小学生のための 千字文漢字練習プリント

古代の中国で生まれた千字文で漢字を学ぶプリントです。
1日20分ぐらい。親子で取り組んでみてください。

111・112 丙舎傍啓 甲帳対楹

2022年02月05日 | 千字文

 みなさん、こんにちは。

 今回は《丙舎傍啓 甲帳対楹》のプリントをアップしました。

 そしてブログでは「甲」に注目しました。

 

 漢字の成立ち辞典によると、甲は中のものを周囲から覆いかぶせて閉じ込める図形で、「物の表面にかぶさる硬い殻」を意味します。

 甲をふくむ漢字には「表面にかぶさる」というイメージがあり、

 押 甲(表面にかぶさる)+手 手をかぶせて押しつける。

 岬 甲(かぶさる)+山 両山がかぶさった中間のはざま。日本語では「みさき」と読む。

 狎 なれる。枠をかぶせて手なずけるさま。

 だそうです。

 ついでといってはなんですが、十干をまとめておきます。

 甲 コウ きのえ

 乙 オツ きのと

 丙 ヘイ ひのえ

 丁 テイ ひのと

 戊 ボ  つちのえ

 己 キ  つちのと

 庚 コウ かのえ

 辛 シン かのと

 壬 ジン みずのえ

 癸 キ  みずのと

 ひらがな部分は、鬼滅の刃の鬼殺隊の階級でつかわれていたので、子どもも関心を持ってくれるかもしれませんね。

 

 リンク先にあるプリントは千字文(岩波文庫)、漢字源(学研)などを参考にしてつくりました。

 子どもが漢字を身につけるのに役に立つと思います。小学生のお子さんがいるお知り合いの方がいたら、よければこのブログを紹介してください。

 みなさんのリアクション、お待ちしています。



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