Salsa する?

Salsaの力を信じてます。
ココロの核にしみ込んで、カラダの芯が躍動します。

オトナの課外授業。。コンプレックスを味方につけろ♪

2015-11-09 14:59:39 | サルサ



先週、とてもとても面白い事があった。
ワタシが屈服してるサルサの友人ミスターを、あるライブに招いた。

ライブは盛況でサルサの知り合いも多く、紳士淑女の集いといった風情。
休日昼間の楽しいひと時が終わり帰ろうとした時、お茶に誘われた。

夜しか会うことがないサルサラバーたちに、ワタシとミスターが合流。
レッスンで一年以上顔を会わせてても、じっくり話す時間がないのがサルサ。
普通なら、こじんまりとした茶話会になるところが・・
メンバーは全員サルサラバー。。
しかも話すうちに分かってきたのは、
ワタシを含め男女とも唯我独尊タイプばかりだった。

ミスターは茶話会のメンツとは初対面、
他のメンツも実は間接的な知り合いという微妙な関係。
普通ならば
適当に話しを合わせお茶を濁して帰る場面が、本音を言い合うサルサ談義に。。

一時間の茶話会がヒートアップし、
ふと気づくとテキーラをストレートで何杯も飲むことに、、
お店を出ると、どっぷり夜になっていた。



◆オトナの課外授業。。◆


サルサは特殊で難しいペアダンス。
とにかく独学で習得出来ないのがサルサ。
基礎をみっちり重ね、音を取れる耳を持てるようになること。
その上、一緒に踊る相手は「見知らぬ人」が原則。

女性は誘われる方だが、踊りたい男性がいれば女性も男性に声をかける。
だが男性は自分から誘う方が圧倒的に多く、
女性の気分によっては素気無く断られることも暫し。
男性にとって女性を誘うことは「踏み絵」の連続。
ほどほどに面の皮が厚くなければはポキッ…と男心が折れるのだ。

茶話会に来た男性は、サルサの上手な人だった。
レッスンでは巧い男性だなぁ~と思っていたが、
話したこともなく、踊った事もなかった。
ワタシの目には、踊ることに執着がないように見えた。

その事を問うと
女性と踊らない理由に驚いた。
「知らない女性を誘えない。。。」
それが理由だった、、

みんなの疑問は同じだった。
ならば、何故ペアダンスのサルサを選んだの??

彼は気軽に話しかけたり、親しくなれない人だった。
サルサは踊れば楽しい、、
そういう部分を克服出来るれば…と思い6年。。
今も知らない女性は無理だという。
それでもサルサで知り合った女性たちの
男女の垣根のないざっくばらんな優しさに
自ずとサルサ場に足が向くと云う。

自分のコンプレックスを
殆んど口もきいたことのないメンツに話す男性に。

すかさず声を放ったのがミスターだった。


◆コンプレックスを味方につけろ♪◆

『あのさぁ。。 
コンプレックスがある方がいいんだよ
それで頑張れるから

頑張って
いつか
あっ!俺は正しかった!!って言えるんだから』

ミスターはコンプレックスを踏み台にして成功した。
ツワモノだがすごく繊細で、
人の心理や言葉の奥にある闇をキャッチしてしまう。

初対面の始まりが独白だったためか、、
恋や愛について
女という生き物について
オトナとしてのダンスの遊び方。。
誰に遠慮することもなく、本音のぶつけ合いになった。

サルサラバーという人種には、屈折した人が少ない。
サルサクラブに一人で来て、見知らぬ人と踊り、一人で帰る。

ワタシは今だにコンプレックスだらけだが、
オトナとしての振る舞いや礼儀はサルサという課外授業で学んだ。
夜の酒場でのダンスだが、ここを外すと踊ってもらえない。

ヒップホップやファンクなど小・中・高生など底辺が広く、
健全な心身を造るのとは全く違う。

心がオトナだから踊れる。
サルサはオトナの課外授業なんだと改めて思った夜だった。


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