6月掲載回が休載となり、2ヶ月ぶりの新作である。
その間情けなくもブログ更新をサボっており、5月掲載回の感想を書いていない。
単行本化もされているので、5月掲載回については簡単に書いていくこととする。
2021年5月掲載分(簡易)
メロンから依頼されたのはバリコオルのステッキ修復。
やはりガラルで手持ち武器を持っているポケモンは限られるので、必然的に話に絡んでくるポケモンはある程度予測ができる。
また前回でマナブの弟子入りの話があったせいか、そーちゃんはマナブに自分の作業を手伝わせている。
今回はそーちゃんの「身具が絡むと冷静さを失う」という気質が如実に出ており、氷タイプまみれの中に草タイプを出してしまうなど、珍しく失態が描かれている。
一方、しーちゃんはコオリッポ絡みで記憶が戻る。でもこのフリーズ、以前に手持ちと再開したときには起きてなかったんじゃないのか?どうも不整合が気になってしまう。
マクワも登場したが、ここもラテラル同様二人でジムリーダーをやってる設定なのだが、その理由はどこかで説明されるのだろうか?敢えて理由を考えるとしたら、どちらも英雄伝説に絡む場所ではあるのだが、それでもナックルがあるからなあ。
最後はソニアの調査で〆。ダンデとの関係だが、終盤にて事件が進展したときに答えが出てくるのだろうか?
2021年7月掲載分
コオリッポの大群を追いかけるところから。
しーちゃんはコオリッポを捕まえるためにデータを分析してたらしいが、それはダイマックス研究の一環だったのだろうか。
単純に姿を気に入って捕まえたかっただけなのかはわからない。
しーちゃんがコオリッポを捕獲した経緯は、メロンがバリコオルを捕獲した経緯と対照的に思える。
ポケモンの方から仲良くしてくれたペタとしーちゃんに対し、メロンはポケモン側の意思を無視して捕まえてしまった。
今回の話を成立させるための対比だろうから、今後の話で深い意味を持ってくる可能性はあまり無さそうではあるが。
前回に引き続き、そーちゃんの危うさが描かれている今回。
とにかく身具の修復が第一で、相手のことはお構いなしという性質は、「自分の思う幸せを押し付ける」メロンの性質と少し似ている。
しかし、メロンはそれがうまくいったこともあると語っており、そーちゃんもしーちゃんの取り成しでなんとかトラブルを解決している。
ただ、メロンの場合はマクワとの関係をこれで拗らせてしまったことが示唆されており、なんとなくだが「周囲にそれを押し付け続けてはいけない」という警句を作中で示しているのかもしれない。
そーちゃん自身はなんとも思ってなさそうだが。
ファイナルトーナメントの存在がメロンから示された。
やはりゲーム通りに物語が進行することはほぼ決まりのようだが、個人的には最後の切り札をダイマックスさせる流れまで再現しないでほしい。
というのも、すでにジム戦で同じ展開をやりすぎていて、マンネリを避けるためかマトモに描けないケースが8月掲載回でまた起きてしまっているのである。
理由としては、ゲームの表現が強化されたこと、更に競技としてのジム戦が強く打ち出されていることで、従来のポケスペ的な「相手の裏をかく、気づかれないように攻める」という戦いがイマイチできない状態になっているからだと思う。
基本的にポケスペのバトルはトレーナーも含めた戦いとなるケースが多いのだが、どうも巨悪の陰謀という展開がゲームをそのままなぞると描けないせいか、剣盾編においては大味なバトルが多く感じられてしまう。
ただ、黒幕が8月掲載回にて示唆されてはいたので、展開は多少いじってくるかもしれない。
タペストリーの件にて、ようやくしーちゃんが伝説にまつわる問題へと触れる。
ここまで伝説回りはそーちゃんのみが触れる展開が続いていたのだが、ここにきてしーちゃんも関わることとなった。
しーちゃんは、どちらかと言えば横軸を担う存在だと思っていたが、今回にて縦軸の話にはじめて触れることとなり、大きな転換点となりそうだ。
7月掲載回についてはここまで。書いている間に8月号が出てしまったので、結果として相当な遅れになってしまった。
本来であれば8月掲載回まで含めて書くべきなのだが、非常に情報過多なので別記事とする。