毎月、担当の医師、看護師、療法士と
患者、患者の家族の面談があります。
これまでのリハビリの進み具合と
これからの目標の設定をするのですが、
もう一つ重要なことがあります。
面談の日の状態で退院すると
どうなるかの検証です。
日々のリハビリで体の状態は
改善されているという実感があるので
「なんで?」と思ったものですが、
これ以上良くなるという保証はありませんし、
もしかしたら悪くなる可能性も否定できません。
つまり、面談の日の体の状態が
今の偽らざる状態で
このまま退院して家に帰ったときに
どのような生活ができるのか、ということです。
「寝たきり」、「車椅子」、「歩行補助器」、「杖」と
その都度の状態で、
家の改造をどうすればいいのか、
といったことまで踏み込んで話し合うのです。
バリアフリー、手すりの設置、バス・トイレの改造、等など。
幸い、最後の面談のときには
自力歩行できるまでに回復していたので
家の改造は最小限で済みました。
玄関の靴脱ぎ場の手すりと介護ベッドなどはレンタル。
トイレはウオシュレットに、風呂には手すりと入浴用の椅子。
家の改造には補助金が出るのですが、
トイレのウオシュレット化は対象外。
退院したときの私は要介護3で、
腕や指は自由に動かせない状態でした。
トイレのウオシュレット化は必要不可欠なのですが、
補助金は認められませんでした。
介護ベッドのレンタル料は要介護3のときは自己負担1割。
ところが2年後の介護認定で要介護2になると自己負担9割!
要介護3と2にどんな違いがあるのか分かりませんが
これにはビックリ。
なんでこの間に自己負担2割とか3割が無くて
いきなり9割になるのか不思議でなりません。
レンタル料数百円がいきなり数千円。
即、返却しました。
もう一つ不思議なことが。
第1種1級障害者の認定を受けているのですが、
第1種の不思議なこと。
JRでの運賃の割引を受けられるのですが、
片道100㎞以上で急行を利用したときに適用。
特急の場合は適用外です。
いまどき、新幹線があるのに
在来線の急行を利用するなんて考えられません。
新幹線ができる前か、一般的になる前に作られた法律が
未だに見直されていないのでは、と疑ってしまいます。
他にも障害者になってみると、納得できないこと
理解できないことがいくつもありますが……。
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