はーちゃんの気晴らし日記

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相模川の話

2019年10月14日 | 出来事

今朝は、いつものウォーキングを再開しました。お昼前から雨の予報ですが、朝のうちは大丈夫そうなので、出かけることにしました。

相模川の土手に出ると、キンモクセイの香りが漂って来ました。今年、初めてです。昨日、はなと土手に行った時には気が付かなかったのに、今朝はかなり強い香りがしました。見ると、たくさんの花をつけたキンモクセイがちらほらと花を咲かせていました。

かなりのピンボケです。

まだほとんどが蕾ですが、これから次々と花が咲き始めると、もっと強い香りになるんだろうと思います。

土手は昨日に比べると更に水が引いていて、川の中の木が見えていました。

下の写真は、前日の同じ場所ですが、今日の写真には、中洲に生えている植物が見えてきています。

放流を知らせる電光掲示板には、現在放流中の文字が流れていました。まだ放流は続いているようです。

まめとツブのサッカーチームの練習場がどうなっているかなと思い、行ってみると、練習場は無事でした。

練習場は一段高くなっているので、水に浸かることもなかったようです。でも、普段、私たちが車を止める場所は、水没していたらしく、現在は水が引いていますが、水浸しになっていました。

ウォーキングの途中で、「畑のおじさん」に会いました。私の家の近くの畑で何か作っているらしいので、私は「畑のおじさん」と呼んでいます。地元の人で、毎日のように顔を合わせるので、たまに話をするようになりました。

「台風の時は怖かったね」という話から、おじさんの話を色々聞きました。

おじさんは、城山ダムの放流が始まったという時、息子さんと二人で、軽トラで川を見に行ったと言います。「ええっ?!」と私が言うと「女房からも『あんた、ばかじゃないの?あれだけテレビで川を見に行ってはいけない』と言っているのに」と怒られたそうです。でも、「昔の癖が出ちゃってね」と笑っていました。実際、何もなかったから良かったけれど、増水した川のそばにいたら、何があるかわかりません。

おじさんが「昔の癖」と言ったのは、若いころ、消防団に入っていて、災害が起こりそうなときは、あちこちへ行ったからだそうです。

おじさんの話では、何十年か前のことだと思いますが、私の家の近くの相模川の土手は、もう少しで水が溢れそうになったことがあったんだそうです。その時、消防団で、山の方から木を切って来て、土手からの水の侵入を防いだと言います。

「その後、第二堤防ができたんだよ。」と言います。「そうそう、はーちゃんの家のすぐ裏にある堤防が第二堤防の名残なんだよ」と言っていました。でも、その先にあった堤防は、「今後は、川の氾濫はないだろうということで、なくしてしまった」んだそうです。確かに、今は、私の家の裏は土手になっていますが、その先は、すっかり何もなくなっていて、駐車場になったり、家が建っていたりしています。第二堤防がそのままずっと続いていれば、もう少し安全だったろうと思いました。

私の家の近くの相模川は、砂利採石のために川底を相当削ったという事で、川も深くなり、それだけ水の許容量も増えたので、以前ほど水かさが増さなくなったのが、第二堤防をなくしてしまった理由だそうです。

温暖化のため、異常気象が続いているので、今後も大きな台風が来るのかもしれません。そんなことを予測して、新しく堤防を作るなり、現在の堤防をもっと補強するなど、考えて欲しいなと思います。

台風が来るたびに、今回のような恐怖の時を過ごすのでは、身体がもちません。


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