夏休みも終わり、まめたろうは、ツブのサッカーの日は、学校から直接私の家に帰ってくるようになりました。
その日の前日、私の近所のYクンに久しぶりに会ったそうです。
小さい頃から一緒に遊んでいたYクンです。
Yクンは、現在、六年生です。
遊びも違うし、最近では、あまり一緒に遊ばなくなりました。
たまたま前日の夕方のほんの少しの時間に二人は久しぶりに会い、じゃれあって楽しく過ごしたそうです。
そして、その時に、
「明日、学校から帰ったら、一緒に遊ぼう!」
と、約束したそうです。
その日、まめたろうは、学校から帰ってくるとすぐにリビングにやってきました。
いつもなら、ランドセルを玄関に置いて、そのまま
「遊びに行って来るね!」
と私に声をかけて外に出て行くのに、珍しく部屋に入ってきました。
前日、Yクンと遊ぶ約束をしていると聞いていたので、遊びに行くんだと思っていました。
「外で遊ばないなんて、珍しいわね。Yクンと遊ぶんじゃなかったの?」
と聞くと、まめは、
Yクンと一緒に学校から帰ってきたんだけど、Yクンは同じ学年の子と遊ぶ約束をしたから、その子たちと遊んでから、ボクと遊ぶと言った。」
と言います。
いつも遊んでいるW君とは、Yクンと遊ぶ約束をしたから、遊ぶ約束はしなかったらしい。
「Y君が呼びに来るまで、ジジと遊ぶ!」
と言って、まめは主人にかくれんぼをしようと言っていました。
私は夕食の支度があるので、台所にいました。
まめは、主人を鬼にして、あちこち隠れる場所を探して、かくれんぼをしていました。
でも、途中で、何度か
「Yちゃん、まだかな?まだ帰ってこないのかな?」
と言っていました。
家の中でのかくれんぼも限界があります。
それほど隠れる場所などありません。
鬼になった主人も、すぐにまめが隠れた場所を見つけるのですが、わざと気づかない振りをして、
「あれ?見つからない。どこかな?」
と言いながら、相手をしていました。
何度か、隠れる場所を探していましたが、それも飽きた頃、まめは
「Y君、まだ帰って来ないのかな?」
と言っていました。
そして、人生ゲームを主人と始めました。
主人もまめの相手をして遊んでいました。
まめは、その間も何度か
「Y君、早く来ないかなぁ」
と言っていましたが、時間はだんだん遅くなり、主人も
「もう、今からじゃ、遊べないでしょう。こんな時間からは来ないよ。」
と言うと、まめは黙っていました。
そうこうしているうちに娘たちが帰ってきました。
「あれ?Yちゃんんと遊んでいるじゃなかったの?」
と、前日の二人の約束を目の当たりにしていた娘は言っていましたが、結局Y君とは遊ばなかったことを私は話しました。
「W君とも遊ばないで、Y君が来るのをずっと待っていたんだけど、Yクンは、他の子と遊ぶ約束をしてしまったらしくて、来なかったのよ。」
と私は娘に話しました。
3年生のまめは、約束を覚えていて、他の子と約束もしないで、Y君の事を待っていたのに6年生のY君が約束を守らなかった。
「Yクンは、約束を忘れていたのかな?それとも、約束なんてどうでもよいと思ったのかな?
W君とも遊ばずにYクンを待っていたまめがかわいそうだなと思ったわ」
と私が言うと、
娘は、
「でも、ジジとかくれんぼと人生ゲームで楽しく過ごせたようだから、良かったのかな?」
と言っていました。
子供同士の事なので、そういうこともあるでしょうが、孫たちには、約束を守る人間になって欲しいなと思いました。
その日の前日、私の近所のYクンに久しぶりに会ったそうです。
小さい頃から一緒に遊んでいたYクンです。
Yクンは、現在、六年生です。
遊びも違うし、最近では、あまり一緒に遊ばなくなりました。
たまたま前日の夕方のほんの少しの時間に二人は久しぶりに会い、じゃれあって楽しく過ごしたそうです。
そして、その時に、
「明日、学校から帰ったら、一緒に遊ぼう!」
と、約束したそうです。
その日、まめたろうは、学校から帰ってくるとすぐにリビングにやってきました。
いつもなら、ランドセルを玄関に置いて、そのまま
「遊びに行って来るね!」
と私に声をかけて外に出て行くのに、珍しく部屋に入ってきました。
前日、Yクンと遊ぶ約束をしていると聞いていたので、遊びに行くんだと思っていました。
「外で遊ばないなんて、珍しいわね。Yクンと遊ぶんじゃなかったの?」
と聞くと、まめは、
Yクンと一緒に学校から帰ってきたんだけど、Yクンは同じ学年の子と遊ぶ約束をしたから、その子たちと遊んでから、ボクと遊ぶと言った。」
と言います。
いつも遊んでいるW君とは、Yクンと遊ぶ約束をしたから、遊ぶ約束はしなかったらしい。
「Y君が呼びに来るまで、ジジと遊ぶ!」
と言って、まめは主人にかくれんぼをしようと言っていました。
私は夕食の支度があるので、台所にいました。
まめは、主人を鬼にして、あちこち隠れる場所を探して、かくれんぼをしていました。
でも、途中で、何度か
「Yちゃん、まだかな?まだ帰ってこないのかな?」
と言っていました。
家の中でのかくれんぼも限界があります。
それほど隠れる場所などありません。
鬼になった主人も、すぐにまめが隠れた場所を見つけるのですが、わざと気づかない振りをして、
「あれ?見つからない。どこかな?」
と言いながら、相手をしていました。
何度か、隠れる場所を探していましたが、それも飽きた頃、まめは
「Y君、まだ帰って来ないのかな?」
と言っていました。
そして、人生ゲームを主人と始めました。
主人もまめの相手をして遊んでいました。
まめは、その間も何度か
「Y君、早く来ないかなぁ」
と言っていましたが、時間はだんだん遅くなり、主人も
「もう、今からじゃ、遊べないでしょう。こんな時間からは来ないよ。」
と言うと、まめは黙っていました。
そうこうしているうちに娘たちが帰ってきました。
「あれ?Yちゃんんと遊んでいるじゃなかったの?」
と、前日の二人の約束を目の当たりにしていた娘は言っていましたが、結局Y君とは遊ばなかったことを私は話しました。
「W君とも遊ばないで、Y君が来るのをずっと待っていたんだけど、Yクンは、他の子と遊ぶ約束をしてしまったらしくて、来なかったのよ。」
と私は娘に話しました。
3年生のまめは、約束を覚えていて、他の子と約束もしないで、Y君の事を待っていたのに6年生のY君が約束を守らなかった。
「Yクンは、約束を忘れていたのかな?それとも、約束なんてどうでもよいと思ったのかな?
W君とも遊ばずにYクンを待っていたまめがかわいそうだなと思ったわ」
と私が言うと、
娘は、
「でも、ジジとかくれんぼと人生ゲームで楽しく過ごせたようだから、良かったのかな?」
と言っていました。
子供同士の事なので、そういうこともあるでしょうが、孫たちには、約束を守る人間になって欲しいなと思いました。