凪良ゆうの人気BL小説が原作です。私はこれ見ないわけにはいかんくらいには原作がお気に入り。
吃音でぼっちの高校生男子が、スクールカーストの頂点に立つ美少年にべた惚れ心酔する話です。
前半はそのネガティブコミュ症男子〈平良 一成〉の視点で書かれ、いじめられっ子の心理がちょっと辛いくらい。後半は美少年〈清居 奏〉の視点で展開し、噛み合わない二人の恋路がコメディーにも見えるくらい面白い。まあ、官能小説的な部分も強いので嫌いなかたはお気を付け下さい。文章はライトノベルっぽくて読みやすいです。
ドラマは気恥ずかしくて直視できるかと心配でしたが意外とよくて30分ドラマを2回とかみるときもあります。なにしろ若者がまぶしい。
原作のいい台詞を押さえつつ、原作には無い映像としていいシーンを入れているなあと思います。夏に水を掛け合ってキャッキャするとか、手持ち花火に美少年の顔が映えるとか、田舎道の土手を自転車で2人乗りするとか。
W主演の二人も役に合っていて、今回はネガティブ少年がうっとりしながら「尼になりたい」（相手を神と崇めすぎて神に仕える尼のようになりたいという意）という台詞がちゃんときもくて良かった。これは話の意図を汲んでいる言い方だなあと。
いま3回目で、BLお約束の突然のキスもありつつ、次回から美少年視点かしら？とワクワクが止まりません。
