最近は、ウォーキングへ行く前にはなの散歩をするようになりました。
今朝もいつも通り、はなの散歩をしました。
歩いていると、白い車がやってきました。
田んぼの砂利のある道をゆっくりゆっくり走っています。
運転手は、窓から体を乗り出して下を向き地面を見ながらゆっくり車を走らせています。
見るとその車はかなり車体を低くしているので、よほど平らな場所でないとお腹を擦ってしまいそうな車でした。
外観は、いかにも走り屋さんの改造車という感じでした。
そんな車で砂利道を走っているので、運転している人は、それを心配しながら運転していたようです。
私たちが通り過ぎると、その車は道路に駐車しました。
そして運転していた男性が車から降りて車の下を覗いていました。
お腹を擦ったかどうかが気になっていたようです。
車から降りてきた人は、見るからにそれっぽい人でした。
それっぽいというのは、走り屋さんとかハングレさんのような感じの人ということです。
身体にぴったりした黒の半袖のＴシャツにゴールドのネックレス、髪は角刈りっぽいくて、顔つきも強面な感じでした。
私は、関わり合いになりたくないと思い、早めにその場を立ち去ろうとしました。
変に因縁をつけられても嫌だと思ったので、目を合わせることも避けるようにしました。
ところが、はながその人が気になるらしく、動こうとしません。
私は、何度もリードを引いて
「はな、早く行こう！」
と言ったのですが、はなは頑として動こうとしません。
何度かはなのリードを引きながら、ふっとその男性の顔に目が行きました。
するとその人は、はなを見つめてニコニコ笑っていました。
それで余計にはなはその場を離れようとしなかったようです。
私は、車とその人の風体で判断してしまい、その人のそばを早く離れたいと思いましたが、実際はそんな人ではなく、私と目が合ったその人は軽く会釈をしてその場を離れて行きました。
はなもその人が行ってしまったので、すぐに歩き始めました。
人は見た目だけで判断していけないなと思った出来事でした。
