はーちゃんの気晴らし日記

気ままに 楽しく 書きくけこっこ!

小さないさかい

2018年04月18日 | 我が家
昨日の夕方、長野での葬儀を終えて娘たちが帰ってきました。
「何時ごろ帰ってくるんだろう?」
と言いながら、主人はまるの散歩に出かけました。
その間に娘から電話があり、
「今、家に帰ったから、荷物を下ろしてからまるとインコを迎えに行く」
と連絡がありました。
すぐに主人に電話すると、
「今、帰っている途中」
ということでした。
私も勘九郎とはなの散歩に行き、家に戻るとちょうど主人とまるが帰ってきたところでした。
そのまま外で待っていると娘たちがやってきました。

まるは、娘の家の車がわかるらしく、車を見た途端、大喜びをして何度も飛び跳ねました。
そして、車がターンするため私の家の前を通り過ぎると、慌てて後を追うようにフェンス沿いを必死にのぞき込み、また車が戻ってくると慌てて玄関先に戻り、大きくしっぽを振って娘たちを待ちました。
もう、私たちのことは全く目に入っていないようでした。

娘とパパが車から降りてくると、飛びついて喜んでいました。
まるは、娘から離れず喜びを身体いっぱいに表現していましたが、パパのところへは行かず、パパは
「こっちには、全然来てくれない」
とぼやいていました。
やっぱり、いつも面倒をみている人が一番なんですよね~

まると娘たちが帰った後、玄関周辺に置いてあった物をもとに戻しました。
まるは、何でもいたずらしてかじってしまうので、まるの周辺に物が置けないため、自転車、ゴミ箱、掃除道具類など色々なものを移動したので、それらをもとに戻したわけです。
雑然としていた玄関先でしたが、きれいに元通りになり、すっきりしました。
すっきりしたと同時に寂しくもなりました。

まるがいた間、まるを郵便ポストの近くにつないでいたので、郵便屋さんや新聞配達の人がびっくりするだろうと思いました。
中には犬が嫌いな人もいるだろうし、犬を嫌いでなくてもあんなに大きな犬が突然出てきたら、びっくりするだろうと思い、郵便物や新聞は別の場所に入れてもらおうと考えました。
入れてもらう箱に
「郵便物と新聞は、この箱に入れてください」
と貼り紙をしようということになり、主人が貼り紙を書きました。
書いた貼り紙を見て、息子が
「箱をどこに置くつもり?」
と聞くので、私は、
「入り口付近に置くつもり」
と答えました。
すると、息子は、今は善意の人ばかりじゃない。この辺りは、最近は知らない人も多く通るようになったから、通りすがりに新聞や郵便物が置かれていれば、たいして役に立たないと思っても持って行ってしまう人もいる。
と言います。
そういうことなら、もう少し内側に置けばいいという話になりましたが、息子は、
「紙を貼る場所も箱ではなく、ポストに貼った方が良いと思う。ポストに入れるつもりで来るわけだから、ぱっとポストに目が行くだろうから」
と言います。
それもそうかもしれないと思いました。

その後、主人が箱に貼り紙をしていたので、
「私もそこに貼るより、ポストに貼り紙をした方が良いと思う。」
と言いました。
すると、主人は
「オレがやることは、すべて気に入らないんだろうから、気のすむように勝手にやってください!」
と言います。
私は、主人の言い方にカチンと来て、
「何をひがんでるの?勝手にやれと言うなら、私がやるわ。貼り紙も書き直して、ポストのところに貼る」
と言いました。
その後、私は主人と口をきくことなく過ごしました。
主人は、徐々に気持ちが変ってきたらしく、何かと話しかけてきていましたが、私は必要なこと以外は話しませんでした。

それから主人は仕事に行ってしまったのですが、私としては、そんなどうでもよいようなことにこだわる必要もなく、結局、
「16日、17日に限り玄関前に犬がいます。郵便物と夕刊は手前においてある箱に入れてください」
と書いてポストに貼り紙をしました。
そして、主人が箱に書いたものは、そのままにしておきました。

結局、二日間とも私が外でまると一緒にいた時に郵便屋さんが来たので、郵便物は、直接受け取ることができ、まるがいない間の朝刊はポストに、夕刊は箱に入っていました。
私が書いた貼り紙も主人書いた貼り紙も役に立ったようです。

貼り紙のことで、つまらないいさかいをしてしまった私たちです。
それにしても、主人は、今まではつまらないことでとやかく言うような人ではなかったのに、最近は、ちょっとしたことで突っかかってくることがあります。
若い頃穏やかだった人は、年を取ると気難しくなったり、怒りっぽくなったりするのかもしれないと思ったりしています。

今日から孫たちもいつも通りに学校へ行き、私はミニの集団下校のお迎えに行きました。
待っている間、他のお母さんたちの会話で、昨日、一年生の全クラスで席替えがあったことを知りました。
ミニは、入学したばかりで、二日間も学校をお休みして、今日、学校へ行ったら席が違っていて、戸惑ったのではないかと心配になりました。
ミニたちが帰ってきて、私は、真っ先に席替えのことを聞いてみました。
「今日、学校へ行ったら、席が替わっていたでしょう?大丈夫だった?」
と聞くと、
「うん。大丈夫だったよ。学校へ行ったらすぐにお友達が教えてくれた!」
と言っていました。
安心しました。

娘の家の前を通ると、まるがいつものように玄関の前のベランダボックスの上にちょこんと座っていました。
私の姿を見て、わかったのかどうか?
特に反応はありませんでした。
声を掛ければ、たぶん、飛んでくるので、私は後ろ髪を引かれてしまうと思い、そのまま帰ってきました。

まるにとって、私の家にいた三日間は、すでに無きものになっているんだろうなと思いました。


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