はーちゃんの気晴らし日記

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カイセリ空港へ

2014年10月29日 | 出来事
10月18日、私たちは2連泊したカッパドキアを出て、カイセリ空港へ向かいました。
観光しながらとはいえ、バスで3日間かけて、イスタンブールからカッパドキアまで来たのですが、その距離を飛行機で一気に戻ります。
空港へ行く途中の道沿いには、カッパドキアの名産である赤ぶどう酒を造るためのぶどうがたくさん植えられていました。



土壌の関係もあると思いますが、日本のぶどうと違って背が低いのが特徴です。
収穫時期を終えているので、黄色くなった葉が見えるだけでした。
カイセリ空港の入り口には銃を肩からかけた軍人さんのような人がいて、観光バスをチェックします。
国内空港ですが、審査は厳しく、最初に手荷物検査をした後、パスポートの審査をして、その後、再度手荷物検査がありました。
まさか、二回も手荷物検査があると思わず、主人は、ベルトや時計をつけたり外したり、急がしそうでした。
パスポートの審査をする人は、腰に拳銃をつけていて、何かあったらすぐに銃が打てるような感じで、現在のトルコの情勢の厳しさを改めて感じました。

カイセリ空港からの飛行機は、私にとっては二度目の飛行機です。
やっぱり、飛行機には、乗りたくないと思いました。
しかも、成田からの飛行機に比べたら小さい。

私たちが乗った飛行機です。


飛行機に乗ってから気づいたのですが、カイセリ空港は軍の飛行場でもあるらしく、それで、警備も厳重だったのかなと思いました。

軍用機が並んでいました


空の上からの中央アナトリア地方です。

家が建ち並んでいるので、コンヤ辺りかなぁ。


カイセリからイスタンブールまでのフライト時間は1時間半くらいでした。
飛行機が大きく斜めに傾くので、今まで真横に見えていた雲が下に見え、代わって青空が真横に見えたときは、生きた心地がしませんでした。
小さな飛行機なので、揺れも激しかったように思います。
たった1時間半のフライトでしたが、緊張しまくりで、肩も凝り、疲れました。

やっと海が見えてきて、イスタンブールが近づいたことがわかり、ほっとしました。


イスタンブールに着き、空港で手続きを済ませた後、私たちは空港に集まって、次の行動を待っていたのですが、添乗員さんが、慌しく動いて電話をしたりしています。
何かあったのかな?と思ったとき、現地のガイドさんの姿がないことに気づきました。
ツアーの中の一人がカイセルからの飛行機に乗れなかったということでした。
そのため、その人だけ次の便まで待つことになり、お客さんを一人で待たせるわけにはいかないので、ガイドさんも一緒に次の便まで待つことになったという説明でした。
理由は、トルコ空港のオーバーブッキングだったということでした。
オーバーブッキングとは、過剰予約。
用意できる最大数を超えて予約を受け付けてしまったということで、トルコ空港のミスです。
結局、私たちと一緒に飛行機に乗れなかった人は、一人で3時間、カイセリ空港で待っていたということでした。
ガイドさんも一緒に居たのかと思ったら、その人はビジネスで、ガイドさんはエコノミーなので、待合室が別だったとのことで、二人で別々の場所で、3時間待ったということでした。

イスタンブール空港の玄関口では、別のガイドさんが待っていました。
さすが!と思いました。
というのも、トルコ旅行に関しては、色々な旅行社が企画しています。
値段もピンきりです。
私たちもどの旅行社を利用するかずいぶん迷いました。
それで、海外へ行き慣れている友達に相談した結果、今回の旅行社に決めました。
友達が言うには、トラブルやハプニングの対応が素早いということでした。
確かに友達が言うように、手配の素早さはさすがだと思いました。

臨時の現地ガイドさんは男性でした。
私たちが利用した旅行社の専属ガイドだと言っていました。
「ユウちゃん」と呼んでくださいと言って、とても楽しい人でした。
私たちのガイドさんは「せっちゃん」と言う女性ですが、二人ともトルコの大学の日本学科を卒業しているそうです。
日本に留学経験があるのかと思うくらい日本語が上手ですが、観光で日本へ行ったことはあるけれど、二人とも日本語は大学で習ったと言っていました。
笑ってしまったのは、ユウちゃんという男性のガイドさんは、見るからに濃い顔のトルコ人なのですが、話し方は、何となく女性っぽい。
「よく、オネエと間違えられるんですよ~」
とユウちゃんは言います。
その理由は、大学の日本語の先生が女性ばかりだったので、女性の言葉を覚えてしまったということでした。
「オネエじゃない証拠に、ちゃんと結婚もしているし、20歳の大学生の子供もいるんですよ。」
と言っていました。
ユウちゃんも日本に観光旅行をしたことがあるらしいのですが、ちょうどその時、日本では狂牛病が流行っていて、焼肉屋さんが、次々に倒産していた時代でした。
確かにそんな時がありました。
そんな時に、ユウちゃんは、牛丼の吉野家に入ったそうです。
そこで出てきたのは、豚丼。
目が点になったと言っていました。
トルコの人の98%は、イスラム教徒だそうです。
ユウちゃんもイスラム教徒。
豚肉は食べられません。
ずいぶん悩んだそうですが、思い切って豚丼を食べたとか。
「これは、内緒ですよ。」
と言っていましたが、
「おいしかったなぁ。豚肉、おいしかったです。」
と付け加えていました。
そんなユウちゃんが案内してくれたイスタンブールの歴史的なモスクの事は、また明日書きたいと思います。


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