はーちゃんの気晴らし日記

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高校の担任との奇遇

2014年02月26日 | 回顧録
先日、2時間ドラマを見ていたのですが、そのドラマの主人公は高校の先生をしていたのですが、教え子に恋をしてしまい、それをきっかけに教師を辞め、実家のお寺を継ぎ、保護司ををしているという設定でした。
それを見て、私の高校時代の担任の先生を思い出しました。

担任は国語科の教師で、当時は独身でした。
私が卒業してしばらくしてから結婚されたと思うのですが、その相手は教え子だったそうです。
相手の女性は、私より3~4年くらい先輩だったので、私と学校時代を共有することはなく、担任が教え子と恋愛しているといううわさを聞くこともありませんでしたが、当時からお付き合いをされていたようです。
その先生も実家がお寺で長男だったため、いずれは教師を辞めてお寺を継ぐような話は当時から聞いていました。
高校2年と3年の担任だったので、進路のことなど色々お世話になった先生のひとりです。

先生とは高校を卒業してから1~2度、クラス会でお会いしたことがありましたが、だんだんクラス会も開かれなくなり、お会いする機会もなくなりました。

高校卒業後、10年以上経った頃、学生時代の友人の結婚式がありました。
式に招待された私は、都内の結婚式場に向かうため電車に乗りました。
乗り換えのため駅のホームで電車を待っていると、何となく視線を感じました。
ホームのベンチに座っている人が、私を見ているような気がしました。
その人に目を向けると、なんと、それが高校の担任の先生でした。
先生も何となく私に見覚えがあるように思ったらしく、視線を向けていたようです。
「しばらくです!」
とお互い挨拶をし、
「これから、友達の結婚式へ行くんですよ。」
と私が言うと、先生も
「僕も結婚式なんですよ」
と。

それが、何と、何と、同じ場所、同じ人の結婚式だったんです!
びっくりでした。
聞けば私の友達は、先生の義理の妹に当たるとか。
先生の弟さんが友達のお姉さんと結婚していたんです。
何という縁だろうと思いました。

式場では私と先生は同じテーブルに座るようになっていました。
学生時代の友人として出席したのは私一人だったので、席を決める時に話相手がいないと困ると思い、私の出身校と先生の勤務先が同じだったので、同じテーブルにしたということでした。
もちろん友達も意外な関係にびっくりしていました。
こんなことって、あるんだなと思いました。
おかげで先生と近況報告など、話が弾みました。

そんな形での先生との再会の後、一度だけ友達と一緒に先生の家を訪ねました。
その時に先生の結婚相手は教え子だった人だというのを聞いたわけです。
初めてお会いする奥さんは、清楚で地味な感じの美しい人でした。

その後、先生は学校を辞めて、実家のお寺を継がれたというのを友達から聞きましたが、今はその友達とも縁が切れてしまい、先生の消息はわかりません。
お元気なのかなぁ・・・と懐かしく思い出しています。


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