私は8年くらい前まで近所の美容院へ行っていました。
そこは、普通の住宅の1階部分をお店にしていて、椅子も2つしかない小さなお店です。
美容師さんは40歳代くらいの奥さんで、妹さんがシャンプーをしたり、パーマや毛染めの手伝いをしていて、おばあちゃんが着付けを専門にやっているという、こじんまりとした家庭内美容院です。
何故私がそこに行かなくなったかというと、やはり技術です。
私が「ああして」「こうして」と注文し、「わかりました」と言ってやってもらうのですが、思った通りの髪形になりません。
そこで、気に入った髪形の写真を切り抜いて持って行って、
「こんな風に」と頼むのですが、それでも、出来上がった髪型は、いつも同じ。
そんなことを何回か繰り返しているうちに、別の美容院に行ってみようと思い始めました。
本当のところは、わかりませんが、男のお子さんが二人いて、家庭と美容院との両立で、新しい髪形やはさみの使い方を研究することもあまりなく、昔のままのカットの方法を続けているのかなと思いました。
そんな理由で美容院を変え、その後は、ずっと同じ美容院へ行っています。
その美容師さんに、近くのスーパーでたまに出会います。
私の住まいは、大きなスーパーというと一箇所しかありません。
なので、近所の人はみんなそこへ買い物に行くため、何ヶ月かに1回くらいその人を見かけます。
私は、”ずっとその美容院へ行っていない”という負い目があるので、スーパーでその人を見かけると、積極的に挨拶をするというよりは、なるべく顔を合わせないようにしています。
なので、今までは、はっきりと目が合ってお互いを認識したことはなかったのです。
ところが、昨日、仕事の帰りにスーパーへ行った時、たまたま目を上げたところ、その美容師さんとバッチリ視線が合ってしまったのです。
多分、目が合ったのは初めてだったと思います。
”目が合ってしまったのなら、ここはしっかり挨拶しなければいけない”と、とっさに判断し、会釈をしようとしましたが、その瞬間、いきなり顔を背けられました。
私は固まりました。
会釈をしようとした姿勢や目は、相手を失って、持って行き所がなくなりました。
何とも言えない気持ちでした。
特に腹が立ったわけでもなく、淋しいわけでもなく、悲しいわけでもないのですが、どう表現したらよいか・・・。
そう・・・驚いた!と言うのがぴったりなかぁ。
私は、その美容院のお客さんではなくなりましたが、近くの人でもあり、いや、近くではなくても顔見知りなので、目が合えば会釈くらいはしても良いんじゃないかと思いました。
あんな風にされたら、二度とその美容院へは行かないと思います。
来なくなったお客さんを快く思わないのかもしれませんが、客商売が下手な人だなと思いました。
行かなくても、ばったり出会ったときに、ニコニコと挨拶されれば、「たまには行こうかな?」と思うこともあるのに。
今でも、あの時の美容師さんの目を思い出して、複雑な気持ちになります。
そこは、普通の住宅の1階部分をお店にしていて、椅子も2つしかない小さなお店です。
美容師さんは40歳代くらいの奥さんで、妹さんがシャンプーをしたり、パーマや毛染めの手伝いをしていて、おばあちゃんが着付けを専門にやっているという、こじんまりとした家庭内美容院です。
何故私がそこに行かなくなったかというと、やはり技術です。
私が「ああして」「こうして」と注文し、「わかりました」と言ってやってもらうのですが、思った通りの髪形になりません。
そこで、気に入った髪形の写真を切り抜いて持って行って、
「こんな風に」と頼むのですが、それでも、出来上がった髪型は、いつも同じ。
そんなことを何回か繰り返しているうちに、別の美容院に行ってみようと思い始めました。
本当のところは、わかりませんが、男のお子さんが二人いて、家庭と美容院との両立で、新しい髪形やはさみの使い方を研究することもあまりなく、昔のままのカットの方法を続けているのかなと思いました。
そんな理由で美容院を変え、その後は、ずっと同じ美容院へ行っています。
その美容師さんに、近くのスーパーでたまに出会います。
私の住まいは、大きなスーパーというと一箇所しかありません。
なので、近所の人はみんなそこへ買い物に行くため、何ヶ月かに1回くらいその人を見かけます。
私は、”ずっとその美容院へ行っていない”という負い目があるので、スーパーでその人を見かけると、積極的に挨拶をするというよりは、なるべく顔を合わせないようにしています。
なので、今までは、はっきりと目が合ってお互いを認識したことはなかったのです。
ところが、昨日、仕事の帰りにスーパーへ行った時、たまたま目を上げたところ、その美容師さんとバッチリ視線が合ってしまったのです。
多分、目が合ったのは初めてだったと思います。
”目が合ってしまったのなら、ここはしっかり挨拶しなければいけない”と、とっさに判断し、会釈をしようとしましたが、その瞬間、いきなり顔を背けられました。
私は固まりました。
会釈をしようとした姿勢や目は、相手を失って、持って行き所がなくなりました。
何とも言えない気持ちでした。
特に腹が立ったわけでもなく、淋しいわけでもなく、悲しいわけでもないのですが、どう表現したらよいか・・・。
そう・・・驚いた!と言うのがぴったりなかぁ。
私は、その美容院のお客さんではなくなりましたが、近くの人でもあり、いや、近くではなくても顔見知りなので、目が合えば会釈くらいはしても良いんじゃないかと思いました。
あんな風にされたら、二度とその美容院へは行かないと思います。
来なくなったお客さんを快く思わないのかもしれませんが、客商売が下手な人だなと思いました。
行かなくても、ばったり出会ったときに、ニコニコと挨拶されれば、「たまには行こうかな?」と思うこともあるのに。
今でも、あの時の美容師さんの目を思い出して、複雑な気持ちになります。