先週、とてもとても面白い事があった。
ワタシが屈服してるサルサの友人ミスターを、あるライブに招いた。
ライブは盛況でサルサの知り合いも多く、紳士淑女の集いといった風情。
休日昼間の楽しいひと時が終わり帰ろうとした時、お茶に誘われた。
夜しか会うことがないサルサラバーたちに、ワタシとミスターが合流。
レッスンで一年以上顔を会わせてても、じっくり話す時間がないのがサルサ。
普通なら、こじんまりとした茶話会になるところが・・
メンバーは全員サルサラバー。。
しかも話すうちに分かってきたのは、
ワタシを含め男女とも唯我独尊タイプばかりだった。
ミスターは茶話会のメンツとは初対面、
他のメンツも実は間接的な知り合いという微妙な関係。
普通ならば
適当に話しを合わせお茶を濁して帰る場面が、本音を言い合うサルサ談義に。。
一時間の茶話会がヒートアップし、
ふと気づくとテキーラをストレートで何杯も飲むことに、、
お店を出ると、どっぷり夜になっていた。
◆オトナの課外授業。。◆
サルサは特殊で難しいペアダンス。
とにかく独学で習得出来ないのがサルサ。
基礎をみっちり重ね、音を取れる耳を持てるようになること。
その上、一緒に踊る相手は「見知らぬ人」が原則。
女性は誘われる方だが、踊りたい男性がいれば女性も男性に声をかける。
だが男性は自分から誘う方が圧倒的に多く、
女性の気分によっては素気無く断られることも暫し。
男性にとって女性を誘うことは「踏み絵」の連続。
ほどほどに面の皮が厚くなければはポキッ…と男心が折れるのだ。
茶話会に来た男性は、サルサの上手な人だった。
レッスンでは巧い男性だなぁ~と思っていたが、
話したこともなく、踊った事もなかった。
ワタシの目には、踊ることに執着がないように見えた。
その事を問うと
女性と踊らない理由に驚いた。
「知らない女性を誘えない。。。」
それが理由だった、、
みんなの疑問は同じだった。
ならば、何故ペアダンスのサルサを選んだの??
彼は気軽に話しかけたり、親しくなれない人だった。
サルサは踊れば楽しい、、
そういう部分を克服出来るれば…と思い6年。。
今も知らない女性は無理だという。
それでもサルサで知り合った女性たちの
男女の垣根のないざっくばらんな優しさに
自ずとサルサ場に足が向くと云う。
自分のコンプレックスを
殆んど口もきいたことのないメンツに話す男性に。
すかさず声を放ったのがミスターだった。
◆コンプレックスを味方につけろ♪◆
『あのさぁ。。
コンプレックスがある方がいいんだよ
それで頑張れるから
頑張って
いつか
あっ!俺は正しかった!!って言えるんだから』
ミスターはコンプレックスを踏み台にして成功した。
ツワモノだがすごく繊細で、
人の心理や言葉の奥にある闇をキャッチしてしまう。
初対面の始まりが独白だったためか、、
恋や愛について
女という生き物について
オトナとしてのダンスの遊び方。。
誰に遠慮することもなく、本音のぶつけ合いになった。
サルサラバーという人種には、屈折した人が少ない。
サルサクラブに一人で来て、見知らぬ人と踊り、一人で帰る。
ワタシは今だにコンプレックスだらけだが、
オトナとしての振る舞いや礼儀はサルサという課外授業で学んだ。
夜の酒場でのダンスだが、ここを外すと踊ってもらえない。
ヒップホップやファンクなど小・中・高生など底辺が広く、
健全な心身を造るのとは全く違う。
心がオトナだから踊れる。
サルサはオトナの課外授業なんだと改めて思った夜だった。
人気ブログランキングへ←ブログランキングに参加してます。応援クリックを押して戴けると励みになります(*^_^*)よろしくお願いします♪読んでくれてありがとう!!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます