あの時
ああすれば
良かった
の
あの時なんて
そうそう
訪れるものじゃない
あの時は
あの時にしか
存在しないこと
もっと
早くから
気付いていたら
良かったのに
あの時
ああすれば
良かった
の
あの時なんて
そうそう
訪れるものじゃない
あの時は
あの時にしか
存在しないこと
もっと
早くから
気付いていたら
良かったのに
君は
いつも
強がったり
嘘をついてみたり
本当に
つかみどころのない人
それでも
何故か惹かれてしまうのは
恋という
二文字が
関わってるから
恋は何処で
いつ始まるのか
分からない
だから
楽しいときもあるの
酷く落ち込んだ心に
君の優しさは
馴染むように
沁みていた
優しさは
はっきりと
形になった言葉や行動よりも
気付かぬくらい
そっと
気遣ってくれる方が
後から
気付いた時
じわりじわりと
心に響く
君の優しさは
そう言う優しさ
そんな優しさを
自分も
持ち合わせていたい
君のように
あんなに
素敵に見えた貴方のこと
今は
何とも思わない
好きだったこと
嘘みたいに
消えていく
まるで
泡のように
跡形もなく
消えていく……
苦しいとき
いつも
君がどこからともなく
現れて
助けてくれた
いつも
助けてもらってばかりだから
今度は
私も君を助けられたらいいな
そう言ったら
百年早いって
言われてしまった
そんなに歳だって
変わらないのに
私よりしっかりしてる君
ありがとう
これからも
何かあってもなくても
頼らせてね
私も君に頼られるよう
頑張るから
あの時
もしも
君の手を
しっかり握って
離さなかったなら
今でも
僕の隣には
君がいてくれたのかな
君が
結婚したこと
風の噂で聞いた
僕は
相変わらず
人に呆れられながらも
夢を
追いかけたまま
生きてる
君を失ってまで
追いかけてる夢に
悔いはない
そう強く
言い切ってしまえればいいのに
今日は雨
空が泣いてくれてる
泣きたくても
泣けない
僕のために
君を
失いたくなくて
「嫌いにならないでね」
なんて
念押しみたいな言葉を
言ったけど
その時
私は
分かっていた
君の好きは
もう私の方を
向いてないって
その言葉で
君を縛り付けようと
したけれど
人の心は
心じゃなきゃ
掴めないこと
知っていたの
「バカだな」
って言いながら
頭を撫でてくれる手は
どこにもなかったから……
桜の季節も終わり
色とりどりの花が
咲く季節も過ぎようとしてる
もうすぐ
暑い夏がやってくる
そんな夏になったら
なかなか忘れられなかった
苦い恋を忘れたい
君じゃない誰かに
恋をしていたい
夏は
もうそこまで来てる
こんな日に
思い出すのは
いつだって
君のこと
憂鬱な雨の日でも
楽しそうに
雨が降る様子を
見ていた君
そんな君を見ていたら
こっちまで
楽しい気持ちになっていた
嫌いだった
雨の日も
好きになれたのは
君のお陰
今日は雨
君の街は
晴れてるかな？
もしも
同じ雨だったなら
君の住む街まで行って
素直な気持ちを
伝えたい
一目でいいから
君に会いたい
夢でもいいから
君に会いたい
思うほど
簡単には
願いは叶わない
それでも
願わずにはいられない
君に会いたいと……
