毎回会うたびに
彼氏できた?
って冗談っぽく
聞いてきていた
貴方
いつも
いないです
と
言っていた私のこと
貴方は揶揄っている
だけなのかなって
ずっと
想ってたのに
最後の最後に
告白めいたことを
言ってくるなんて
思いもしなかった
だけど……
いつも
軽口叩いてくる貴方が
ちょっと静かだったのは
告白しようとしてくれてたのが
原因だったのかなって
今にしてみれば思う節もある
貴方の気持ちが
分からなかった私も
馬鹿だけど
素直になれなかった
貴方も
馬鹿
そんなこと
言いたくても言えないくらい
時間が
過ぎてしまった今
貴方は
誰と暮らしているんだろう
貴方も
そんな風に私を思い出してくれていますか?
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