愛を読む人

今から４年前に記事にした『朗読者』という本が、『愛を読む人』という題名で映画化されました。
私が記事にしたのは、この本を実際に読んでから４年目で、その頃からすでに映画化の話が出ていました。
その割にそれらしい映画の話は聞かないなぁと思っていたら、やっと近いうちに上映されることになったようです。

日曜日にぼんやりテレビを見ていた時、ＣＭが始まり、画面が２コマくらい写された途端、
「あっ！もしかして、朗読者！？」
と、叫んでいました。
そして、流されたタイトルで、それに間違いないことがわかりました。
この本を初めて読んで感動してから、もう８年になるようです。
今もあの時と同じように感動できるかどうかわかりませんが、あの本が映画になるというのは、複雑な思いです。

私が本を読んで感じたものがそのまま映画でも表現されているんだろうか。
本を読まずに映画を観た人に、本を読んだ時のあの感動が伝わるんだろうか。

映画を観たいような、観たくないような、複雑な気持ちです。