◇忍び寄るBB現象・・・・・・◇
チョット前まで、
老化なるものは、徐々にジワジワとくるモノだと、うすボンヤリ思ってた。
だが直面した現実は、齢の臨界線を突き付けるものだった。
ある日突然、物を噛むと歯茎が浮き、
生まれて初めてのモゴモゴ感覚にオタオタしたり。
いつものようにガシガシ歩いてると、
膝の辺りに擦れるようなコキコキ音と鈍痛が来る。
歯医者に行けば、
経年による歯の摩耗と歯茎下がり。。と事も無げに言われ、
いつもの整体の先生には、
『O脚になってないけど、O脚になる前兆かな
運動不足デス』と。
高価な薬用歯磨き粉も
週4のプチ筋トレも
エレベーター・エスカレーターに頼らない階段昇降も
老化の速度には追い付かないらしい、、
そのうえ、
親に心配してもらっていた側から、親の急激な老化をオロオロと見守る側になり、
グッスリ眠れた日々は、どんどん遠のいていく。
モヤモヤした不安の増殖を防ぐためのこれらの努力が、
老化の速度に負けている、、と思いたくないのに、
何故かモチベーションが、ちいさくなっていく。
そして世の中の風潮は、
昭和のど真んなか世代の終活を煽っている。。
分かるけど、判るけど、色んな勇気が削がれていく。
<終りを活くる>という当たり前の文字に・・・
そんな真っただ中、
サルサや色んなダンスを踊っていた時の、赤々とした熱を忘れそうになっていた。
そんな時、このモヤモヤを言い当てるような、上等なエスプリと切な歌に、
一瞬で血が騒いいだ。 ↑
プロモーションビデオ観れます🎵
そう!
ワタシも自分の唾液にむせ返る変な咳と、真夜中の目覚めに戸惑っていたから。。
◇GG STAND UP!!feat 木梨憲武 ◇
ほうれい線もなかった頃、
誰かの懐にポン!って入り込む無防備さで、人生のランウェイのど真ん中を歩いてた。
それがいつの間にか、ランウェイの端を歩いている自分、、
明らかに、心は先細りになっている。
昭和世代のイケイケゴーゴーのキラキラ✨した時間は、
平成に訪れることはなく終わり、令和へ。
もはや江戸時代の人のような括りの昭和世代。
だが、
忘れていた昭和のカッコ良さが、ノリノリのメロディで聞こえてきた。
ミュージックビデオには、昭和世代の有名人がうじゃうじゃ。
その中でも、渋くシュッとしたスーツの紳士が一人。
デコトラにさり気なく佇む菊池武夫氏、80歳。
沢山の努力と沢山の無駄を削ぎ落としたカッコ良さがあった。
そして
この歌もリズムもダンスも、ぜーーーんぶがディスコ世代への応援歌なんだと。
憲武さん自作の歌詞に、わかる!わかる!!と苦笑いしながらも、
音楽やダンスって、
こんなに人を勇気づけるモノだと、改めて思い知った。
来るモノはしょうがないが、
せめて自分らしくいられるよう、自虐でも楽しく捉えるのもアリなんだと。
で、チョットだけ意を決し、
終活の基礎知識みたいな本ではなく、終活写真館の小説をチョイス。
人の作った物語りから、ナイスなことを見つけようという虫のイイ魂胆で・・
◇雨利終活写真館 芦沢央◇
読み物としては面白いが・・・ほとんどは役に立つわけではなかった。
だが、
一つだけ、これはイイぞ🎵と思う事があった。
孫が見た70代の祖母の遺影の場面で、
大好きな赤のギンガムチェックのブラウスに、真っ赤な帽子をチョンと被り、
満面の笑みで、
指には大好きな麻雀の牌の「中」が挟まれている。
葬式に来た人は、泣くよりも思わず笑ってしまう。。という。
終活という言葉はキライだが、
こんな風にエスプリ的な楽しみ方は、人をとても魅力的で豊かに魅せる。
どこかやり切れなかった想いは、
本の中の数行の文字によって、息苦しさを緩めてくれた気がした。
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記事をいくつか拝読いたしましたが、独特のエスプリに富んだ秀逸な文体、とても楽しく読ませていただきました。
これからも時々覗かせていただきます。よろしくお願いいたします。
自分の伝えたい言葉が
巧く伝わっていない気がしてました。。
<エスプリの富んだ>という箇所で
思わず、天を仰ぎました
毎回ドキドキしながらアップしてる私です
ありがとう------(*ノωノ)