はーちゃんの気晴らし日記

気ままに 楽しく 書きくけこっこ!

一番キツイツアー

2014年11月07日 | 出来事
今回のツアーのメンバーは、全部で28名でした。
私たちと同年齢の夫婦が、二組。
私たちより一世代くらい年配の夫婦が、一組。
若い夫婦が、一組。
若い夫婦は、もしかしたら、新婚旅行かなと思いました。
ずっと二人だけの世界に入っていて、ほとんど他の人との交流がなかったので、話をする機会もなく、聞くことができませんでした。
母と娘の二人連れ。
OLさんの二人連れが二組。
初老の男性の二人連れが一組。
OLさんの三人連れが1組。
私と同年代のママ友さんの三人連れが一組。
一人旅の女性が二人。
女子大生の4人連れの総勢28名でした。

私たちと同年代のご夫婦とは、年齢が近いせいか、一番親しくなりました。
以前は私たちと同じ神奈川に住み、ご主人は、会社員をされていたそうですが、55歳でリストラにあい、その後、奥さんの実家の近くの栃木に住んでいるとか。
仕事を辞めてから、現在まで、10回以上、海外旅行をしているそうです。
ということは、年に一度行っているということです。
一人息子が埼玉の大宮に一人住まいをしているらしく、年齢もほぼ同じで、結婚する気がないのも同じ。
そんなことでも、話が合いました。
お子さんは、息子さん一人だけということで、お孫さんがなく、我が家の孫の存在をうらやましがられました。
でも、ご夫婦仲が良くて、次はマレーシアに行くと言っていました。
55歳でリストラにあったと言っても、その後の人生、年に一度の海外旅行で過ごせるなんて、うらやましいなと思いました。
海外旅行のために、週に3回、トレーニングジムに通っていると言っていました。

私たちより一世代上のご夫婦は名古屋の方でした。
海外は、このトルコで13回目ということで、二人で手に手を取りながら、ゆっくりと歩いていました。
帰りは、成田に到着した後、名古屋に行く飛行機を待つため、そのまま成田で3時間待つことになるということでした。
イスタンブールから、12時間近くかけて飛行機に乗り、また3時間待って、今度は名古屋行きの飛行機に乗るなんて、大変だなと思いましたが、年齢や見た目とは違い、元気なお二人でした。

母と娘の二人連れは、お母さんは九州に住んでいて、娘さんは大阪で大学に通っているそうです。
娘さんは、来春大学を卒業見込みで、就職も決まったので、働き出したら二人で旅行することはないかもしれないと思い、このツアーに参加したそうです。
いつも母娘二人で腕を組んで歩いていました。
娘さんが、お母さんの腕に、手を添えていました。
お母さんもとても若く見えて、二人は、姉妹のように見えました。
二人を見ていて、私も娘が結婚する前に、一度、二人で旅行をすれば良かったなと思いました。
そんな風に私が言うと、
「でしょう?そう思うでしょう?二人だけで旅行できるのは、今しかないと思ったの」
と、言っていました。
でも、私も娘とまめと三人で軽井沢に旅行した事があるので、それは、私にとっては、大事なそして、貴重な思い出になっています。

一組のOLさんの関係には、ちょっとびっくりでした。
主人が親子と間違えたくらい年齢が、違う感じでした。
聞けば、一人は奈良から、もう一人は埼玉の大宮から来たと言います。
「えっ?どういう関係ですか?」
と聞くと、二人とも大の宝塚ファンで、何度も宝塚を見に行くことで顔見知りとなり、旅行をする仲になったと言っていました。
埼玉の女性の方が見るからに年上で、主人が母親と間違えたのですが、実際は、そこまで年は離れていないと思います。
彼女もトルコ絨毯の玄関マットを買ったらしく、
「もう少ししたら、家を出て一人暮らしをする予定なので、玄関マットを買ったんです。新しい住まいに敷くのが楽しみ♪」
と言っていました。
まだ独身だそうですが、魅力的な女性でした。

初老の男性二人連れとも、よく話をしました。
どういう関係かは聞きませんでしたが、年配の人は、海外は今年になって3度目。
3ヶ月に1度は海外に行っているということです。
通算すると、何回行ったかなんて、わからないくらいだそうです。
確かに、かなり旅慣れた感じでした。
上品な感じの人で、現役時代は、かなりの役職に就いていたのではないかと想像しました。
主人は、その二人を見て、
「あんなふうに男同士の旅行も良いなぁ」
と言っていました。
夫婦で行くのとは、また違った旅行ができるのではないかと、私も思いました。

ママ友さん、3人連れは、私と同世代でした。
しかも、住まいは私の実家の近くで、びっくりでした。
子供が小学校の頃からのママ友だそうです。
リーダー格の人がいて、三人の間をその人がしきっている感じに見えました。
私たち夫婦の間では、「うるさいおばさん」というニックネームがついていました(笑)
というのも、文句が多い。
何かあるたびに、ブツブツ言っていたので、いつの間にか、私も主人もそんな風に言うようになりました。

一人旅の女性二人には、びっくりでした。
一人は、ずいぶん高齢だったと思います。
二人とも、一人でツアーに参加して、あちこち旅行されているようでした。
どちらも一人旅だった関係で、自然と二人が一緒にいることが多くなり、帰りには、お互いアドレスの交換をしていました。
今度は、一緒にツアーに参加するようになるのかもしれないと思いました。
高齢の女性は、大きなトルコ石の指輪を購入されていました。
そして、もう一人が、カイサル空港で一人だけ飛行機に乗れなかった人です。
私だったら、かなり心細かったと思いますが、その人は、海外は慣れている感じで、英語は堪能だし、3時間の待ち時間に退屈はしていたようですが、不安は感じていなかったようです。
でも、そんなに旅慣れている人でも、食事は私と同じように「食べられない」と言って、私と同じようにあまり手をつけていませんでした。

OL、3人組もいました。
彼女たちの一人が、人気アイドルグループを輩出している芸能事務所の仕事をしているらしく、他の二人が興味津々で、行きの成田から帰りの成田まで、ずっとその事務所所属のアイドルの人たちの話をしていました。

そして、女子大生の4人組です。
彼女たちは、どの子もみな可愛くて、観光地へ行くと、他のツアーの人やトルコの人たちから「可愛い♪」と言われていました。
トルコ料理が美味しいと言っていたのも彼女たちのグループでした。
彼女たちも、来春卒業見込みのようでした。

私たちのツアーの人は、若い女性の多いツアーでした。
添乗員さんも、トルコは若い女性に人気ではあるけれど、こんなに若い女性の多いツアーは、あまりないと言っていました。

ツアーの初日、時差ぼけの影響もあったと思いますが、私は、唾液腺が詰まったり、腹痛があったりしましたが、同じ日に一人旅の女性が鼻血を出しました。
後日、大きなトルコ石を買った高齢の人です。
鼻血が止まらず、3日間くらい鼻にティッシュを詰めたまま行動していました。
その人は、3日目に私と同じように突然の腹痛に襲われ、トイレに駆け込みました。
鼻血と腹痛が続いたので、カッパドキアでの気球は取りやめにすると言っていました。
結局、気球は飛ばなかったのですが、旅慣れている女性でも、体調に変化が出たようです。

4日目のカッパドキアで、私たちと同年齢の夫婦のご主人が、突然めまいに襲われました。
それまで、私たち夫婦と行動を共にし、お互いツーショット写真を撮りあったしながら、カッパドキアの観光をしていました。
ところが、突然、ご主人の歩き方がおかしくなり、吐き気を訴え始めました。
バスの中でずいぶん吐いていたようです。
みんなは、車酔いだと思っていたようですが、吐く前の千鳥足を知っている私は、単なる車酔いではないと思いました。
その日は、ホテルに着くまでご主人の具合は回復せず、奥さんは、観光を取りやめようとしていましたが、添乗員さんがバスに残り、奥さんは私たちと一緒に観光を続けました。
ご主人も、一人でいたかったようで、奥さんに「オレは良いから、行って来い。一人の方が気が楽だから」と言っていました。
このままでは、病院へ行くようかな?と思いましたが、その夜は、一人で部屋で寝ていたようです。
翌朝は、ずいぶん回復したようでしたが、顔色はイマイチに見えました。
でも、その後の観光は普通にできたようです。
とりあえずは、大事にならずに済んで良かったと思いました。
日本に帰ったら、病院へ行くと言っていました。
そして、予定していたマレーシアへの旅行は、取りやめにしようかな?とも言っていました。

5日目、カイサル空港から飛行機に乗り、空港からバスでイスタンブールの繁華街にあるレストランへ行きました。
その途中、3人のOLさんの中の一人が、体調を崩しました。
バスを降りた途端、吐き気を訴え、そのまま彼女はレストランには現れず、その日一日、ずっとバスの後部座席で寝ていたようです。
夕食の時に、姿を見ましたが、何も食べずにいたようです。
でも、翌日は元気に観光していました。

そして、帰りの飛行機の中、私と同年代のママ友さんのグループの一人が、通路を歩いてきました。
私たち夫婦が「うるさいおばさん」と呼んでいた人です。
私のすぐ近くに来た途端、突然倒れました。
私は、倒れたのを目の前で見てしまったので、びっくりしましたが、意識はあるようで、私の顔を見て
「騒がせちゃってごめんね。貧血だと思うの」
と言っていました。
通路に倒れたので、CAがすぐに飛んできて、枕や毛布を大量に持ってきて応急処置を始めました。
そして、「医師がいるかどうか」という機内放送が流れました。
すると、なんと飛行機には、医師が3人も乗っていて、おまけに看護婦さんも3人くらいいました。
看護婦さんはエコノミーで、医師はビジネスだったのかな?別の場所から現れました。
英会話ができる医師が、CAとやり取りして、手当てをしていましたが、どうやら急激に血圧が下がったということでした。
3人の医師が、私のそばで、色々やっていたので、私は一部始終を見ることになりました。
そんなことをしているうちに、機内の後ろの方で、今度は男性が倒れました。
「うるさいおばちゃん」と同じような症状だったそうです。
それで、二人の医師はそちらの男性の方へ行きました。

その二人の医師のうちの一人が、若くてかっこよくて、まるで俳優さんのようでした。
似たような俳優さんがいたと思うのですが、思い出せません。
誰に似ていたのかなぁ。
その医師は、機内後方の男性が倒れるまで、ずっと私のそばに立っていたので、私は、見とれていました。
主人もその医師を見て
「あの先生は、イケメンだね」
と言っていたので、男性からも見てもかっこ良かったと思います。
飛行機の中で倒れたおばちゃんも、成田に着いた時は、すっかり元気になっていました。

このツアーは、いくつかのそんなハプニングがありました。
添乗員さんが言うには、私たちが行ったトルコのツアーが、旅行社で扱うツアーの中では、一番過酷なツアーと言われているんだそうです。
長距離を動き、たくさんの観光地を見て回るツアーなので、かなりキツイと言われているそうです。
確かに、私たちも、「今日は、これ以上、観光はしなくて良いから、早くホテルに入りたい」と思った日もありました。
添乗員さん曰く、
「このツアーがクリアできれば、どんなツアーも大丈夫だと思います」
とのことでした。

私たちは、初めての海外に一番キツイと言われるツアーを選んでしまいましたが、何とかクリアできたのが、奇跡のような気がしました。
特に私は、ずっと身体が弱いという印象のままこの年まで来ているので、徐々に丈夫になったんだろうと思いました。
帰ってからも、ずっと気楽に寝たいときに眠りたいだけ眠れる生活ができたのも、良かったと思います。
やはり、基本は身体なので、今後も運動を続けて、身体を鍛えたいと思います。















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