拝啓 新緑の候

桜の花も終わり、若葉が顔を出す季節になりました。
まさに新緑の季節です。
芽吹いたばかりの若い葉っぱたちが、黄色や薄緑に山里を飾ってくれます。
こんな色合いの時期は、ほんの一時だろうなと思います。

先週の日曜日、二度目に花だいこんを撮りに行った時、３匹も一緒だったので、ついでに近くを散歩しました。
その時の写真です。

里の春です。



♪つたのからまる・・・

ほら、竹の子も・・・
可愛い姿を覗かせています。


道端の竹の子
ちょっと大きくなりすぎかな？


こんな看板もありました。

盗っていく人がいるんでしょうね。

大事に保護されている竹の子もありました。


シャガの群生


紅葉は新芽も赤いんですね。


拝啓　新緑の候
拝啓　若葉のころ
若葉の香りがさわやかな季節

そんな時候のあいさつがぴったりな頃になりました。
今の時代は電話やメールが主流になってしまい、あまり手紙を書くことがなくなったので、時候のあいさつを考えることもなくなりました。
私自身、頂き物をしても「お礼状を書く」というより、電話でお礼を言ってしまう事が多くなりました。
最近では、友達などには、メールでお礼を書いているな～

私より１０歳年上の会社の人の話です。
先日、親戚の出産祝いを贈ったそうですが、それに対してお礼状が来たらしい。
「○○は、電話をしてこないで、手紙をよこしたのよ。失礼だわ！」
と言って、怒っていました。
私の感覚だと物をいただいた時は、電話より、手書きの礼状を出す方がより丁寧な気がするのですが、人によって、ずいぶん捉え方が違うものだなと思いました。

手紙は、感謝の気持ちを書いたものが残るし、電話だとそのときの会話で終わってしまいます。
電話は、相手の都合に関係なくかかってきますが、手紙ならいつでも読めます。
書いたものは読み直して、書き換えることができますけど、口から発してしまった失言はなかなか解消できなかったりもします。

そういう意味ではメールも同じなのに、何故かメールが一番手抜きに思えてしまうのが不思議です。
文明の利器を使うことが、便利すぎて、手抜きに感じるのかな？
手紙だと、便箋や送り主の文字があるので、見る人に温かみを感じることができますけど、メールでは、パソコンや携帯電話と言う物体の中の文字を読む訳なので、温かみに欠けるのかもしれません。
直筆の手紙なら、それだけ時間も手間もかけているので、その分、気持ちがこもっていると感じられるのかな。
もっとも私の主人や私の会社の社長みたいに、携帯電話は話をするだけ、パソコンはネットを見るだけという人もいるので、まだまだメールは一部の人にしか通用しないものでしょう。

いずれにしても「ありがとうございます」という気持ちを上手に表せれば、良いですよね。