台風２４号

台風２４号は、私が寝ている間に通り過ぎていきました。
寝る前は、断続的に大雨が吹き付ける音がしていましたが、風はそれほどではありませんでした。
風雨の音で眠れなくなるのが嫌だったので、部屋は全部締め切って寝ました。締め切ると外からの音は緩和されるので、落ち着いて眠れました。

朝、目を覚ますと、時折強風が吹いていましたが、雨は降っていませんでした。
明るくなるのを待って、ウォーキングに行きました。
さすがにこんな日は、みなウォーキングは控えたらしく、いつも出会う人には、誰にも会いませんでした。
土手に出る前のイチョウの木のそばが黄色くなっているのが見えました。


見ると、銀杏がたくさん落ちていました。まだイチョウの木の葉は緑のままなのに、銀杏だけが落ちていました。

あの銀杏独特の臭いが立ち込めていました。
近くにきんもくせいの木がたくさん植えられているのですが、銀杏の臭いにかき消されてしまっていました。

これは、台風が来る前のきんもくせいの木ですが、今朝は強風のため花はほとんど落ちてしまっていました。それで余計にきんもくせいの匂いがしなかったのかもしれません。

土手に出てみてびっくり。相当水かさが増していました。
川の水はゴウゴウ言うように激しく流れていました。ウォーキングを始めて、こんなにすごい水の量を見たのは初めての気がします。




普段の川の様子です。いつもは、こんな風にみな川に入って釣りをしています。普段、こうして車が置ける場所も今朝は、みな川の水で埋まっていました。




土手を歩いていると、ソメイヨシノの枝がぽっきり折れていました。




ソメイヨシノは、枝が折れているだけですが、八重桜は根こそぎ倒れていました。


この八重桜も幹が傾き、土が見えていました。

ソメイヨシノに比べて、八重桜は根の張り方が少ないのかなと思いました。

河原の部分を畑にしている人が、畑の脇に作った小屋に犬を置いているらしく、いつも私が通ると、悲し気に吠える犬の声が聞こえてきます。

この小屋のどこかに犬がいるようです。


ウォーン、ウォーンという遠吠えなので、悲し気に聞こえてしまいます。あの台風の中、どうやって過ごしていたんだろうかと心配になりました。
でも、今朝は、その犬の声は聞こえませんでした。台風接近の予報で、飼い主さんが、別の場所に移動したんだったら良いなと思いました。
あの小屋の中にいる犬の姿は見たことはないので、どんな犬がいるのか、１匹だけなのか、それ以上いるのか、それさえわかりません。
どうして、犬だけをあの小屋に置いて飼っているのか理由はわかりませんが、私にはとても考えられません。

いつも手を合わせる神社も木の枝が散乱していました。

今週末お祭りなので、その準備のため、テントやお囃子小屋の骨組みができていましたが、あの強風にもかかわらず、倒れずにいたようです。

家に戻ると、お隣の奥さんに会いました。
「夕べはすごかったねぇ。怖くて眠れなかったわ。」と奥さんが言います。
「そうなの？私は、全く知らずに眠ってしまった」と笑いました。
お隣の奥さんは、２階で寝ていたらしく、あまりに怖くて、途中から階下に降りて寝てと言っていました。私は、一階で寝ていたので、外の音がわからなかったのですが、たぶん、２階にいたら怖かったかもしれません。

私の地域は、こんな程度の被害で済みましたが、すでに台風２５号が発生していて、２４号と同じような経路をたどると言われているので、心配です。