はーちゃんの気晴らし日記

気ままに 楽しく 書きくけこっこ!

小さな胸を痛めた出来事

2013年11月18日 | まめたろう
娘たちは、まめたろうやツブのサッカーのある日は、私の家に来て夕飯を食べて帰ります。
まめやツブにしてみれば、私の家は、赤ちゃんの時から毎日のように来ているので、自分の家と、ほぼ同じような感覚なんだろうと思います。
「ただいま~」と、部屋に入ってくるし、私に会ったからと言って特別なものはなく、どうかすると一言も会話をすることなく、私の存在が目に入っているのかどうかわかならいくらいのうちに食事を済ませ、帰って行くことが多くなっています。

先週の半ば頃のことです。
まめは、感情が不安定だったようです。
ちょっとしたことで、突然泣き出したり、大声で怒鳴ったりします。
疲れているのかな?眠いのかな?と思いました。
反抗期でもあるのかもしれないとも思いました。
食事中にも、つまらないことでツブに絡んで喧嘩をしたりします。
落ち着かない食卓でした。

食事が済んだ後、私が後片付けをしようと立ち上がると、まめが私のところに来て、
「ババ、お菓子が食べたい。一緒にお菓子を取りに行こう!」
と言って、私の両手を掴んで、私の両足に自分の足を乗せました。
私は、
「お菓子の場所はわかっているでしょう?一人で行って取ってくれば?」
と言ったのですが、
「ババ、一緒に行こう!」
と言います。
それで、私はまめの両足を自分の両足に乗せたまま、二人で、ひょっこらひょこら歩いてお菓子を取りに行きました。
まめは、自分の食べたいお菓子を選んで、またリビングに戻ると、今度は、
「ババ、抱っこして!」
と言います。
先ほども書きましたが、最近、孫たちにとって、私の存在はあるのかないのかわからないような感じなので、珍しいなと思いました。
とりあえず、まめを抱っこして、
「重い、重い、もうこれ以上は抱っこできないよ。」
とまめを下ろして、台所に行き、食器を洗いはじめました。

そこへ、娘がやってきて、小さな声で言いました。
「今日ね、学校でちょっとしたことがあって、まめの心が不安定になっているの。」
と言います。
聞けば、学校の帰りがけに、まめの持ち物がなくなってしまったらしい。
学校との連絡帳や宿題などが入った袋をランドセルと一緒に置いたまま、ちょっと教室を出たらしいのですが、教室に戻ると、その袋だけがなくなっていたそうです。
あちこち、探したのですがどうしても見つからなかったと言います。
その日は、たまたま担任の先生が不在で、代わりの先生が教室にいたらしいのですが、まめの袋がなくなってしまったとわかり、「後で担任に話をしておく」と言ってくれたらしいのですが、まめにしてみれば、宿題の紙がなくなってしまったことが、一番大きな気がかりになってしまったようです。

家に帰って、そのことを娘に話し、娘も同じクラスの心当たりに聞いてみたりしたようです。
まめは、袋がなくなったことしか言わなかったらしいのですが、同じクラスの子供に聞いたときに、袋が見当たらなくて、まめが泣いていたというのをその時に聞いたそうです。
娘も、まめが泣くほど袋の事を心配していたというのを聞いて、
「明日、ママが担任の先生にお手紙を書くから、大丈夫だからね」
と言ったのですが、まめは、
「だって、連絡帳もなくなっちゃったのに、先生に連絡も出来ない・・・」
と言って、泣き出しました。
「大丈夫、連絡帳じゃなくても、ちゃんと封筒に入れて、先生に渡すようにするから。袋が見つからなければ、また買えるし、連絡帳も先生に話せば何となるよ。宿題の紙は、もう一度貰えば良い。それも先生にお手紙書くから。」
と説得し、まめを落ち着かせました。
私は、
「まだ一年生だから、親がランドセルを見るかもしれないし、誰かが、間違えて持って帰ったのなら、連絡帳も宿題も入っているわけだから、電話してくれるかもしれない。もしかしたら、その子の親から連絡が入っているかもしれないから、すぐに家に帰りなさい。」
と言い、娘たちは帰りました。

私は、娘たちが帰った後、
「もしも、袋が出てこなかったら・・・」
と考え、一人不安になりました。
「間違えたのなら、翌日には戻ってくる。でも、もしも、翌日になっても出てこなかったら、故意に隠されたり、持っていかれたということも考えられる・・・」
まめが、誰かに意地悪されているとしたら・・・そんな風に考えたら、不安がつのりました。

普段、私に寄り付かないまめが、「抱っこして!」と甘えて来るなんて、よほど不安だったんだろうと思いました。
小さな心を痛めているまめのことを思うと、私も胸が痛みました。

翌日、事の顛末を聞きました。
やはり、家に帰ると、電話が入っていたそうです。
クラスの子供の家からではなく、学校からだったそうです。
電話の主は、担任の先生からで、すぐに学校に電話したのですが、時すでに遅く、先生は帰っていたそうです。
でも、その後も、担任の先生から電話があり、
「袋の件は、明日学校でみんなに聞いてみて、みんなで探すようにする」
と言ってくれたそうです。
それで、まめの気持ちも落ち着いたようです。

翌日、学校へ行くと、近くの席の子供が、まめに袋を返してきたそうです。
間違えて持って帰ってしまったようです。
先生がみんなに聞く前に、袋はまめの元に戻ってきたということでした。

私たちの時代なら、袋がなくなったと聞いても、誰かが間違えたんだろうとそれ以外には考えなかったと思いますが、今は、色々あるので、変に心配してしまいます。
でも、そんなこともなく、本当に良かったと思いました。

そんなまめたろうですが、サッカーは結構頑張っているようです。
ひと月ほど前の事になってしまいましたが、マリノスの二俣川校が主催する大会にまめたろうのチームも参加しました。
全部で10チーム参加し、まめたろうたちのチームが優勝しました。
まめは、その全部の試合に得点したそうです。
この試合があった頃は、クマの具合がかなり悪かったので、私は見に行くことはできませんでしたが、マリノスのコーチが書いたブログにまめたちの優勝の様子が載っていました。
マリノスのブログです。
まめは、赤いユニフォームのチームで、最初のチーム紹介の場面と最後の優勝チームのメンバーとして写っていました。

これからも色々なことがあると思うけれど、楽しんで打ち込めることがあるのが一番かなと思っています。


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