以前から、
「海外では水は気をつけろ!」
という話を何度も聞いていたので、最初から水に関しては、注意していました。
イスタンブールに着いて、ホテルに向かう時、バスの中でペットボトルの水が配られました。
「これから、毎日、一日一本水を配ります。」
ということだったので、水の心配は全くありませんでした。
たまに配られた水を口に含む程度だったので、歯磨きに使っても、配られる水が足りなくなるということは、ありませんでした。
イスタンブールの初日、ホテルでお風呂にお湯を入れて、びっくりしました。
バスタブに溜まったお湯に色がついています。
薄い茶色っぽい色です。
この水が水道から出ているとしたら、お腹も壊すだろうと思いました。
トルコの人たちは、あの水道の水を飲むんだろうか?と疑問でしたが、トルコの人も水道の水は飲まないそうです。
みな、ペットボトルの水を飲み、料理もペットボトルの水を使うそうです。
なので、ホテルやレストランで出される生野菜や果物もペットボトルの水で洗うので、大丈夫ということでした。
旅行前、海外での食事の事は、全く考えていませんでした。
私は好き嫌いはありますが、食べて食べられないものはないと思っていたので、何とかなると思っていました。
しかも、トルコ料理は世界三大料理の一つと言われているので、食事に関しては、問題ないと思っていました。
泊まったホテルの食事は、すべてバイキングでした。
朝晩食事をしたホテルは、朝も晩もバイキングです。
夜は多少、種類は増えますが、基本は同じです。
下の写真は、二日目に泊まったアイワルクの温泉ホテルのバイキングの一部ですが、どこのホテルもほぼ同じです。
一部の写真だけなので、種類はもっと色々ありました。
私は、いつもジュースとパンと野菜と果物。
それ以外のものを口にする勇気はありませんでした。
最初のホテルで食べたものは、比較的おいしかったのですが、スープに癖がありました。
せっかくおいしいコーンスープなのに、余計な香辛料が入っています。
ほとんど全ての料理に香辛料が入っていて、それが私の口に合いませんでした。
どこでもパンと野菜、果物はおいしかったので、それでお腹を膨らませました。
ヨーロッパサイドにあるお店なので、いかにもヨーロッパの港の風景でした。
海風が気持ちの良いレストランでした。
そこで出たメインの食事は、キョフテというトルコ風ハンバーグでした。
トルコの人は豚肉は食べないので、牛肉を使うことが多いようです。
独特の香辛料が効いたもので、細長い棒のような形をしています。
味はしっかりついていて、そのまま食べられます。
レストランでは、最初にスープが出て、パンは、最初からテーブルに置いてあります。
このスープも香辛料が強くて、一口飲みましたが、それ以上はダメでした。
キョフテも1つだけ味見程度で食べ、パンを食べて終わりにしました。
3日目の昼食は、庭のステキなレストランでした。
裏庭には、機関車がたくさんありました。
ここでのメインは、チョップ・シシという肉の串焼きです。
味のついたチャーハン風のものが添えられていることが多かったのですが、お米の触感が微妙でした。
串焼きの肉は、牛肉でしたが、焼き鳥みたいな味がしました。
実は、このレストランで、私の分の肉の串焼きを忘れられてしまいました。
でも、催促したところで、手をつけずに終わると思ったので、そのまま店を出ました。
主人のものを味見のため、一本だけ食べてみて、焼き鳥みたいな味だと思いました。
ひき肉を乗せたものとチーズを乗せたもの、二種類出てきました。
チーズ乗せは、おいしかったです。
でも、これは、メインではなく、前菜のような感じでした。
その後、水餃子みたいなものが出てきました。
小麦粉を使って、もっちりしていて、ちょっと日本のすいとんみたいな感じもしましたが、味がイマイチでした。
それに、ヨーグルトみたいなものがかかっていて、それが合わないと思いました。
醤油味の鶏がらスープなら、食べられたかも?です。
こんな住宅街のような場所にあります。
レストランの入り口を入ったところ
ワインは、この地方の名産品なので、たくさん置かれていました。
メインの食事は、ギュベジという肉と野菜の煮付けです。
こうして、ツボに入って出てきます。
ツボは熱いので、触れません。
スプーンですくってご飯にかけたり、ナプキンでツボの両端を持って、ツボを倒し、ご飯にかけて食べます。
トマトの酸味のあるミネストローネみたいな感じでした。
これは、半分くらいは、食べられたかな?
レストランから見えるガラタ橋です。
ここで、ドネル・ケバブを食べました。
イスタンブールでは、有名なお店らしいです。
3切れくらい食べました。
やはり、香辛料が強かったです。
この日の夜は、このガラタ橋の下にあるシーフードレストランでの食事でした。
なんと言う魚だろう?
この盛り付けにびっくりしました。
日本的には、魚をこんな風に逆さまにお皿に置くって、ないですよね?
ここで載せたのは、メインの食事だけで、食事の時は、スープ、パン、前菜が2種類くらい、メインの食事、デザートが必ず出ます。
トルコの人は、大食いだと思いました。
ガイドさんは、
「日本人は小食。だから、みんな痩せている」
と言います。
そして、
「日本の味は薄くて物足りない」
とも言っていました。
確かに、ああいう料理を毎日食べていたら、太りもするだろうし、日本の食事は薄味だと思うでしょう。
私に言わせると、
「トルコの料理は、香辛料が強いものが多く、そうでないものは、粉っぽい。デザートは甘すぎ。」
です。
旅行社としては、その料理が一番おいしいと思われるお店に案内してくれているらしいのですが、本当に食事には参りました。
3日目くらいから、食堂に入ると、あの独特の香辛料の匂いだけで、うんざりしてきました。
5日目くらいからは、ツアーで一緒だった人たちも「部屋でカップラーメンを食べる」と言って、ホテルの食事には来ない人も出てきました。
カロリーメイトで済ませた人もいたようです。
「日本に帰ったらラーメンを食べに行く!」とか「お寿司が食べたい」「納豆と味噌汁」などと話しました。
観光目的で海外へ行ったので、食事には全く期待はしていなかったし、何でも空腹でなければよいと思っていましたが、これほど食事ができなくなるとは思いませんでした。
でも、若い人たちのグループの中には、「おいしい、おいしい」と言って
「日本へ帰ったら、トルコ料理のお店を探そう!」
と話している人たちもいました。
好き好きなので仕方ないです。
私も、トルコの食べ物でおいしいと思ったものもあります。
前述のトルコ風ピザのチーズ乗せもそうですが、果物もそうです。
果物は、何でもほぼ、丸ごと出てきました。
リンゴもプルーンもその他、見たことのない果物もありましたが、全て丸かじりです。
キウイも丸ごと置いてありました。
さすがにキウイは、ナイフで切って、スプーンで食べましたが、どれもおいしかったです。
そして、これは、欠かせないと思った蜂蜜です。
自分で食べたいだけ切り分けて食べます。
これが、甘さもちょうど良く、癖もなく、そのまま食べても大丈夫なくらいで、お代わりしてしまいました。
こんな風においしいものもありました
(最後に、料理に関しては、写真を撮ってこなかったものも多く、分かりやすくするためネットから拝借した写真もあります。
小さめの写真が、ネットから拝借したものです。)