はーちゃんの気晴らし日記

気ままに 楽しく 書きくけこっこ!

【かわいそうなぞう】にへこんだ~

2010年08月18日 | わたくしごと
12日から昨日18日まで夏休みでした。
コメントをいただきながら、ブログが放置状態になってしまい、申し訳ありません。
また、今日から仕事もブログも再開です。

話は12日までさかのぼります。
その日、私は、銀行へ行きました。
ずっと使用していない通帳があり、残高も多少あったので、解約しようと思いました。
以前は携帯電話料金の引き落としで使っていた通帳なので、その解約やテレフォンバンキングの解約などがあるとのことで、少し待つように言われました。
銀行はガラガラ。
私は、椅子に座って近くにある旅行雑誌を手に取り、関東周辺の観光地や旅館などの記事をゆっくり読みました。
一通り雑誌に目を通し終えたのに、私は呼ばれません。
次々とお客さんが来て手続きを終えて帰っていくのに私だけ一人ずっと呼ばれないまま取り残されていきました。
そばにある雑誌はほとんど目を通しました。
見上げた場所にあるテレビは高校野球を放映していましたが、私には縁のない学校の試合でもあり、かなり点差の離れた試合になっていて、見る興味が失せました。
そんなときにふと目に入ったのが【かわいそうなぞう】という絵本でした。
この話の内容は私も以前から知っています。
でも、じっくり本を読んだことはありませんでした。

<第二次世界大戦が激しくなる中、上野動物園では、空襲で檻が破壊されて猛獣が街に逃げ出したら大変な騒ぎになるということで、猛獣を殺してしまうことにしました。
ライオンや熊は、エサに毒をまぜて殺しました。
でも、象は賢いので毒入りのエサを食べようとはしません。
毒を注射しようにもゾウの皮は厚く針が折れて注射が出来ません。
そこで、餌や水を与えるのをやめ餓死させることになりました。
そして、上野動物園のゾウたちは、皆、死んでいきました。>


話の概略はこんなところです。
実際に絵本を読んでいると、絵と詳しい描写のため、銀行の待合室にいながら、私は一人で泣きました。

餌を与えない日が続き、やせ細っていく象を見るのがしのびなくて、飼育員たちはだんだん像の檻に近寄らなくなっていきます。
ところがある時、飼育員が象の檻のそばを通ると、お腹を空かせてフラフラになった象たちは、やっと身体を支える状態で立ち上がり、一生懸命に芸をするんです。
芸をすれば餌がもらえる!水がもらえる!
その象の姿を見た飼育員は号泣し、水と食料を与えました。
与えてはいけないけれど、がまんできずに与えました。
でも、その後、象たちは次々に死んでいきました。

そんなお話でした。
やっとのことで立ち上がり芸をする象の姿の絵がありました。
その様子も想像できました。
物言えぬ動物の気持ちを思うとたまらなくなりました。
私はへこみました。
立ち上がれない思いでした。
こうして記事を書いているだけでも、また涙が出てきてしまいます。

8月は広島・長崎への原爆投下、そして終戦記念日があり、テレビでは毎日のように反戦の番組が流れます。
戦争が人間だけでなく、こんな風に動物にも大きな被害を与えてしまうものだと痛感しました。
人間の身勝手の結果です。
へこみました。

今年の私の夏休みは、こんなことから、始まりました。




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