goo blog サービス終了のお知らせ 

はーちゃんの気晴らし日記

気ままに 楽しく 書きくけこっこ!

息子と大凧祭り

2009年05月13日 | 我が家
このゴールデンウィークの息子の過ごし方は、画期的なものでした。
今までは、休みといえば、昼夜の区別なくネットゲーム三昧。
いつ寝て、いつ起きているのかもわからず、私たちが家にいても、食事に来たり来なかったり。
雨戸を閉めっぱなしの部屋に閉じこもりっきりになるというのが定番でした。

ところが今年の連休は違いました。
お天気が良かった連休の前半は、息子は一日の大半を外で過ごしていました。
バイクのハンドルを交換したり、部品を買ってきて色を塗りなおし、既存のものと交換したり、私たちの原チャリを直したり。
息子のバイクはヤフオクで購入した中古なので、良く見ると、さびが出ていたりするので、それをきれいに磨いたりしていました。
3日間くらいそんなことをしていたと思います。
きれいに磨きあがったバイクを得意そうに私に「見て!見て!」言い、何度か感想を聞かれました。
正直、参りました(笑)
誰かから誘われて、食事に出かけることも何度かありました。

そんなある日の夕方、私たちがクマたちの散歩に出ようとしたところ、
「俺も行ってみようかな?」
と言って、ついてきました。
娘が、
「お兄ちゃん、どこへ行くの?タバコでも買いに行くの?」
と小声で私に聞いてきました。
「一緒に散歩に行くらしいよ。」
と言うと、娘は目を丸くしていました。
息子も一緒の散歩はかつてないことなので、まめは大喜びで、息子にまとわりつきながら歩いていました。


5月4日は大凧祭りでした。
まめパパのお父さんが大凧祭りの関係者ということもあり、毎年4日は、大勢の人が集まります。
我が家も招待していただくので、主人と一緒に参加します。
息子も一応誘ってみたところ、
「どうしようかなぁ」
と言う返事。
「そんなものめんどくせぃ。行くわけねぇじゃん。」
と言う答えしか浮かんでこなかった私は意外な返事に戸惑いながら
「たまには一緒に行ってみようよ」
と言いました。

今年はお天気も良かったせいか、車が大混雑。
朝早くから会場に行っている娘から電話があり、大混雑で車を止める場所がないとのこと。
なので、私と主人は、焼酎を抱えて、歩いて行くことにしました。
息子の返事がはっきりしないので、とりあえずは私たちは家を出ようとしたところ、
また娘から電話で
「パパのお兄ちゃんがタバコが欲しいらしいけど、車を一旦動かすと二度と入ってこられなくなるから、タバコを買ってきて欲しいと言っている」
と言ってきました。
タバコ屋さんは、土手とは反対方向です。
「歩きでタバコ屋さんへ寄ってから土手に出るのはかなり面倒だな。」
と話していたところ、
息子が、
「俺がバイクで行くから、タバコを買って持っていってやるよ。」
と言いました。
それでバタバタと支度のために風呂に入り始めた息子を置いて、私と主人は先に家を出ました。

私たちが土手に着いたときと息子がバイクでやってきたときがちょうど同じ頃だったようです。
ところが、混雑に混じってバイクも車と同じように誘導され、息子はまったく関係のない川原の砂利道に行かされてしまったらしい。
戻りたくても次々と後ろから車が来るため戻ることもできず、どんどん先に進んでいくと、ますます大きな石がゴロゴロしていて、息子のバイクはその石に当たって傷だらけになってしまったと言います。
あれだけ、連休中に時間をかけて、手に手をかけて、入念に磨き、大事に大事に乗っているバイクが傷ついてしまったらしいのです。
その挙句、私たちを探すために片端からテントを覗いていたら、
「お兄ちゃん、そこは入っちゃダメだよ。」
と言われたとか。
「何なんだ、その言い方は。言い方ってもんがある。
『すみません。そこは入れないですよ。』とか言われれば腹も立てないけれど、あの言い方は何なんだよ!」
と、息子はすっかりキレていました。
買って来たタバコをパパのお兄ちゃんに渡すとさっさと帰ってしまったそうです。
珍しくお兄ちゃんが来るというので、パパの両親は、心待ちにしてくれていたようですが、息子はその誘導の人たちに腹を立てまくりで、家に帰ってきたようです。

他のバイクを見ると、みんな土手の上の適当な場所に止めているので、息子も当然、同じような場所にバイクを止めて来るものと思っていたので、川原に誘導されたのは驚きでした。
聞けば、誘導は、何もわからないような農家のおじいちゃんがやっているので、トラブルも多いとのこと。

私が家に帰ると、息子は「待ってました!」とばかりに、怒りをぶちまけてきました。
エンジンの音もおかしくなったと息子は言い、
「あいつに修理代を出してもらわなければ気がすまない。」
と言い出しました。
「ボランティアの人がやっているんだから、仕方ないでしょう。」
と言っても、腹を立てている息子には何の効果もありません。
こんなことなら、大凧に誘わなければ良かったと思いました。

翌日、息子はまたバイクを磨き、目立つ傷はなくなったようです。
修理に出すと言って、エンジンをかけたところ、それも大丈夫だったらしく、私の方がほっとしました。

いつもの事ながら、気が短い息子に、参っちゃいます。






最新の画像もっと見る