先週の金スマで映画「ビリギャル」の番宣をやっていた。
ビリギャル本人のさやかさんと母親も出演。
家庭内不和の原因だった父親のインタビューも放映。
長男にしか興味が向かない偏った愛情の父親と
三人の子供を必死に守ろうとする母親の決死の愛。
どこの家庭にも何らかの闇の部分はあるが、
思春期の三人の子供がいるこの家庭は、家族の形態が酷く崩壊していた。
漫画か!?と思うタイトルと金髪&ミニスカの映像に、
「ビリギャル」は大したことない。。
ワタシの中にツマラナイ大人の先入観があった。
さやかさんの話と映画の映像を交互に見てくうちに、
悔しさと野望を抱えた十代の自分がした幼い抵抗と重なった。。
実話に基づいた映像と繰り出される言葉は、
さやかのトンデモナイ無知への苦笑と
なぜか共感する根っこが自分の奥底にあった。
◆ビリギャル 学問のススメ◆
主人公さやかの偏差値は30台。
高校二年生の女子は小学4年の学力というお粗末さ、、
無期停学を機に、個別指導の塾へ。。
それが運命の分かれ道だった。
若い講師は個々の生徒の事情と闇を見抜き、
挑発する餌で生徒のモチベーションを力づくで上げる。
学問を学ぶことへの一歩に手段もクソもない。
道が開けるキッカケは何でもありだ。
結果が出てきた時の歓びが、
今までの自分がいた世界を変えてくれるからだ。
知らな~い♪で済ませてきたことが、
知る事で自分にも可能性を感じ始める。
母の愛に報いるため、父の不条理な言葉をエネルギーに、、
自分をクズ呼ばわりした担任教師を見返すため、、
17歳の心の内側はグチャグチャ。
夢を諦めようとするさやかに講師が
「一度低い所に流れたら、どんどん低い所に流れて行くよ
色んな人と出会えるチャンスがある高みを目指さなきゃダメだ!」
そしてどんでん返しの末、慶応最難関の学部に合格する。
この若い講師と真逆がさやかの担任教諭だった。
映画でもヒドイ奴としてあるまじき言葉を生徒に吐く。
どの先生も勉強する努力を放棄した生徒はキライだと思う。
ましてや問題行動や従順でない生徒は嫌われる。
よほど共鳴する要因でもない限り、
いつの時代も学校の先生は異分子の生徒を選り分けるだけ。
そして卒業までそっと放置、、
放置された生徒は
勉強しなかったツケを社会に出て味わうことになる。
勉強は出来なければ辛いし、
かと言って頑張れる理由が分からない。。
なぜ人には学問が必要か。。。。
ワタシはその問いに答えてもらった事がなかった。
勤め人センセイは見ざる、言わざる、聞かざるが決まり。
今思えばセンセイも明確な答えなどなかったのかもしれない。
ここ2年間、一人だけ明確な答えを吠えてる人がいた。
「いつやるの?いまでしょ」の林修先生。。
彼の
『本には生きる知恵やヒントがある!
本は沢山読んだ方がいい
いつか自分を助けてくれる知識や方向性を与えてくれるから』
膨大な本を読み、
沢山の努力を重ねた人だから言える言葉だと思う。
**余談だけど・・・**
さやかの担任教師の役には安田顕さん。
大泉洋さんとの「水曜どうでしょう」でもお馴染。
映画「小川町セレナーデ」で怪演。
40歳を過ぎて、ようやく性格俳優として確立。
今回も安田顕さんの怪演だった。
なんとも胸クソ悪い、イケ好かないセンセイが凄かった。
事実は小説よりも奇なり…
「ビリギャル」はオトナが観たほうがイイ映画だと思った。
**帯表紙**
三田キャンパスの慶応義塾図書館(旧館)
左側の↓ゆきち
福澤諭吉像デス♪
4年前のチャリティーサルサの会場は
福澤諭吉さんのお孫さんの建物をお借りしました。
しかも無料で、、有り難かったです。。。。
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