はーちゃんの気晴らし日記

気ままに 楽しく 書きくけこっこ!

久しぶりの実家

2018年05月05日 | 出来事
昨日は、一年半ぶりくらいに実家へ行ってきました。

今年のお正月は、主人の手術などがあったため、実家へ行かなかったので、ゴールデンウィークに実家へ行くことにしました。
5月は、母と弟が亡くなった月なので、お墓参りを兼ねて出かけました。

私と主人と息子の三人で行ったのですが、ゴールデンウィーク後半の昨日も東名も首都高も大渋滞。
東名は下りが混雑していて、私たちは上り方面なので、下りの渋滞を横目で見ながらスイスイ行けたのですが、首都高やお墓へ行くまでの一般道が混んでいました。

実家のお墓には、両親と兄と弟が入っています。
一家で私一人が生き残っているというわけです。
私の家のお墓は霊園なので、事務所の中にお花やお線香が置かれていて、掃除道具やハサミなども自由に使えるので、手ぶらでお参りできますが、実家のお墓は、お寺なので、前日にお花とお線香を買って持って行きました。

お墓の入り口で線香に火をつけられるようになっているので、そこで火をつけてからお墓に行ったところ、お線香立てが小さすぎて、持って行ったお線香が入りません。
仕方がないので、お線香をバラシて、一部をお線香立てに立てようとしたのですが、お線香立ての下の部分は風を入れるためか、二か所大きな穴が開いているので、そこからお線香が飛び出してしまって、うまくまとまって立ちません。
何度かお線香を立て直そうとしても、何せ全部に火がついているので、ちょっと手に触ってもアチイ!アッチッチ!となります。
それで、お線香を立てるのはあきらめて、横に置くことにしました。
2束のお線香を横に置くと、山のようになりました。
しかも、もともとお線香はお線香立に立てるようになっているお墓なので、横に置く場所が設置されているわけではなく、適当な場所に置いたのですが、お墓に水をかけるとお線香にも水がかかってしまいます。
それで、水はかけずに三人とも手を合わせるだけで、お参りを済ませることにしました。
なんとなくすっきりしない物足りないお参りでした。

そのままお墓を出ようとしたのですが、昨日は風が強く、火がついたまま横にしたお線香の一部がどこかに飛んでしまうかもしれないと思いました。
お線香の小さな火でも、飛んだ場所によっては、火事になってしまうという心配もあります。
「このままにしておいたら、危ないよね」
と話しました。
かといって、全部のお線香が燃え尽きるまで、そこでじっと待っているわけにもいきません。
「どうしようか・・・」
と私が言うと、息子が、
「入り口にお線香を売っているから、それに替えれば良いじゃん」
と言います。
「えっ?お線香を売ってるの?」
と聞くと、
「お線香、一把100円と書いてあるよ。お墓で売っているお線香なんだから、きっと大きさも合うんじゃないの?」
と息子は言います。
行ってみると、確かにばっちりお線香立てに入りそうな大きさの束のお線香が売られていました。
勝手にお金を入れるだけでよさそうです。
「な~んだ!それならもっと早く言ってくれれば良かったのに・・・」
と私が言うと、息子は、
「せっかくお線香を持ってきたのに、もったいない」
と言いそうだったから、黙っていたと言います。
それに、どうしても、持って行ったお線香を使いたいのかとも思ったと。

お墓の入り口に置かれていたお線香を持って、お墓に戻り、横にしたお線香に水をかけて火を消し、きれいに片付けた後、新たにお線香立てにお線香を立てました。
そして、今度はいつもの通り、普通にお参りしてきました。
すっきりしました。
私たちのやることを見て、お墓の中の母から「何をばかなことをしているの?」と言われそうだなと思いました。

お寺を出て、実家へ行きました。
実家では、弟の奥さんと甥と姪と姪の旦那さんが待っていてくれました。
お正月のようにお膳にはたくさんごちそうが並んでいました。
私や息子のためにお酒も用意されていました。
お墓参りの帰りにちょこっと寄るくらいのつもりで行ったのですが、色々用意してくれていました。

父と母と弟の写真が飾られた仏壇でお線香を上げ、改めて弟の写真が目に入り、一気にこみあげてくるものがありました。
心からうれしそうに笑っている弟の顔は、泣きたくなるほど幸せそうです。
姪の結婚式の時の写真で、隣にウェディングドレス姿の姪がいる写真を使っているからです。
心が痛い、胸が痛い、辛さがこみあげてきました。

食事の間は、お墓でのお線香騒動を息子が面白おかしく話し、みんなで大笑いしました。
そして、弟の思い出話で盛り上がり、いつまでも話が途切れることなく、楽しい時を過ごしました。

私とはまったくつながりがなくなってしまった弟の奥さんですが、お墓も仏壇もしっかり守ってくれて、昨日のように私たち一家を歓迎してくれて、本当に感謝です。


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