はーちゃんの気晴らし日記

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飲酒運転による事故

2006年09月12日 | 雑談
昨日の仕事の帰り、いつもの通勤途中の橋に差し掛かると、橋の途中でロボットのようなものが動いているのが見えました。
その場所に近づいて見ると、それは、数人の人たちが橋の反対側を撮影しているのだというのがわかりました。
ロボットの動きに見えたのは、高く掲げたマイクでした。

こんな感じでもっと長めのマイクでした。


多分、テレビの取材の人たちだろうと思いました。
去年、私も通勤途中の道という記事で書いたのですが、この橋で飲酒運転による大きな事故がありました。
2000年のことです。
ドライバーは、飲酒の上、無免許でした。
おまけに車は無車検。
暴走してきた車にはねられ、大学に入学したばかりの二人の若い青年が一瞬にして命を落としました。
一人息子を奪われた造形作家の母親は、悪質ドライバーに対する量刑が余りにも軽すぎること、今の日本の法律に命の重みが反映されていないことに憤り、法改正を求める署名運動を始めました。
母親の活動は、当時、新聞にも数多く取り上げられていました。
その後、相当数の署名が集まったようです。
そして、世論に後押しされ、2001年には、最高刑を懲役15年とする『危険運転致死傷罪』が刑法に新設されました。
昨年から、花やジュースなどのお供え物は置かれなくなりましたが、私にとっても忘れられない事故です。

当時の事故の傷後がそのまま残っています。


その事故の一年前には、東名高速道路で、会社員の乗用車が飲酒運転のトラックに追突され、乗用車は炎上し、3歳と1歳の女児2人が焼死した事故もありました。みなさんも忘れられないこととして残っていると思います。
判決の時、「目の前で娘たちが焼け死ぬのを見ていることしかできなかった両親の思いは想像を絶する」と裁判長も述べたようです。
実際、そのような状況に置かれたら、気も狂わんばかりになるだろうと思います。

最近、また飲酒運転による事故が続出しています。
○福岡市職員が飲酒運転で車に追突し、幼児3人が死亡。
○大阪府四條畷市立中学校の男性職員が、飲酒後に死亡交通事故。
○姫路職員、飲酒運転で夫婦はねる。
○線路に突っ込み電車と衝突。神戸市須磨区。
などなど、飲酒運転は、後を絶ちません。

飲酒運転の罰則が強化された2002年6月以降は、飲酒絡みの事故は全体的に減少しているものの、死亡事故など重大事故は横ばいだそうです。
実際、最近の飲酒運転による死亡事故の多さには驚くばかりです。

そんな中で、テレビ局があの事故の現場を取材していたのだろうと思います。
”罰せられるから飲まない”
ということではなく、
飲酒運転は、
”とっさの判断力の低下、視力の低下、正確な動作がとれ難くなる、遠近感が鈍くなる”
など、危険な要素がいっぱいです。
お酒の好きな私ですが、改めて、
『飲んだら乗るな!』
を肝に銘じたいと思いました。


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