Salsa する?

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ココロの核にしみ込んで、カラダの芯が躍動します。

蜃気楼な国。。キューバの夢

2014-11-04 11:33:01 | 取材


先週末の冷たい雨が降りしきる中、キューバ料理を食べに行った。
サルサラバーの友人の提案で
『ちゃんとしたキューバ料理を食べよう♪』と意気込んだ。
が、検索すると関東のキューバ料理は絶滅寸前の状態。
キューバ料理が一般受けしないのか、キューバ人の繋がりが希薄なのか、、
ペルー料理のように、どの店にしようかなど迷う選択の余地はなかった。
一か八か!大外れを覚悟で決めた一軒の店。
下北沢「ボデギータ」

安全牌の経路を選ばず、三軒茶屋からバス7分をチョイス。
東急沿線の案内版は下北沢行き小田急バスの案内はない…
勝手に探しての無法地帯。。
強引に捕まえた大阪弁のお兄さんに教えてもらうアバウトな出だしになった。

下北沢に着くと雨足がだんだん強くなり、店までの15分でずぶ濡れ。
ヨレヨレになりながら、目的のキューバ料理の店に辿り着いた。
「ボデギータ」は大当たりだった。
思いがけない出会いに心が躍った。
ワタシたちにとってキューバという国は蜃気楼。
それが断片でも知ることが出来た夜だった。


◆キューバ料理 もの凄い知恵と真逆な素朴さ◆

陽射しの強いキューバでは抗酸化作用の強い豆を使う。
黒いんげん豆は生では毒性があるが加熱すると、
アンチエイジング・様々な成人病予防・免疫力改善と万能。

ソーセージ・豚肉・鶏肉・お米などを黒いんげん豆と煮込むため、
料理はぜ~んぶ焦げ茶色~~~(苦笑)

↓*黒いんげん豆でたいたお米・豚肉・キャサバ芋のガーリック炒め*
 

キャサバ芋は繊維質のジャガイモ風の食感、旨い!!

*青バナナのフライ*

まったくもって甘さゼロ。。
食物繊維が強いためカリカリに揚げて、塩で戴く。
便秘解消・腸内環境を整える作用がある。

芋っぽいのかとおもいきや、塩の味しかせず。。
漢方薬と思えば、ホイホイ食べれる感じ。
これも茶色い料理で何を撮ったか分らないので写真はカット。

*グアバの煮詰めた羊羹?とチーズ*

高温な気候のため果物は沢山出来るキューバ。
電気事情は悪く、予期せぬ停電も多く、食べ物の保管が難しい。
↓グアバを砂糖で煮詰めて、薄味の甘さの羊羹風に。


友人曰く。。
コロンビアでも同じ物があり、コロンビアの方が味が濃い目。
チーズは山羊のチーズでしょっぱ味が強く、抜群に旨い。

ここのキューバ料理は、素材だけで素朴に作られ柔らかい味。
化学調味料どっさりの時代で育ったワタシの舌にも、美味しさは分った。

以前六本木にあったキューバ料理「ゴルダ」=太ったオンナ。
1FBAR  2Fキューバ料理&ライブハウス 3FシガーBAR(葉巻・煙草)
初めてキューバ料理の美味しさを知った店。
この3年間で次々と美味しいキューバ料理の店がなくなった。。

旨い料理は、その国の気候や環境、生活が垣間見れる。
そんな事を感じさせた料理だった。

現在のキューバは全てが国営ではなく、少しづつ変化があるという。
民家での一般営業「パラダール」という種類のレストランも許可され、
かなり美味しいとの評判だ。



◆アッと驚く…シローさん?!登場◆

三年前に書いた
ブログ『まったり、もっこりしたキューバイベント』 
   『Part2 もっこりしたキューバイベント
このイベントでシローさんというキューバ観光を手掛けてる方が、
キューバ事情に精通。
お酒を飲みながら、楽しく美しいキューバの映像と風変りなミニミニ映画鑑賞。
ワタシたちにとって、謎の人物で二度と会う事はない…と思っていた。

そのシローさんが背後でお酒を飲んでいらした。。よ
オーナーママさんの計らいで、キューバの話しが聞けた。
キューバミュージシャンが出るBARのサイト。
言われなければ分らない14年前の歌手タニアのビデオ。
ほっそりとスタイル抜群で歌唱力は群を抜いていた。
なぜ南米のオンナの人はこんなに大きく太り易いのか?
ビデオを観てると、
ボン!キュ!!ボ~ン!体形を維持できない理由を知りたくなった。。

◆キューバ音楽とサルサのルーツ◆


1917年プエルトリコ人がアメリカ市民権獲得した。
が、現実の生活は苦しく厳しいものだった。

夏の暑い日、クーラーなど付ける余裕のない彼らは外で過ごす日々。
キューバ革命が起き、大量のキューバ人がアメリカに渡ってきた。
*ブログ『EXILE=亡命者』驚きの史実デスよ!
その事がキッカケでミュージシャンやNYサルサに光が射した。
1960年後半、NYに住むスペイン系南米人はキューバ音楽をアメリカ風にして演奏。
なにより自分たちの言葉で話せる場所が欲しかったのが始りだった。
そして時代に即した生きた音楽になった。


現在、キューバ音楽は2500のバンドがいる。
今だに音楽産業はないが、音楽への魂は強いという。

政界を引退したカストロに代り、これまた高齢の弟が政権の座にいる。
ワタシ「この弟君が引退したら、変わるんですかねぇ~」の問いに
キューバ人の気質をよく知る店主が
「今もって、ゲバラやカストロの人気は衰えない。。
この二人へのリスペクトは大きい思う。
大きく変わるだろうと言われるけど、こればかりは分らない。」

キューバ人は生活の中の不便さはあっても、国や指導者に対して不満がない。。
そういうこと?
日本は生活するには満ち足りてるが、国への不信感は増量キャンペーン中だ。。

キューバの街の風景やカラフルで元気な色彩を見ると、
人間らしい生き方ってなんだろうと思ってしまう。

帰り際、シローさんにまたキューバイベントお願いします!と、
お願いしておきましたよ。
実現しますように♪
↓キューバ料理「ボデギータ」


**帯表紙**

自由で明るい色彩にルンルン♪
これじゃ、、サルサ踊りたくもなるよね!
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