玉陽庵 算命学ブログ

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陰占で分かる深層心理

2015年06月05日 | 算命学 あれこれ
本日は、陰占で簡単に分かる深層心理について(^^)

算命学では陰占と、陽占があり、陰占が“無意識”、陽占が“有意識”と言われます。
陽占から判断できる性格などは、“有意識”ですから、本人にも十分自覚のあるもの。
しかし、陰占は“無意識”ですから、実は「本人が知らず知らずの内に取っている行動」を指します。
つまり、本人に意識はないものの、周囲からは良く見えている部分。

関ジャニ∞の大倉忠義さんを例に見てみましょう(^^)

大倉さんの陰占はこちら。


  乙 辛 乙
子 卯 巳 丑
丑 


生年月日から出てくる干支6個を、五行に分けてみます。


木性=乙、乙、卯(3個)
火性=巳(1個)
土性=丑(1個)
金性=辛(1個)
水性=0個

上記の通り、大倉さんの陰占には「水性」が欠けていますね。
以前の記事で、「谷になって欠けているものが“欲”である」というお話をしたことがあります。
ここでは、水性、すなわち「学習本能」が欠けていますね。
ここに、大倉さんの「欲」のありかがある、と分かります。

大倉さんのこの「学習本能の欠如」は、教養を身に付けるための努力や、学ぶ事へのこだわりという形で表に出ます。
大倉さんはプライドも高い方ですから、本来は「学歴なんてどうでも良い」と考えるタイプではありません。
ジャニーズでも高学歴者が活躍している現状では、なおさらでしょう。

大倉さんは、高校をやむを得ず中退しているそうですね。
たまたま通っている高校が芸能活動禁止で、ちょうど高校の頃に番組へのレギュラー出演が決まったとか。

関ジャニ∞のメーンバーとしての席も努力で勝ち取った大倉さんですから、高校を諦めて芸能活動に専念したのは無理もないでしょう。
ただ、芸能活動が禁止されていなければ、中退はしなかったのかな?と思うのです。

今年のはじめ、彼が番組で挑んだ高校卒業程度認定試験の様子が放映されましたが、ご覧になった方も多いと思います。
試験の教科も多く、準備期間がたったの2か月と短かった為、結果が発表されるまで、さすがに全教科合格点は無理ではないかとハラハラしたのですが。
見事全教科合格点を出して高認に合格した時の喜びの表情は、それはそれは嬉しそうで、とても印象的でした。

しかも、231時間勉強に費やしたという横山さんに比べて、大倉さんの勉強時間はたったの81時間!
勉強中の様子を見ても、「結構頭の良い人だな」という印象と共に、まったく勉強してこなかったのではなく、どこか「勉強の習慣」がきちんと身に着いている印象も受けました。

また、得手不得手はあるものの、基本的に楽しそうに勉強されている印象も。

大倉さんご自身は無意識かもしれませんが、彼はおそらく学ぶ為には努力を惜しまないタイプ。
もちろん、これが活かされるのは勉強だけではありません。
「ドラムの練習をして、見込みがあったら関ジャニ∞メンバー加入」という条件をクリアするため、ドラムを猛特訓したエピソードは有名だと思います。

単に“リズム感が良い”という理由で推薦されたと言いますから、おそらくその前はドラムに縁がなかったはず。
このように、何かを「習得する」という行為全般に対し、大倉さんは努力を惜しまず、とても前向きなのです。

「欲」という言葉は、一見ドロドロして見えるかもしれませんが、「何か自分には無いものを得るための原動力」として、大切なもの。
どのような現れ方をするかはその人の人格にもよりますが、こだわりをもったり、人一倍努力したりする人には、このような原動力が背景にあります。

逆に、五行揃いであったりすると「欲」が無く、裏返せば「怠け者」にもなり易いという一面も。

人間は、どこかが少し欠けているくらいが、丁度良いのかもしれませんね(^^)





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算命学の「利用法」

2015年06月03日 | 算命学 あれこれ
算命学の鑑定を受けた経験のある方とお話をしていると、「本当に生年月日だけであそこまで分かるのか?」という質問を受ける事があります。
簡単に言えば、答えはYesです。

膨大な数の占技を一つ一つ積み重ねて、その中の矛盾や、どの占技でも同じ方向を指すものなどを繋げていくことで出てきた結果をお伝えするのが算命学。

最終的にはバラバラの情報を繋ぎ合わせて一定の結論に導く必要があるので、ある程度そういうセンスは必要となると思います。
ただ、霊感など特別な感性が必須と言う訳ではなく、その気があれば誰にでも学べるもの。
お教室を開いて教えられる内容、という意味では、哲学や心理学と同じく、学問的な側面が強いと言えます。

ただ、宗家より伝わっている内容がかなり精緻であるため、非常に「当たる」事に驚かれる場合が多いのも事実。
うっかり神がかり的なものを感じる方もいらっしゃるかもしれません。

ぜひ覚えていていただきたいのは、算命学はご神託でもなんでもない、という事。
自然の法則をベースとした哲学的な理論に基づいて、“算出”して出てきた答えなのです。
そして、それはあくまでも原理原則であり、盲目的に従うべきものでも、縋るべきものでもありません。

私たちが生きているのは、現実世界であり、物質世界。
例え算命学で「天中殺には転職や引っ越しはいけない」と言われていても、現実に会社が倒産したり、借家から立ち退きを求められたら、動かない訳にはいきません。
どんな原則があろうとも、現実世界に生きる我々は現実を無視する訳にはいかないからです。

(もちろん、算命学には、きちんと“天中殺に動く場合は自分の器の範囲内ならば安全”というフォローも存在しています。)

算命学には「現実世界における処世術」という、ある意味世俗的な対処法も含まれている為、非常に便利。

ただ、算命学は基本的に「精神世界」を扱う学問であるという事を忘れてはいけません。
この世におけるご自分の役割や、ご家族、親族とのご縁など、見えない世界を解き明かす事に夢中になる場合もあるとは思います。
ただ、大半の方は「現実世界」で生きています。

「現実」を忘れて精神世界にのめり込むことは、危険です。
人の肉体は、「現実世界」から離れることはできません。急激な精神世界への傾倒は、肉体に大きな負担をかけます。
算命学を学ぶのに時間をかけるのは、この危険を避ける為。

また、精神世界にのめり込むことでご家族との関係やお仕事が疎かになり、大きな失敗を招く可能性もあります。
何事も「過ぎたるは猶及ばざるが如し」。
バランスが大事だと覚えていてください。

さらに、「現実」から目を逸らして精神世界に答えを求めても、良い事はありません。
何事も冷静に現実を直視することから始めなければ、せっかくの算命学も何の役にも立ちません。

何度かお話したと思いますが、算命学は、人生と言う山あり谷ありの道の途中にある「道標」のようなもの。
「道標」は、参考にしかなりません。

山道で道に迷ったとき、方向を示す看板に出会ったら、どうしますか?
確かに、助かったと思うでしょうし、早速参考にして進む方向を決めることでしょう。
しかし、その「道標」に縋って、ぶら下がる人はいないと思います。
そんなことをしても、「道標」が自分を目的地まで連れて行ってはくれないからです。

算命学も、同じです。

どれほど算命学に縋っても、現実は変わりません。
現実を変える力があるのは算命学ではなく、現実を生きているその人自身です。

例えば、何か大きな失敗をしてしまった場合。
算命学で調べると、天中殺で判断力が狂い、判断ミスが生じてしまった、という事が分かった。
こんな場合でも、現実に判断ミスで失敗をしたという事実そのものは変えられません。

「だって天中殺だったから」と言って、失敗が無かったことにはならないのです。
その言い訳に甘んじて、それを挽回する現実の努力を怠っては、事態は悪化する一方。

原因が分かったなら、今度は二度と同じミスを繰り返さないよう、反省すべき点は反省し、改善できることがあったら改善する努力が必要。

算命学には、こういう状況でどのように対処すべきかという「処世術」が豊富に含まれています。

ただ、現実を直視せず、算命学の理論をご自分の都合の良いように捻じ曲げて解釈することを目的とする方には、正直、なす術がありません。

山道で岐路に遭遇し、目的地に向かう道が険しいからと言って、「道標」の方向を楽な道に捻じ曲げたところで、本当の目的地に着けないのと同じです。

「現実」で困った事が起きたら、まず冷静に、客観的にその「現実」を分析しましょう。
誰だって、嫌なことがあれば言い訳の一つや二つはしたくなります。
ただ、一歩でも前に進みたければ、自分の非も認める客観性が大切。

算命学に答えを求めるのは、しっかりその作業ができてからの方が良いでしょう。
現実から逃げて、言い訳を捜すために算命学のあれこれを付け焼刃で学ぼうとしても、事態は決して良い方向には進みませんし、周囲からの助けもやってきません。

まずは「現実」としっかり向き合い、地に足をつけ、それから前を向いて進もうという段階になった時こそ、算命学に目を向けて下さい。

五里霧中の状況で、どうして良いか分からない方もいらっしゃると思います。
算命学は、そのような状況の出口を指し示す事は出来るでしょう。
ただ、霧を抜けて、出口まで歩くのは「自分自身」だという事を、ぜひ忘れないで下さい。

何かに「縋る」事は、足を止め、自分の頭で考える事もやめる行為。
しかし、自分の頭で考え、足を動かさなければ、何も変わらないのです。

算命学とは、「縋る」べきものではなく、より良く生きるために「利用」すべきもの。
ぜひ、上手に「利用」していただきたいと思います。



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慎重な人

2015年06月01日 | 算命学 あれこれ
「石橋を叩いて渡る」という言葉は、良く聞く言葉ですね(^^)
“自分もそのタイプだな”と思われる方、“そういうまどろっこしい行動は苦手”という方、様々だと思います。

算命学では、星だけである程度「慎重派」かどうか、を見分ける方法があります。

まずは、宿命中に分離条件を持っている方。
例えば、「宿命納音」などをお持ちの方は、ある程度の年齢以上になると非常に慎重で用心深くなります。

宿命でどこか壊れている場所があると、どうしても実際の人生で思うようにいかない事が多くなります。
そのように痛い思いをすることで、“世の中甘くない”という事をひしひしと感じ取った結果、どうしても用心深くなるのです。

天禄星など、非常に強い星をお持ちの方も、意外なことに慎重派。
そして、「八専日」と呼ばれる強い干支をお持ちの方も、手堅いタイプ。


『半沢直樹』で注目を集め、ジャニーズでは珍しくスーツの似合う俳優さんとして才能を発揮しているHey! Say! JUMPの中島裕翔さんの星を例に見てみましょう(^^)


  癸 庚 癸
子 亥 申 酉 戌
丑 甲 戊 辛 亥


彼の日干支「癸亥」と月干支「庚申」は、まさにこの「八専」。

日干支=西方は「物事のまとめ、結果」の場所ですから、彼は物事をまとめる段階大変手堅いと読み取れます。
また、月干支=中央は「物事の手段、方法」の場所ですから、そちらも大変手堅く、現実的。

ただ、彼の場合はすべてが手堅く現実的、という訳ではありません。

年干支である「癸酉」は、実は「裏専気」と呼ばれる干支。
こちらは、ちょっと無鉄砲とも見えるほど、なかなかの度胸があったりするのです。
また、「現実的で堅実」ではありませんが、その分、「夢や希望」を常に持っている干支でもあります。

この年干支=東方は「物事の出発」の場所。
中島さんが何かを始めるときには、「石橋を叩く」ことはせず、まずは「夢や希望」から入るのです。
「手堅さ」には欠けるので、勢いで始めてしまったものの、ちょっと失敗したな・・・という事も多少はあるかもしれません。

ただ、一度やり通すと決めれば、それをいかに成功に導くかの手段や、結果を出すまとめの段階では現実的で大変きちんとしているので、周囲からの信頼は厚いでしょう。年の割には雑な部分が少なく、ケアレスミスも少ないはず。

この辺りのご本人の手堅い性格が『半沢直樹』の銀行員という役でもにじみ出ていたからこそ、あの芝居はとても説得力があったのではないでしょうか?

中島さんの星は、全体的に見れば芸能界などの「無形世界」に非常に向いています。
ただ、同時にこのような手堅い、現実的な面をお持ちという事は、役者として生きる上では貴重かもしれません。
現実に生きるサラリーマンなどの役は、芸能人オーラ全開では嘘くさくなってしまうもの。

ジャニーズでありながら、「真面目なサラリーマン」を違和感なく演じられる若手俳優として、中島さんの今後の成長を楽しみにしていたいと思います(^^)




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