みなさん、こんにちは。
そしてブログでは「幾」に注目してみました。
漢字の成立ち辞典(加納喜光著)によると、幾には「近い・もう少しで」という意味があり、細い糸を二つ並べた絲+人+戈で、わずかな距離まで武器を人に近づける形をしているそうです。
幾をふくむグループには、
「小さい」
「細かい」
「近い」
といった意味があり、ここから、
機 幾+木 細かい部品の働きで動くカラクリ。機械。そこから転じて、わずかな兆し。機微。
磯 水に近い石の多い場所。いそは国訓。
畿 都に近い地域。近畿。
饑 食糧がわずかでひもじいさま。饑饉。
となるそうです。
プリントにある「庸言必信之 庸行必慎之」は荀子の言葉です。
庸言(ようげん)は必ずこれを信とし、庸行(ようこう)は必ずこれを慎とす。
原文ではさらに、世俗に流されないようにしながら、独断専行をやりすぎない。そんな人を謹直な人という。といったような文章が続きます。
こういう文章を読むと、自分の至らなさを強く感じます。そして娘には同じ轍を踏まないようにしてもらいたいと強く思います。
リンク先にあるプリントは千字文(岩波文庫)、漢字源(学研)などを参考にしてつくりました。
子どもが漢字を身につけるのに役に立つと思います。小学生のお子さんがいるお知り合いの方がいたら、よければこのブログを紹介してください。
みなさんのリアクション、お待ちしています。
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