私の主人の現在の職場は、高齢者ばかりの職場です。
定年退職後の高齢者がパートで短時間働くことで、お小遣い程度の収入が得られるという感じです。
60歳過ぎから70歳以上の人までさまざまで、主人は、職場の中ではかなり若い部類に入るようです。
シフトは、2日行って2日休みだったり、1日行って3日休みだったりと、2日以上連続して出勤することはないような体制になっています。
1日に5・5時間、月に13日間くらい働く感じです。
年金をもらっている人ばかりなので、収入面でも年金の受給に触れない程度の金額になるように工夫されているのかもしれません。
主人は、
「そのうち、飽きそう」
と言いながらも、半年経ちました。
先週の中ごろだったか、夜、主人の携帯が鳴りました。
職場の人からでした。
「今、○○さんが、突然倒れたという連絡があったんです。シフトに穴が開いてしまうので、代わりに出勤してもらえませんか?」
という電話でした。
ちょうど主人は、3連休だったので、真ん中の1日をその人の代わりに出勤することになりました。
倒れた人は脳梗塞だったそうです。
主人より1つ年上で、職場で一緒になると、よく話をしている人だったらしく、主人はかなり驚いていました。
「そういう病気なら、回復しても後遺症が残るかもしれないし、年齢的なものもあるから、もう職場復帰は無理かもしれないね。」
と話しました。
翌日主人は、倒れた人の代わりに出勤しました。
それから数日後、その人は、亡くなってしまったそうです。
あっという間の出来事でした。
私はその人には、会ったことはありませんが、主人を仲介に間接的に話をしていたような部分があります。
というのも、その人は○ヨタ自動車の営業マンだったらしく、私は、以前、○産自動車の事務員をしていたことがあるので、会社は違えども共通の知り合いの営業マンがいました。
その人が、○ヨタ自動車のセールスマンをしていたという話から、
「ウチの女房も○産自動車にいたんですよ。」
と主人が言い、その後、話が弾んだそうです。
「△△さんを知っていますか?」とか「××さんを知っていますか?」と主人を通して私に聞いてきて、
「あっ!その人、知ってる!知ってる!」
みたいな話をして、それを主人が伝えて・・・という他愛もない内容でしたが、私も全く知らないというわけではないので、気持ちが沈みました。
主人は、新人さんだし、仕事の事は、その人が色々教えてくれたらしく、年齢も1つしか違わないので、ショックを受けていたようです。
定年退職後の高齢者ばかり集まっている会社なので、そういうことは、よくあるようです。
すぐに後の人の募集をかけるらしいですが、後任者が決まるまでは、主人のシフトも増えてしまうようです。
「代わりに出勤できるのは、健康な証拠だし、幸せなのかもしれない。
お父さんも身体に気をつけてね。」
と、私は言いました。
私達もそういう年になってしまったんだなぁと、改めて思った出来事でした。
今日は、父の命日です。
同時多発テロの翌日に亡くなったので、忘れていてもニュースが教えてくれます。
あれから11年だそうです。
同時多発テロのニュースも年々扱いが小さくなって行きます。
大きな出来事も時と共に風化していくのが常なんでしょう。
実際、両親の死も私の中で遠いことになりつつあります。
でも、今日一日くらいは、あれこれ思い出して父を偲びたいなと思っています。
定年退職後の高齢者がパートで短時間働くことで、お小遣い程度の収入が得られるという感じです。
60歳過ぎから70歳以上の人までさまざまで、主人は、職場の中ではかなり若い部類に入るようです。
シフトは、2日行って2日休みだったり、1日行って3日休みだったりと、2日以上連続して出勤することはないような体制になっています。
1日に5・5時間、月に13日間くらい働く感じです。
年金をもらっている人ばかりなので、収入面でも年金の受給に触れない程度の金額になるように工夫されているのかもしれません。
主人は、
「そのうち、飽きそう」
と言いながらも、半年経ちました。
先週の中ごろだったか、夜、主人の携帯が鳴りました。
職場の人からでした。
「今、○○さんが、突然倒れたという連絡があったんです。シフトに穴が開いてしまうので、代わりに出勤してもらえませんか?」
という電話でした。
ちょうど主人は、3連休だったので、真ん中の1日をその人の代わりに出勤することになりました。
倒れた人は脳梗塞だったそうです。
主人より1つ年上で、職場で一緒になると、よく話をしている人だったらしく、主人はかなり驚いていました。
「そういう病気なら、回復しても後遺症が残るかもしれないし、年齢的なものもあるから、もう職場復帰は無理かもしれないね。」
と話しました。
翌日主人は、倒れた人の代わりに出勤しました。
それから数日後、その人は、亡くなってしまったそうです。
あっという間の出来事でした。
私はその人には、会ったことはありませんが、主人を仲介に間接的に話をしていたような部分があります。
というのも、その人は○ヨタ自動車の営業マンだったらしく、私は、以前、○産自動車の事務員をしていたことがあるので、会社は違えども共通の知り合いの営業マンがいました。
その人が、○ヨタ自動車のセールスマンをしていたという話から、
「ウチの女房も○産自動車にいたんですよ。」
と主人が言い、その後、話が弾んだそうです。
「△△さんを知っていますか?」とか「××さんを知っていますか?」と主人を通して私に聞いてきて、
「あっ!その人、知ってる!知ってる!」
みたいな話をして、それを主人が伝えて・・・という他愛もない内容でしたが、私も全く知らないというわけではないので、気持ちが沈みました。
主人は、新人さんだし、仕事の事は、その人が色々教えてくれたらしく、年齢も1つしか違わないので、ショックを受けていたようです。
定年退職後の高齢者ばかり集まっている会社なので、そういうことは、よくあるようです。
すぐに後の人の募集をかけるらしいですが、後任者が決まるまでは、主人のシフトも増えてしまうようです。
「代わりに出勤できるのは、健康な証拠だし、幸せなのかもしれない。
お父さんも身体に気をつけてね。」
と、私は言いました。
私達もそういう年になってしまったんだなぁと、改めて思った出来事でした。
今日は、父の命日です。
同時多発テロの翌日に亡くなったので、忘れていてもニュースが教えてくれます。
あれから11年だそうです。
同時多発テロのニュースも年々扱いが小さくなって行きます。
大きな出来事も時と共に風化していくのが常なんでしょう。
実際、両親の死も私の中で遠いことになりつつあります。
でも、今日一日くらいは、あれこれ思い出して父を偲びたいなと思っています。