一句鑑賞

春立ちぬ

明日は戌の日、明後日は節分で立春となりますね。

春立つや子規より手紙漱石へ   榎本好宏

子規は漱石へどんな手紙を書いたのでしょうか?

漱石は子規へ、わが俳句を送っております・・・つまり読んで感想といいますか添削といいますか・・・そんなやり取りが行っていたのですね。

その返事でしょうか?

2,30年前に熊本の近代文学館で漱石生誕100年展だったか?だとしたらしっかりと年数を数え直さないといけませんね・・・

で、行きました!資料も買っておりますので広げればわかるのですが・・・この寒さ、動けません<(_ _)>

その時に見ました、漱石が書いた数十句に子規が手を入れた手紙も展示してありました。

添削の手紙か、はたまた病気のことなどを子規が漱石へ書いたものか・・・

季語が・・・春立つですから、そこから想像するに・・・病状がやや好転した報告でしょうか、はたまた漱石の句への感想なのか・・・分かりませんが、二人の濃い関係を感じますね。

立春のまだ垂れつけぬ白だんご   中山純子

みたらし団子ですかね?

白いつやつやの団子に春をかんじたのでしょうか、春もまだ無垢の状態なんでしょうか。

 

バス停の時刻メモして春立てり  25年ほど前の句です(^_^;)

これはお若い学生さんを想像してください。

 

先日、イワサキ先生と郵便局の前でばったりお会いしました。

92才! あら!どう?俳句つくりようね?

今、投句してきたの・・・(-_-;)

と言われまして・・・お恥ずかしい。

立ち話もなんですから、お家までご一緒しましょうか?

大丈夫よ!まだこんなに歩けるとよ・・・参りました<(_ _)>

私と18才違いは昔から知っておりますが、いやーお若い!

 

石原慎太郎さん89才だったとか・・・ご冥福をお祈りします。

傾げるはやさしさに似て水仙花   これも一句かな

此処は秋月の山音ガーデンの水仙、3年前の写真。

わが家の水仙は今は盛りです・・・・といったところで

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