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ハローワークに求人票が提出できない?

2013年02月20日 | Weblog
最近、ハローワークに求人を求める際の「求人票」というのがあるが、

求人する会社や個人事業者が「社会保険」に加入していないと

この「求人票」を受け付けてもらえないそうだ。

したがって、大工さんや建築工事業の事業者などは「社会保険」に加入してからで

ないと「求人」ができないのである。

ちょっと待ってくれ、確かに、社員が5人以上の事業者は、「社会保険」への

加入が義務づけられているが「5人未満」の事業者は、強制加入では、

ないはずである。

それにもかかわらず、この不況で仕事がなくて困っている人が多いというのに

手に職をつけておこうというような人までいるというのに。

だいたい、大工さんや塗装工事業などの建設業は、比較的、小規模な事業者が多く、とても

社会保険に加入する余裕などないはずである。

そういう事業者は、採用しようにも「求人票」自体が出せないのでは、

どうしようもないではないか?

いまの労働政策は、全く矛盾に満ちている。非正規雇用が激増しているにも

関わらず、中小企業にも大企業と同じ負担の社会保険の税率を課し、

しかも、社会保険に入れないなら「求人票」も出させないとは、

いったい、この国は、どうしてこんなに弱者に冷たくなったのか?

公務員は、自分たちだけの共済組合をつくり、社会保険とは区別して

作っておきながら保険料の会社負担分は、国や県、市町村に負担させている。

社会保険も半分は企業が負担するのでなく国で負担するようにしたらどうなのか?

厚生年金ではいい加減な処理を続け行方不明の年金を沢山作っておきながら責任は取らず、

しかも、自分たちの年金だけはしっかりと守る。

社会保険が負担できない、弱小な中小企業には、事業をやめろというような

処置である。これでは起業する人など出てくるはずがない。

がいこくで企業したほうがよほどましである。

もう、この国は、制度が完全に疲労している。公務員優遇の今の状況が

続くなら、やがて、ギリシャの二の舞になるのは間違いないであろう。