他人にあって
自分にないもの
そればかりに
目が行って
いつも
嘆いていたけれど
きっと
他人から見たら
同じなんだろう
だから
ないものは
ないのだから
無い事に
悩みたくはない
抱えている悩みは
人それぞれだから
周りに惑わされることなく
私は
私の生き方を
私は
私の信じる道を
進んでいきたい
他人にあって
自分にないもの
そればかりに
目が行って
いつも
嘆いていたけれど
きっと
他人から見たら
同じなんだろう
だから
ないものは
ないのだから
無い事に
悩みたくはない
抱えている悩みは
人それぞれだから
周りに惑わされることなく
私は
私の生き方を
私は
私の信じる道を
進んでいきたい
貴方の残像に
ずっと
囚われていた
貴方みたいな人
貴方とは違う人
いつ誰に恋したって
貴方と比較するのが
常だった私
でも
漸く長い魔法から
抜け出せた気がする
貴方のこと
凄く尊敬してたけれど
結局
貴方も
ひとりの人間
周りにいる人と
変わりないんだって
悪い意味とかじゃなく
私が
良い意味で
貴方を美化し
色眼鏡で見ていたってことなんだ
この次の恋が
あるかどうかは
分からないけれど
次は
貴方越しに相手を
見るんじゃなくて
その人自身を
見れますように
もしも願いが
叶うなら
そんな恋を
してみたい
好きになった人に
好きになって貰うのは
そんなに
難しいことでは
無いのかもしれない
あと一押しで
あともう一息で
付き合えたかもしれないのに
付き合えなかった人のことは
つい美化してしまいがちだけれど
かけられた
恋の魔法から
目覚めるまで
魔法にかかってしまった
時間は
取り戻せないから
せめて
もう遅いかもしれないけれど
今からは改めて
ひとつひとつの
出会いを
大切にしたい
それが
恋というものじゃないとしても
貴方が好きな私と
私が好きだった貴方じゃ
熱量が
違いすぎる
貴方とのこと
思い出して
再燃した恋
でも今は
気持ちに整理が
ついた気がする
貴方の気持ちを
計りかねて
期待してた
私が馬鹿
長かった想いの
熱量が
下がっていく
私の気持ちに
返事するのも
面倒なくらい
貴方の気持ちは
冷めてたんだ
返事のなかった
手紙の答えが
漸く分かった気がする
貴方とのことは
過去形にできそうだから
次こそきっと
幸せな恋に
期待を込めて
この恋に
さようなら
どんなに
願っても
貴方とは縁がないんだ
分かってたけれど
改めて
他人にそう言われると
苦しくなるくらい痛感する
世の中に
ごまんと人がいる中で
貴方に
出会えたことは
奇跡でも
運命でも
なんでもなかったんだ
貴方に
全力で
ぶつかったつもりだった
だけど
何度もぶつかる
気力は無かった
貴方じゃない
貴方じゃなかった
運命の人とか
赤い糸の先にいる人
本当に
いるのかな……
疑心暗鬼に
陥る思考
人生は
恋だけじゃない
だけど
恋もしたいと
思う事は
贅沢ですか？
貴方の隣は
とても
居心地が良かった
私が何を言っても
怒ったり
否定することもなくて
いつでも穏やかな口調で
肯定してくれた
いつも
何かに悩んでいた私
自分から
言い出すタイプじゃない
私の性格を
見越してたのかな
悩み事あったら
訊くぞ
なんて
さりげなく
言ってくれた貴方の
気遣いと
優しさ
でも
あの頃は
貴方に
弱いところを
見せるのは
抵抗もあって
素直に
悩みを打ち明けるなんてこと
できなかった
貴方の前では
いつも
素の私でいれたのに
そういう時は
貴方の前でも心をガードしていた私
好きだとは
絶対言わない貴方だとは
思うけれど
もし
あの時
私が
好きです
と言ったなら
貴方は
同じ言葉を
くれたのかな……
私が一番欲しかった
その言葉を
貴方の口から
聞けたなら
少しは
後悔も
薄れるのに
運命の
女神は
私には微笑んでは
くれなかったんだ
貴方宛に
書いた手紙
それに
返事がなかったこと
それが
その時の
貴方の答えならば
私の想いは
完璧に片想い
いくら
貴方と心が
通い合った過去が
あったとしても
今の貴方の気持ちは
きっと
私には無いのでしょう
それでも
貴方のこと
思い出しては
二人で楽しく
会話をした
あの頃に
戻れたらと
思うのは
きっと
私の我儘
分かってる
分かってるけれど
やっぱり
貴方を
好きな気持ちは
簡単には
消せないんだ
優しくて
励ましてくれて
私を導いてくれる
そんな貴方のことが
大好きで
過去形にできないくらい
今も好き
憧れていた人だから
自分が
好きだとしても
貴方が
好きになってくれることが
あるなんて
ずっと
思いもしなかった
新しい恋は
まだ見つからない
だから
貴方との想い出が
眩しくて仕方ない
貴方のこと
最初から
嫌いじゃなかった
貴方の気持ちに
気付くのが
もう少し早かったらと
何度思ったことだろう
私の好きは
未だに
空回りしてばかり
貴方には大切な人が
いるかもしれないのに
ほんと
馬鹿……
貴方が好き
なんて
可愛く言えたなら
貴方の気持ちを
捕まえること
できていたのかな
でも
私たちは
捕まえたりしなくても
お互いの気持ちが
通じ合っていたんだと
思う
言葉や
形にすることは
出来なかったけれど
確かに
ふたりの気持ちは
同じだった
彼氏彼女の
一歩手前の
関係だった
私たち
もしも
ふたり
付き合えていたら
今はどんな風に
なっていたんだろう
貴方への
想いは
空より果てしなく
どこまでも
ずっと
続いてる
貴方が私を忘れても
私は貴方を
忘れない
この世を去る時まで
きっと
貴方を
想ってる
レンズ越しに
私を見る
眼差しは
優しさに
溢れていたように思う
年下の
私が
ちょっと
失礼な事を
言ったとしても
怒ったりすることもなく
いつも
いつも
穏やかな人だった
年上の人と
ずっと
意識してたわけじゃないけれど
包容力みたいなのが
ある人だった
でも
お兄さんみたいな
貴方だから
好きになったわけじゃない
寧ろ
貴方が時折みせる
無邪気な表情や仕草に
惹かれていた
帰りたいな
あの頃に
戻れないのを
分かっているから
いつまでも
未練がましく
思ってしまうのだとしたら
この恋に
一生
終止符が
打てない
きっと
ずっと
貴方のことを
忘れられない
