当たり前に
あると
思っていたものが
不意に
そうじゃなくなって
しまうこと
その
心の落胆は
計り知れない
当たり前が
当たり前じゃなくなること
それを
知った私は
またひとつ
大人になったのかも
しれないけれど
そんな
形で
大人になんか
なりたくなかった
珍しく
涙で目を覚ました朝
慌てて
隣を見ると
キミがそこにいて
永遠に続くものの
尊さを知り
再び
涙が零れそうになる
目覚めたキミが
私の頭を
何も言わずに
撫でてくれたから
零れた涙を
見られないよう
キミにぴったり
くっついてみるけれど
やっぱり
涙は止まらない
それでも
キミの温もりを
感じて
私は安堵の息を
漏らし
ずっと
キミと一緒に
いたい
と
漸く素直に
伝える
僕も
ずっと
キミと一緒に
いたい
天邪鬼だった
キミが
私を
ギュッと抱きしめて
そう伝えてくれたから
今日は
涙で目覚めたけれど
最高に
幸せな一日になるんだ
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