藤木直人が朗読の『ねじまき鳥クロニクル』を聴いてみたけど、これは40分くらいで挫折してしまった(上だけで11時間くらい)。
藤木直人の語りが私に刺さらなかったのもあるが、急に猥談のようなことを言い出す謎の女のくだりで、主人公の男性がうんざりして電話を切るように、私もちょっとうんざりし途中でやめたくなってしまった…。
その後、気楽に聞けるビジネス書を物色。睡眠時間が人生を変える的なビジネス書を聞きだしてしまったが、
朝食の皿を片付けながら、世界的な成功者と呼ばれる人たちから「僕って毎日8時間寝てるから絶好調〜」的な言葉を次々聞かされ、キミらは深夜早朝とかに家事することなんてないんやろ…と勝手に心がすさんでいき即停止。
そして高山真の自伝的小説だという『エゴイスト』(小学館)を聴き出した。これは4時間数十分くらいで、終わりまで行けそうな予感。
ってことでさいしょの1時間くらいを聞いた。田舎でゲイの生きづらさを抱えた主人公は14歳で母をなくし、大学進学と同時に東京へ。30代の気ままな生活を謳歌する中で、病気の母を支えながら生きる若者と出会い…という流れ。
聞きやすい語りで、同性愛を扱っている小説だけど今のところ変に捻ったところもなく素直に面白い。リアルに誰かの経験談っぽいので分かりやすいのだろう。
映画は観ていないけど、エゴイストって誰がどういう意味で使っているのかな、という興味で聴いている。