリー映画は
アメリカの介護施設で実写された「パーソナルソング」
評判も高く、市の小さな映画館は満席に近かったらしい…
なのに、去年わざと避けた映画だった。
「今更観ても、母は変わらない…観るだけ無駄だ」
実家で母に音楽を聴かせたりしてたが、興味はほぼ皆無。
心の奥を微動だに動かすことが出来なかったからだった。
ワタシの心の奥底に、
母のアルツハイマーを諦める覚悟が重く冷たい鉛のようになっていた。
嘆いても、憤っても、元には戻らない現実。。
人としていつまで向き合う事が出来るのだろう?
いつも付きまとうのは、進行のカウントダウンを怖がる黒い気持ち。。
だが友人の言葉に押されるように、、
早朝5時起きて、7時50分に逗子へ向かった。
↓逗子駅の閑静な住宅街にある「シネマアミーゴ」
民家を改装し、一日4本上映。
アンティークな雰囲気のBARとカフェレストランも兼ねている。
大人1500円にワンドリンクがつき、
お好みで日本酒・地麦酒・ハーブティも飲めるのがイイ。
◆音楽療法の底力!映画「パーソナルソング」◆
音楽療法とは、、
アルツハイマー患者に、音楽をipodで聴かせて症状を改善させる。
音楽は患者が好きだった曲や若い頃の曲を聴かせるだけ…
予定では一日二日の収録のはずが、
あまりの効果の凄さ
人として覚醒した患者の愛に溢れる言葉の数々。。
ホントに薬だけに頼る治療でいいのだろうか?
ipod一つがこんなにも威力を発揮してるのに…
ソーシャルワーカーのダン・コーエンは三年という月日をかけ
全米の介護施設に働き掛けた。
『1000ドルの薬より40ドルのプレーヤーを!』
たった1分46秒の映像なのに、
音楽で覚醒してゆく患者たちの歓びが伝わる映像です!
失っていた心と生気を取り戻し、家族への愛を語り始める。
アルツハイマーによって感じる孤独感や喪失感から救われていた。
気づけば、ワタシは母の孤独感や喪失感から目をそむけていた。
進行してゆく病気だとしたら、支えは家族の愛情しかないのに、、
まともに映画を正視出来ないかもしれないと予想したワタシ。
朝10時の上映なのに逗子の地ビール「ヨロッコビール」を頼んだ。
ほろ酔いながら観ようという目論見はぶっ飛んだ。
ドキュメンタリー映画の力は、こんな弱っちいワタシにも伝わった。
◆小耳に挟むお話「脳はマンネリ化が大嫌い!」◆
新しい挑戦・新しい知識を増やしたり、
視覚・聴覚・嗅覚・臭覚・味覚を刺激したり、
音楽ならば二つ以上のジャンルの音楽を聴くと脳にはいい!
芸術家のピカソやシャガールは長命で生涯現役だったと言われる。
中高年以降も作風を変えて輝き続けた。
常に新しい事を取り入れ、脳に刺激を与え続けていた。
(脳神経外科医師・医学博士 霜田里絵)
◆逗子の一日♪◆
その日はランチから友人と合流。
葉山ランチのレベルの高さと安さに、たらふく食べつくし。
午後3時上映の「ぼくを探しに」を二人で観にアミーゴへ。
ハーブティーを飲んだ後、友人の寝息を聴きながら鑑賞。
上映終了後、
友人がワタシからストーリーのあらすじを訊き出すも、
クライマックスだけ寝てしまったワタシ。
お互い「眠かったね~」と締め括った。
人は老いてゆく中で覚悟をしてゆく生き物です。
「パーソナルソング」は
音楽によって
愛を感じること
世界と繋がることが出来る
貴女の仰る通りでした。。ありがとう!
**コメントありがとうございます!**
じんさんへ
俳優 菅田将暉くん情報ありがとう♪
『暗殺教室』はあの感じですからね~
予告だけでお腹いっぱいになりました、、
『そこのみにて輝く』は観てみますね。
最近、あの中世の騎士のような髪型の菅田くん。
あれが似合ってる。
かなり美形だったと気づきました!
『小さなお家』は映画は消化不良だったなぁ~
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