バイク親父の言いたい放題

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赤字だらけの家電各社

2012年11月02日 | Weblog
ご存知のように、家電業界が軒並みの大赤字にあえいでいる。

原因は各社いろいろとあるだろうが、

やはりTVの影響が一番大きいように思う。

地デジ化というNHKの先導で期限付きで意向を進めた結果、

大幅な需要の先食いをしてしまい、海外輸出がおろそかになっていた。

国内で手いっぱいで海外に手を出す余裕がなかった。

その間に、韓国勢、サムスン、LGにどんどんシェアを奪われ、

気が付けば、売れているのは日本国内だえというありさま。しかも、

地デジ化がお終わったため、先食いした需要はドカンと減少し、

価格もウォン安のせいで大幅ダウンを強いられれた。

もちろん、日銀や政府が、円高を放置し多くの国益を失った責任は大きいが、

明らかに、経営者(トップ)の判断ミスが招いた結果である。

いまや家電業界は、韓国から台湾、中国へとどんどん移行している。

携帯電話は、もともとガラパゴス化していたため販売量が少ないから影響は、

少なかった。というより相手にされていない。

これに反して、総合電機メーカーはそろって景気がいいのが、何とも皮肉である。

日立、東芝、三菱電機などは、家電は、ほんの一部で、電車やエレベーター、飛行機などインフラ関係に

強いため影響はそれほど受けなかった。

これからの家電メーカーが、どのようなかじ取りをするのか、生き残れるのか、

成功体験から抜け出せるのかが勝負どころであろう。

大幅赤字が出た後は、当然にリストラが待ち受けている。

大学生の就職も大変い厳しいようなのに、さらに、リストラが

重なっては、景気は、ますます落ち込むばかりである。

政府の無策に会社の無策が重なってはどうにもならないのは当然である。