目を見て話せたくらいで
想いが通じるわけがない
貴方のあとに
知り合った人も
いたけれど
貴方ほど
私のことを
心配してくれた人は
いなかった
再会して
貴方の目を見て話したって
それだけで
私の気持ちが
通じるわけなんか
ないのに
少しだけ
期待してたのかもしれない
強がらず
素直に気持ち打ち明けていたら
未だに引きずらなくて
済んだのに
忘れたくても
忘れられない貴方の存在が
少しだけ
憎らしい
八月も終わり
秋が近づき
空もどんどん遠くなるのに
私の心は
貴方に奪われたまま
変わらずで
呆れるくらい
貴方が好きなままで
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