私は現在、眼科と整形外科に通っているわけですが、昨日は眼科へ行った後、整形外科へ行きました。
整形外科では腰痛と膝の痛みと両方の治療をしています。
腰と膝には電気を当て、その後、膝に10個くらいの吸盤をつけて、低周波でビビビビビと患部を刺激します。
それが終わった後、ウォーターベッドです。
そのウォーターベッドが最高に気持ちが良い♪
ウォーターベッドの上に仰向けに寝ると、中に丸い動くものがあって、足の先から首筋まで、途中左右に分かれて背中や腕を何度も行ったり来たりしながら全身マッサージをしてくれます。
10分間の治療なので、私は眠ったことはありませんが、ウォーターベッドで眠ってしまう人は多いようで、よく大きな声で起こされている人がいます。
それくらい気持ちが良いものです。
腰と膝の治療でそれぞれが10分ずつ、全部で30分かかります。
待ち時間も入るので、いつも整形外科に行くと家を出てから2時間近く費やしてしまいます。
最初の頃は毎日整形外科に通っていましたが、お金も時間もかかるので、現在は一日おきとか二日おきにしています。
前振りが長くなりましたが、昨日整形外科に行ったとき、治療を終えて、会計を待っていたところ、隣に座っていた男性に声をかけられました。
「すみません。この字、何て読むんですか?」
と。
話し方が、少したどたどしい感じがしました。
その男性が指差したものは、初診の時に書く問診表でした。
名前の欄を見ると、アルファベットが綴られていました。
小さな字で書かれていたので、はっきり見えませんでしたが、話し方と名前の欄とで、この人は外国人なんだとわかりました。
見たところは、日本人と違和感がなかったので、東洋系の人なんだろうと思います。
20代後半か30代前半くらいの年齢かなぁと思いました。
その人が「どう読むか?」と聞いてきた字は、『治療』という文字でした。
私は、
「”ちりょう”と読みます。」
と答えました。
すると、その男性は、
「どういう意味ですか?」
と聞いていました。
とっさに詰まりました。
どう、説明したら良いんだろうと思いました。
それで、問診表の前後の文章を見てみると、”今まで、その部分の治療をしたことがありますか?”というものでした。
問診表には、後ろ向きと前向きの身体の図があり、痛い部分に○をつけるようになっていました。
その人は、腰の部分に大きな丸をつけていたので、私は、それを指差して
「ここが痛くて、この病院に来たんでしょう?この病院に来る前に、どこか別の病院で薬をもらうとか電気を当てるとかマッサージをするとか、痛みを治すために何かしましたか?ってことです。」
と答えました。
男性は、「何もしてません」と言い、問診表に書いていました。
すると、今度は、
”その痛みはいつからですか?”
という欄について質問されました。
質問欄には、”○○ヶ月前頃から”というおおよその月を書く欄があり、それにどう書けば良いか?ということでした。
見ると、彼は1月7日とはっきり数字を書いています。
なので、
「あなたは、1月7日と書いてますね。昨日ですよね?昨日痛くなったの?はっきり日にちを書いているので、この欄は書かなくても良いですよ。」
と答えました。
男性は、問診表に目を落とし、少ししてから、
「すみません。」
とまた声をかけて来ました。
「これはどういう意味ですか?」
そこには、
”今回の痛みに対して、何か思い当たることはありますか?”
と書かれていました。
「どうして痛みが出たのか考えられることはあるか、ということです。たとえば、重いものを持ったとか、急激な運動をしたとか、長く歩いたとか・・・」
と言うと、あぁ・・という感じで、その欄に熱心に何か書き始めました。
私は覗いては悪いと思ったので、彼が何をどう書いていたのか見ることはしませんでしたが、その後は、ずっとその欄と格闘していたようです。
そのうち、私の会計の番になり、会計を済ませて彼のところへ行くと、まだ一生懸命その欄と格闘していました。
日本語を書いていたのか外国語だったのか、それはわかりませんでしたが、かなり熱心にその欄を書いていました。
ほとんど最初から順番に問診表の書き方を質問されていたし、その下にも問診は何項目か続いていたので、大丈夫か気になりました。
とりあえず、声をかけて
「後の欄は大丈夫ですか?」
と言うと
「大丈夫です。ありがとうございます。」
と言って、すぐに問診表に目を落とし、文字を書き続けていました。
余計な心配をする必要はないな、私がいなくなっても、また別の人に聞くだろうと思いました。
前日、腰痛になり、すぐに病院へ来たようですが、言葉もイマイチな外国でさぞかし不安だろうと思いました。
健康保険は、どうなっているんだろうなどと、考えてしまいました。
でも、私も改めて日本語の意味や使い方を考える機会になりました。
本当に待合室では、色々なことがあるもんです。
整形外科では腰痛と膝の痛みと両方の治療をしています。
腰と膝には電気を当て、その後、膝に10個くらいの吸盤をつけて、低周波でビビビビビと患部を刺激します。
それが終わった後、ウォーターベッドです。
そのウォーターベッドが最高に気持ちが良い♪
ウォーターベッドの上に仰向けに寝ると、中に丸い動くものがあって、足の先から首筋まで、途中左右に分かれて背中や腕を何度も行ったり来たりしながら全身マッサージをしてくれます。
10分間の治療なので、私は眠ったことはありませんが、ウォーターベッドで眠ってしまう人は多いようで、よく大きな声で起こされている人がいます。
それくらい気持ちが良いものです。
腰と膝の治療でそれぞれが10分ずつ、全部で30分かかります。
待ち時間も入るので、いつも整形外科に行くと家を出てから2時間近く費やしてしまいます。
最初の頃は毎日整形外科に通っていましたが、お金も時間もかかるので、現在は一日おきとか二日おきにしています。
前振りが長くなりましたが、昨日整形外科に行ったとき、治療を終えて、会計を待っていたところ、隣に座っていた男性に声をかけられました。
「すみません。この字、何て読むんですか?」
と。
話し方が、少したどたどしい感じがしました。
その男性が指差したものは、初診の時に書く問診表でした。
名前の欄を見ると、アルファベットが綴られていました。
小さな字で書かれていたので、はっきり見えませんでしたが、話し方と名前の欄とで、この人は外国人なんだとわかりました。
見たところは、日本人と違和感がなかったので、東洋系の人なんだろうと思います。
20代後半か30代前半くらいの年齢かなぁと思いました。
その人が「どう読むか?」と聞いてきた字は、『治療』という文字でした。
私は、
「”ちりょう”と読みます。」
と答えました。
すると、その男性は、
「どういう意味ですか?」
と聞いていました。
とっさに詰まりました。
どう、説明したら良いんだろうと思いました。
それで、問診表の前後の文章を見てみると、”今まで、その部分の治療をしたことがありますか?”というものでした。
問診表には、後ろ向きと前向きの身体の図があり、痛い部分に○をつけるようになっていました。
その人は、腰の部分に大きな丸をつけていたので、私は、それを指差して
「ここが痛くて、この病院に来たんでしょう?この病院に来る前に、どこか別の病院で薬をもらうとか電気を当てるとかマッサージをするとか、痛みを治すために何かしましたか?ってことです。」
と答えました。
男性は、「何もしてません」と言い、問診表に書いていました。
すると、今度は、
”その痛みはいつからですか?”
という欄について質問されました。
質問欄には、”○○ヶ月前頃から”というおおよその月を書く欄があり、それにどう書けば良いか?ということでした。
見ると、彼は1月7日とはっきり数字を書いています。
なので、
「あなたは、1月7日と書いてますね。昨日ですよね?昨日痛くなったの?はっきり日にちを書いているので、この欄は書かなくても良いですよ。」
と答えました。
男性は、問診表に目を落とし、少ししてから、
「すみません。」
とまた声をかけて来ました。
「これはどういう意味ですか?」
そこには、
”今回の痛みに対して、何か思い当たることはありますか?”
と書かれていました。
「どうして痛みが出たのか考えられることはあるか、ということです。たとえば、重いものを持ったとか、急激な運動をしたとか、長く歩いたとか・・・」
と言うと、あぁ・・という感じで、その欄に熱心に何か書き始めました。
私は覗いては悪いと思ったので、彼が何をどう書いていたのか見ることはしませんでしたが、その後は、ずっとその欄と格闘していたようです。
そのうち、私の会計の番になり、会計を済ませて彼のところへ行くと、まだ一生懸命その欄と格闘していました。
日本語を書いていたのか外国語だったのか、それはわかりませんでしたが、かなり熱心にその欄を書いていました。
ほとんど最初から順番に問診表の書き方を質問されていたし、その下にも問診は何項目か続いていたので、大丈夫か気になりました。
とりあえず、声をかけて
「後の欄は大丈夫ですか?」
と言うと
「大丈夫です。ありがとうございます。」
と言って、すぐに問診表に目を落とし、文字を書き続けていました。
余計な心配をする必要はないな、私がいなくなっても、また別の人に聞くだろうと思いました。
前日、腰痛になり、すぐに病院へ来たようですが、言葉もイマイチな外国でさぞかし不安だろうと思いました。
健康保険は、どうなっているんだろうなどと、考えてしまいました。
でも、私も改めて日本語の意味や使い方を考える機会になりました。
本当に待合室では、色々なことがあるもんです。