みなさん、こんにちは。
千字文で漢字を学ぶプリントです。
親御さんに教わりながら音読したり、書いたりして、なんとなくでいいので、知らない漢字に馴染んでいきましょう。
今回は《殆辱近恥 林皋幸即》のプリントをアップしました。
そしてブログでは「近」に注目してみました。
漢字の成立ち辞典(加納喜光著)によると、近にふくまれる「斤」はおのを意味しており、斧を木の板に近づけて切る様子を表した形だそうです。
このため「斤」には、
「近づける」
「断ち切る」
の意味があり、斤のグループは、
近 斤(近づく)+辶 近くまで接近する。
祈 斤(近づく)+示(神) 願いを近づけようと神に祈るさま。
芹 切って食べる野草。
欣 憂さを断ち切って晴ればれするさま。欣喜。
となるそうです。近、祈はストンと意味が理解できますね。芹と欣はちょっともどかしいかもしれません。
林皋について、古くからある注釈は人の名前としていますが、そのような人がいたかどうかわからないので、岩波文庫の千字文では林や沢(=皋)と訳していました。
つらかったり、しんどいときは、山や河川敷ですごすと気持ちが落ち着きます。自然のなかでリラックスすることのすすめ、といったところでしょうか。
リンク先にあるプリントは千字文(岩波文庫)、漢字源(学研)などを参考にしてつくりました。
子どもが漢字を身につけるのに役に立つと思います。小学生のお子さんがいるお知り合いの方がいたら、よければこのブログを紹介してください。
みなさんのリアクション、お待ちしています。
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