娘と買い物に行くことになりました。
家を出て200メートルくらい車を走らせた頃、前から灰色の犬が歩いてくるのが見えました。
車を運転していた娘が犬に気づいて車を止めました。
すると、その犬はオムツをしたまま下を向いて何かのにおいを嗅ぐようにしながら歩いていました。
よく見るとクマでした。
「クマ~、先回りしていたの?」
と私は、言いました。
クマは私たちの後を追って、先回りして私たちを待っていたようでした。
私は、そこでクマに出会えて本当に良かったと思いました。
そうでなければ家には誰もいないし、クマが家に戻っても家の中に入れないことになってしまうからです。
そんな夢を見ました。
その日の晩は、夜中にクマが何度か口をクチャクチャさせたり、身体を動かそうとしているのに気づきました。
でも、最近は寒くて布団から出るのが億劫でした。
少し前ならすぐに飛んでいってオムツを換えたり、水を飲ませたり、体勢を変えたりりしてやっていたのですが、なかなか布団から出られませんでした。
そうしているうちにクマはまた眠ってしまったらしく、私もまたウトウト・・・
そんな事が繰り返しあったので、そんな夢を見たんだろうと思いました。
夢の中のクマは、身体中がすっかり灰色になってしまっていて、顔の形も狐のようにとがっていました。
クマは、きっと外に行きたいのだろうなと思いました。
だから、私たちを追いかけてきた夢をみたのかもしれないと思いました。
最近は毎日お天気がイマイチです。
午前中はとても良いお天気なのに、午後になると曇ってきたり、夕方の散歩の時間になると急に寒くなったりします。
歩けるなら少々寒くても良いけれど、カートに乗っているだけなので、あまり寒いとクマの体調にも響くだろうと思いました。
昨日も予報では、午後から曇るというものでした。
それで午前中のお天気の良い時間にクマを散歩に連れて行くことにしました。
でも、クマは発作止めの薬を飲むため、午前中はほとんど寝たきりになってしまい、その眠りも相当深いものになります。
せっかく眠っているのを起こすのはどうかと思いましたが、この機会を逃すとまたいつ外に連れて行けるかわからないので、思い切ってカートに乗せてみました。
でも、クマはカートの中で首をダランとさせたまま、外を見るような様子はなく、やはり眠くてダメかなと思いました。
太陽の光に当たるだけでも違うと思い、そのまま散歩に行くことにしました。
しばらく歩きましたが、やはりクマは首を下に向けたままでした。
「やっぱり、今の時間は眠くてダメだね。夕方なら薬による眠気も醒めて、しっかり景色を見るのにね。」
と主人と話しました。
ところがいつもの土手に出た途端、クマは突然起き上がりました。
「あれ?!」と主人が声を挙げたほどでした。
そして外の景色を見始めました。
クマの好きな場所なのだろうと思いました。
その変化に私たちはびっくりしました。
私の背中にいた勘九郎も歩き始めました。
はなも久しぶりに歩かせてみました。
はなは、こんな風に逆立ちしながらおしっこをします。女の子なのに・・・
途中で、畑仕事のご夫婦が、私たちに声をかけてきました。
クマを見て、
「もうお年なんですね。いくつですか?」と。
人懐っこい勘九郎とはなは、二人に飛びついてペロペロ。
家を出て200メートルくらい車を走らせた頃、前から灰色の犬が歩いてくるのが見えました。
車を運転していた娘が犬に気づいて車を止めました。
すると、その犬はオムツをしたまま下を向いて何かのにおいを嗅ぐようにしながら歩いていました。
よく見るとクマでした。
「クマ~、先回りしていたの?」
と私は、言いました。
クマは私たちの後を追って、先回りして私たちを待っていたようでした。
私は、そこでクマに出会えて本当に良かったと思いました。
そうでなければ家には誰もいないし、クマが家に戻っても家の中に入れないことになってしまうからです。
そんな夢を見ました。
その日の晩は、夜中にクマが何度か口をクチャクチャさせたり、身体を動かそうとしているのに気づきました。
でも、最近は寒くて布団から出るのが億劫でした。
少し前ならすぐに飛んでいってオムツを換えたり、水を飲ませたり、体勢を変えたりりしてやっていたのですが、なかなか布団から出られませんでした。
そうしているうちにクマはまた眠ってしまったらしく、私もまたウトウト・・・
そんな事が繰り返しあったので、そんな夢を見たんだろうと思いました。
夢の中のクマは、身体中がすっかり灰色になってしまっていて、顔の形も狐のようにとがっていました。
クマは、きっと外に行きたいのだろうなと思いました。
だから、私たちを追いかけてきた夢をみたのかもしれないと思いました。
最近は毎日お天気がイマイチです。
午前中はとても良いお天気なのに、午後になると曇ってきたり、夕方の散歩の時間になると急に寒くなったりします。
歩けるなら少々寒くても良いけれど、カートに乗っているだけなので、あまり寒いとクマの体調にも響くだろうと思いました。
昨日も予報では、午後から曇るというものでした。
それで午前中のお天気の良い時間にクマを散歩に連れて行くことにしました。
でも、クマは発作止めの薬を飲むため、午前中はほとんど寝たきりになってしまい、その眠りも相当深いものになります。
せっかく眠っているのを起こすのはどうかと思いましたが、この機会を逃すとまたいつ外に連れて行けるかわからないので、思い切ってカートに乗せてみました。
でも、クマはカートの中で首をダランとさせたまま、外を見るような様子はなく、やはり眠くてダメかなと思いました。
太陽の光に当たるだけでも違うと思い、そのまま散歩に行くことにしました。
しばらく歩きましたが、やはりクマは首を下に向けたままでした。
「やっぱり、今の時間は眠くてダメだね。夕方なら薬による眠気も醒めて、しっかり景色を見るのにね。」
と主人と話しました。
ところがいつもの土手に出た途端、クマは突然起き上がりました。
「あれ?!」と主人が声を挙げたほどでした。
そして外の景色を見始めました。
クマの好きな場所なのだろうと思いました。
その変化に私たちはびっくりしました。
私の背中にいた勘九郎も歩き始めました。
はなも久しぶりに歩かせてみました。
はなは、こんな風に逆立ちしながらおしっこをします。女の子なのに・・・
途中で、畑仕事のご夫婦が、私たちに声をかけてきました。
クマを見て、
「もうお年なんですね。いくつですか?」と。
人懐っこい勘九郎とはなは、二人に飛びついてペロペロ。
このご夫婦も13歳になるゴールデンがいるそうです。
そして別れ際に
「ワンちゃん、幸せですね~」
と言っていました。
その後、近所のご主人に会いました。
その人も、つい最近飼い犬を亡くしたらしく、
「食べられる間はまだまだ大丈夫ですよ。」
と言い、クマに
「がんばれよ!もっともっと長生きするんだぞ!」
と言っていました。
そして、同じように
「幸せなワンちゃんだね」と。
クマは山梨の先生からも
「クマさんは、幸せですね」
と言ってもらっています。
みなさんから有難い言葉をかけていただいて、私たちもうれしいです。
娘からは、たまにクマのオムツやフードが届きます。
そして、先日は娘の友達からも美味しそうな缶詰が届きました。
みんなに心配してもらって、本当にクマは幸せな犬だなと思います。
でも、本当は幸せなのはクマではなくて、クマのおかげで私たちが幸せな気分を味あわせてもらっているんだと思います。
やはり、外に出ると疲れるようです。
散歩に連れて行くことが、かえってクマの寿命を縮めてしまうのではないか?という思いもあります。
でも、多少寿命を縮めることになったとしても、ただ家で寝かせているよりはクマの気分転換になるだろうと思うので、今後も暖かい日中に散歩に連れて行きたいと思っています。