昨日は、久しぶりに学生時代の友達と会いました。
本当は、先月の半ばに会う約束をしていたのですが、友達の一人が突然坐骨神経痛になり、会えなくなりました。
その時に来月に延期させてほしいと言ってきたので、
「坐骨神経痛はそんなにすぐには治らないと思うので、会うのは、来年にしよう」
と言ったのですが、友達は、
「一生懸命病院へ通って何とか治すようにするから、とりあえず会う日を決めたい」ということで、昨日の約束になりました。
「くれぐれも無理をしないように」と言ったのですが、彼女も久しぶりの外出を楽しみにしていて、まだ完治したわけではなさそうですが、がんばって出てきました。
久しぶりの外出で、腰が悪くなったりしなかったかな？と思いましたが、今朝、メールが入って来て、「色々話ができて、かえって元気になった」と言っていました。
坐骨神経痛になった友達は、十年くらい前にご主人を亡くし、現在、二人のお子さんと一緒に生活しています。
亡くなったご主人は、大手有名会社の重役さんだったので、かなりの財産を残してくれていて、彼女は、経済的には全く困らない生活をしています。
二人のお子さんはまだ独身で、二人とも全く結婚の意志はなく、仕事一筋でがんばっているようです。
なので、友達は、自由な寡婦生活を満喫していて、色々な習い事をして、山歩きをしたり、国内旅行、海外旅行などあちこち歩き回っている人だったので、その彼女が体調を崩したのは初めての事のようです。
いつも会う三人の中で、”体調が云々”と言っているのは私で、今回神経痛になった友達は、とにかく元気元気の人だったので、初めての経験にかなりへこんでいました。
普段、元気いっぱいのお母さんなので、二人の子供・・・と言っても二人とも私の息子より年上なので、かなり良い年なのですが、日々、彼女が家事全てを引き受けて動いてきていたので、今回
「食事の支度もできない」
と話すと娘さんが
「大丈夫よ。ゆっくり休んで。自分の事は自分でするから」
と言ってくれたそうです。
確かに自分の事は自分でしていたようですが、食事など、自分が食べるものは、仕事の帰りに買って帰って来ても、母親の事は全く念頭になく、友達は、
「あなたの食べるものだけ買って来て、私はどうすれば良いの？」
と言うと、初めて母親の食事について気が付いたということでした。
「私に言われて初めて気が付いたみたい。いい年して、自分のことしか考えていないの。あきれちゃうわ。」
と、友達は言っていました。
へぇ～と思いました。
今まであまりに元気なお母さんだったので、そういう経験もなく、気づかなかったのかもしれませんが、私の息子は、やさしく接してくれることはないとしても、私の食事のことくらいは考えてくれそうな気がしました。
友達の場合は、体調を崩したと言っても外科的なもので、命に関係しているわけではありませんが、私たちもそろそろ身体にガタが来て、今まで病気に縁がなかった人でも、そろそろ不具合がでる年なんだろうなと思いました。
本当に年には勝てないものです。
