ホテルを出た私たちは、行きは山側を通ったので、帰りは海岸沿いを通って帰ることにしていました。
小名浜で海鮮料理を食べる予定だったのですが、ホテルの朝食をお腹いっぱい食べた私たちは、福島県内でお昼を食べるには、お腹が空いていないと言う話になり、予定を変更して、早めに福島を出て袋田の滝へ行き、その後、茨城の海周辺で昼食と夕食を兼ねた食事をしようということになりました。
袋田の滝に着いたのは、1時ごろでした。
日本の三大瀑布の一つなので、さぞかし中国人観光客が多いだろうと思っていましたが、滝周辺はひっそりしていて、団体客は、遠足の小学生だけでした。
滝に行ってみて、それも納得でした。
水量がかなり少なく、紅葉もまだでした。
でも、水量が少ない分、水の流れが白い糸のようできれいだと思いました。
息子が撮ってくれた私たち夫婦です。
滝にいたワンちゃんです。
それまでじっと座っていたのに、カメラを向けると慌しく動き出し、ちゃんとした写真が撮れませんでした。
ここは、まめたろうが赤ちゃんの頃、行ったことがあるのですが、紅葉の滝を見てみたいと思い、寄ってみたのすが、紅葉にはまだ早かったようです。
たぶん、これからの紅葉シーズンになると、かなりの人でいっぱいになるんだろうと思います。
今回は、人がすくない分、ゆっくり滝を見ることができました。
滝の近くのお店で、さしみこんにゃくを買おうと思ったのですが、欲しいものがまだ出来ていなくて、出来上がるのを店内で待つことにしました。
「これから、どこへ行く?」
「どこで食事をする?」
と、行き先を検索中です。
とにかく海のものが食べたいというので、大洗方面へ向かうことにしました。
ところが、だんだん時間も遅くなってきて、お腹も空いてきて、水戸近辺でも何か美味しいお店があるのではないかという話になり、ナビやスマホで検索して、見つけたお店に行ってみたのですが、時間が中途半端すぎて、どこのお店もやっていない。
私たちが食べたいと思っている海鮮のお店は、大抵がお昼前に開店し、途中休んで、また夕方から開店というところばかりで、見つけたお店に行っても、どこも準備中でした。
水戸周辺をウロウロしているうちに夕方になり、結局、水戸の駅前の大衆居酒屋さんのようなところに入ることにしました。
息子は、料亭のようなところに入りたかったようですが、仕方なく妥協しました。
見た目は古くて、決してきれいといえるようなお店ではありませんでしたが、中は広くて、とにかく安い。
食べたかった海のものも食べることができた上に、海鮮以外のものも食べることができて、支払いをしてくれた息子は、
「思ったより安くてびっくりした。」
と言っていました。
食事をする場所を探して、ずいぶん時間をロスしてしまいましたが、無事に家に帰ってくることができました。
たった一泊二日の旅行でしたが、あちこち行くことができ、盛りだくさんだったと思います。
そして、今後、絶対ないだろうと思っていた息子と旅行ができたことは何よりでした。
甥の開店がなければ、息子も一緒に福島へ行くことはなかったと思うので、甥と義妹に感謝です。