ご主人には内緒ね！

私の知り合いで、自分の事や家族のことを私に色々話す人がいます。
その人は、私に限らず、何かあると誰かに話さないと気がすまない、自分の中に留めておけない性格のようです。
ご主人のことや、息子さんのことなど、
「こんなことまで、他人に話すの？」
と思うようなことを私に話します。
たとえば、息子さんの夫婦生活ことや、ご主人の女性関係などです。

その人は、自分の家庭のことをあれこれ話した後、
「ご主人には言わないでね」
と言います。
そう言われると、私は複雑です。
他人のことですから、私の家庭には影響のないことなので、敢えて主人に話す必要もないし、たぶん、主人が聞いても興味も示さないと思うのですが、それでも改めて、
「ご主人には内緒にしてね」
と言われると、私は主人に秘密を持たなければならないような気がして、複雑な気持ちになります。
「そんな事を言うなら、私にも話してくれなければ良いのに」
と思います。

私はその人から聞いたことを、その人に関連する人には一切話したことはありません。
いつも、私で留まっているから余計に私に話すんだろうと思います。
でも、私だって、あまりにびっくりした話は誰かに話したいと思います。
でも、やたら他人に言えないので、「言わないでね」と言われても主人に話してしまいます。
でも、主人は、他人のことだし、ろくに興味も示さずです。
当然、主人からまた別の人に伝わるなんてことも、ありません。

夫婦にだって秘密はあるかもしれませんが、敢えて夫婦間に秘密を持たせるようなことを言うって、どうなの？
と、私はいつも思います。
私は、自分が誰かに自分の事や家庭の事を話すときは、その人の家族にも当然伝わるという前提で話をします。
なので、話題は、選びます。
でも、その人は、結構あからさまに自分の事を話すんです。

全部聞いてしまってから、最後に「ご主人には内緒にしてね」と言われても困るんですよね。
「内緒にできないから、今後話さないでね。」
なんて強いことも言えない私ですから。